ほるすのしっぽ

のんびりいきます
のんびりお付き合い下さい(笑)

国宝 薬師寺展

2008年04月26日 | 美術館・博物館他
6月8日まで、東京国立博物館 平成館で開催されている国宝 薬師寺展に行って来ました

勘違いかもしれないけど、「日光菩薩 月光菩薩が初めて揃ってお出まし」みたいなコピーがあったような気が・・・
そのコピーがすごく微笑ましくてね~
だって初めてのおつかいみたいで、なんか幼稚園の園服を着てお手々繋いで歩く可愛い童を想像しちゃって、楽しみにしていた訳です

また、薬師寺さんの東京別院へは、時々お写経に伺っているご縁もあり、比較的早い時期からご案内をいただいていたのでした

今回の薬師寺展は平城遷都1300年記念ということですが、国宝の日光菩薩立像と月光(がっこう)菩薩立像が揃って寺外で公開されるのが初めてという、画期的な展示会な訳です

この両菩薩像は、普段は本堂の薬師如来さまの両脇に光背をたたえてお立ちになっているのですが、お留守番の薬師如来様はさぞ寂しいだろうなぁ~ とか、
背負い物がなくて、両菩薩様はお風邪をおめしにならないだろうか・・・なんて、妙に俗世的な事を考えちゃうのは私だけ?(笑)

そんな笑い話はおいといて
今回の展示では壇が設けられているので、立像と同じ目線で見られることと、光背が外されているので、360度・上から下から細部にわたって見られるのがとても素晴らしいです
じっくり時間をかけて見てください
今から1000年以上も前に鋳造された青銅製のものだなんてとても思えない技術力・表現力に圧倒されます

また、これも国宝の聖観音菩薩立像もお出ましですが、力強くも優美なお姿とたおやかな表情は、思わず顔の筋肉が緩んで微笑み返しをしてしまいます

国宝・吉祥天女画像は、麻布に描かれた彩色画としては日本最古と言われていますが、この絵画自体は縦1mもないくらいの小さなものです
側に寄って目をこらしても、ディテールが今ひとつ見えづらいのですが、昨年のダ・ヴィンチ展の「受胎告知」の際に取り入れられていた、パーツ毎に拡大した画像を展示することで、実物だけでは堪能できない細やかな色づかいを見ることが出来ました

さらに、今は神社とお寺は別々に存在していますが、その昔は一体だったそうです
ここ薬師寺にも、薬師寺をお守りする休ケ岡八幡宮があり、今回はそちらからも「僧形八幡神」という、とても珍しい神像が展示されています

ちなみに薬師寺さんは法相宗の大本山であり、その始祖はあの玄奘三蔵法師さまです
玄奘三蔵法師と言えば西遊記で有名で、夏目雅子さんや深津絵里さんら女優さんが演じられていますが、実際にはとても凛々しいお坊様であったようです

会期はまだまだありますし、毎週金曜日は午後8時まで開館していますので、お近くにお越しの方もそうでない方も(笑)、是非足を運んでみてください

最期に・・・仏様の秘密をば・・・

仏様はみな




扁平足

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