二鶴工芸です。
画像はジーンズやバッグ等に使用されていますデニム生地になります。
但し、このデニム生地はセルビッチデニムといいまして生地の両端にステッチの入った耳が付いています
所謂ビンテージデニムといわれていますモノになります。
ビンテージと言っても生地が古いという訳ではありません。
旧織機で織られたもので、生地の幅が若干狭いのが特徴で、やや織りムラがあります。
通常生地屋さんで販売されています生地は量産のタイプで幅がたいてい1m超のモノが多いと思います。
ジーンズマニアの方はやはりこのセルビッチのあるデニムに拘りがあり、色落ちも拘っています。
高級メーカー、高級ジーンズのほとんどが、このセルビッチのある生地を使用しています。
岡山の倉敷が有名ですね
別に拘りの無い方はどうでもいい話ですが
今回画像の2種類(ステッチが違い、仕入れ業者が違います)の生地を知り合いの業者に洗い加工に出します。
現状は糊付けの状態でリジットと呼ばれる状態のデニムです。
いじっている間に指先に青色の染料が付きます
画像のバッグはサンプルで以前に試験的にバッグを仕立ててから洗い加工をしたものです
わかりにくいと思いますが、見洗いの生地と比べて色落ちがしているでしょう
大手のメーカーは仕立ててから洗い加工に出してビンテージ加工と称して販売しています。
業者が製品洗いの加工が都合でできなくなったので、今回は生地の状態で洗い加工をしていただきます。
でたとこ勝負ですのでどう色落ちするか計算はできないらしいです
この生地で何を作るかは未定です。