どんな理由があるにせよ

自分の命に自分で期限を決めてはいけません

2ヶ月前を思い出してごらん

死にたくないのに命を落とした人が、どれだけいたか

繋いでいた家族との手が、津波という悪魔に引き離されてしまった人
職務を全うし、たくさんの人を助けながら、ご自身は命を落とされた人
新しい生活のスタートラインに立ち、希望に胸を膨らませていた人
想像出来ないほどたくさんの命が、無理矢理奪われてしまったんだよ

その人達が天国で見ていたら「代わりににその命を私に頂戴！」と、きっと言っている

今この時にも、病気と闘ってる人もたくさんいる
待ってる人のために頑張る！と決めて闘っているのに
それでも力尽そうな人もいる

「私はやりたいことがたくさんあるの。だから私と代わって」と、きっと思っている

ちょうど上原さんと同じくらいの年頃の時
私も「もういいや」と思ったことがある
でも、勇気を振り絞って踏みとどまった
今になってみると、「あの時なんで『もういいや』と思ったんだっけ？」
と・・・
あの時、あんなに深刻に、真剣に悩んだはずなのに
確か失恋だったような・・・くらいにしか思い出せない
不思議だよ

20数年で人生の全ては見終わらない
生きているから幸せを感じられる
擦りむいた膝小僧の痛みは、きっといつか忘れられる時がくる

自分の命を自分で奪うことを、勇気とは言いません
それでも、どうしてもダメだと思ったら、取りあえず一日だけ延ばすことにして
目を閉じてゆっくり深呼吸してごらん

深呼吸を繰り返していると、胸の奥がだんだん温かくなってくるのに気が付くよ

どんな理由があるにせよ
自分の命に自分で期限を決めてはいけません