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星田オステオパシー

痛みの新研究

習いに行ってる手のツボ療法の先生から

「読んでみてください、鍼を使えない人向けです」

と紹介されて読みました。まー団体で売ってるアイテムを販売するための本みたいに読めないこともないのだけど、素直に読むと非常に興味深い内容でした。

まずこの著者はもともと鍼灸師なんですけど、全編通して体に刺す鍼・お灸の危険性についての記述がありまして・・・この方は研究・実験マニアなので恐らく記述に間違いはないのでしょう・・・うーん、鍼灸やってる人には受け入れがたい事でしょうけど。

鍼の問題については、オステ的に言うと多層構造の筋膜へ貫通型の傷を付けると言うことで以前から危険な気はしていたのだけど(あと瀉血や吸い玉も)、行う前後でちゃんと体の陰陽診断を行って体に悪いと言うことを調べたらしい。

ただ同時に、他人に触られる療法・・・つまりマッサージなども実は体に良くないという事も書かれていて・・・うーん、絶縁出来る手袋などをしたら大丈夫なのかな?
昔から悪い気を受けるとか言うのはそういうのと関連があるんだろうか・・・けど、世の中からマッサージが消えるとしたらなんか味気ないね。

とにかく、実際にこの方の理論で自分自身にも施術でも結果が出てるので、ここで勧められてる器具とか使ってみようと思います。効果あったら宗旨替えも厭いません、変わる勇気!

そうそう、この人の信用できるところはこの本でも

「今まで指先からの瀉血が緊急の場合に有効だと言われていて、我々も行っていたが実際にちゃんとデータを取ったところ誤りであると分かったので、取り消す」

なんてのを堂々と本に書いてる事なんですよね・・・これってなかなか出来ないことですよ、特にこういう業界では。

と言うわけで、また報告しますねー。顔のしわを取るとか、そういうのもあるんです(そうそう、この本では顔面に鍼を打つことで小皺を取ると言う方法が結局は顔面の毛細血管収縮を招き、中期的にはしわを増やしてしまうことになる・・・と書かれているんですが、これを勧めてくれた鍼の先生はそれが得意技でもあるのです・・・なのにこれを勧めてくれるって・・・信用できる!)。
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