二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

ガラス皿 月に波

2019年04月24日 | 日記

二鶴工芸です。
平成回顧録8
ガラス皿 月に波です。
2012年に開催された「京もの工芸品 京都オークション」に出品した作品です。
ガラス皿はこの作品の数年前から展開していましたが、出品のために別注で扇型を依頼しました。
この後、扇型はレギュラーになっていきました。
プラチナ箔・純金箔・螺鈿・胡粉で加工。
今思えば著名な工芸作家さんはじめ、そうそうたる顔ぶれで選考がよく通ったなと思っています。
落札はされましたが、金彩工芸がほとんど認知されていないことに落胆。
このイベントをきっかけに、こうなったら遠慮なくやってやろうと思いオリジナル作品の出品の機会を増やしていきました。
もっと金彩を知ってもらわないといけないと思ったわけです。
そんな転機になる作品でした。