ほるすのしっぽ

のんびりいきます
のんびりお付き合い下さい(笑)

京都 ~Day1~

2015年05月24日 | 旅・散策
東京駅6時16分発 のぞみ3号 かなり空いているだろうなとの予想は見事に外れ、逆にかなりの混雑
6割超くらいは出張のサラリーマンさんのように見えました

京都駅は8時半ちょい前に到着、そのまま奈良線に乗り換えて隣りの東福寺駅へ
東福寺へは紅葉の時期に一度行ったことがありますが、通天橋を往復しただけで他のところは素通りでしたので、今回は行く前に予習して、ちょっと時間をかけました

塔頭の一つである「光明院」さん
虹の苔寺と呼ばれていて、観光客は多いはずなのですが、いい意味で観光地としての位置づけに一歩距離を置いているのかなと思いました

水の音、鳥のさえずり、風の音…
京都に着いて30分も経っていないのに、一気に空気が変わりました
ちょうどこの時の拝観者は私だけ
のんびりと、贅沢に、自然の奏でる音だけに身をゆだねることが出来ました

東福寺の三門に向かうと、修学旅行生が三門内部に入って行くところでした
一般の観光客はきっと、特別拝観とかの時じゃないと入れないのでしょう
ちょっと羨ましかったです
と書いて、ふと思いました
幼い頃や若い時の有難みって、ある程度の経験を経てみないと、あまり実感しないものなのかもしれないなぁと…

続いては東福寺 方丈の「八相の庭」へ
実は前回訪れた際、帰京してから八相の庭北庭の市松模様の写真を見て、なんて美しいお庭なんでしょう
ここを見ずにして東福寺に行ったとは言えないわぁ(泣)と、大変な後悔をしたのでした
今回の京都訪問の二大目的の一つがこちらのお庭でした


こちらは通天橋の内部です


通天橋を渡りきり開山堂へ向かうと、普門院前の庭園もなかなか素敵です

この庭園の左側には白砂が市松模様に砂紋が描かれていて、それはそれは眩しく美しいです
お時間のある方は愛染堂前から通天橋に戻らず、林の中を歩くのが絶対にお勧めです
流れる川の音が、それはそれは心地良いのです

通天橋から次は塔頭の一つである「芬陀院(ぶんだいん)」さんへ向かいます
こちらは水墨画で有名な雪舟が作庭した枯山水「雪舟庭園」またの名を鶴亀の庭で有名ですが、本堂へ向かう石畳からがなんとも言えない趣があります
小さな茶室がありますが、雪舟さんもこちらで一服したのかな?
図南亭(となんてい)の丸窓から見る東庭は、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか


ここからは少しウォーキングタイム
御寺 泉涌寺方面に向かいます
芬陀院で行き方をうかがったところ、20分くらいとのことでした
でも大通りまで出ないで東福寺領域を出たら方角だけ間違えなければ、結構短時間で到着することができます

泉涌寺別院の「雲龍院」さん
こちらには「走り大黒天」様がおわしまして、大きな袋を背負い、わらじ履きの左足が一歩前へ!
皆さんのところに福を届けに行く準備万端な、有り難い神様です(写真撮影禁止)

こちらの「悟りの窓」も有名ですが、下の小ぶりの襖絵もとても見ごたえのある立派なものでした
実は、悟りの窓の並びに、般若心経が刻まれた黒の石版を置いてある窓があるのですが、私は最初、そちらが悟りの窓だと勘違いしまして、般若心経を3回唱えてから奥に進んだら、こちらが悟りの窓だった…というオチがあります
f(^^ゞ

ちなみに勅使門の内側には秋篠宮悠仁様のお印である高野槇の木があります
他にも見所満載で、『雲龍院の「へぇ~」ポイント』という、ユニークな案内を頂戴できますので、ぜひ楽しんでください
あれ? お寺さんで楽しむって不謹慎かしら?

「御寺 泉涌寺」さん
皇室との縁が深いので、「寺」の前に「御」がついているのだそうです。
ちなみに「みてら」と読みます


実はこちらでは「楊貴妃観音」さま「だけ」チラッと拝してくるつもりだったのですが、拝観料がかかるので、全体も回らせていただきました
広大な敷地の中に建つ仏殿や舎利殿など、質素な荘厳さを感じました
行って良かったです

泉涌寺さんを出た所でお昼近くなっていた為、ちょうどお客さんを降ろしたタクシーに乗り、東山五条にある大谷本廟に向かい、父方の祖母のお墓参りをしてきました
たぶん、おばあちゃんのお墓参りは私が一番してる(笑)

そこから五条坂を清水寺入り口まで上り、清水坂を下りてくる予定でしたが、あまりの修学旅行生の多さに断念
本当は二年坂・産寧坂を通り高台寺まで足を延ばしたかったのですが、今回は東大路通の西側がメインでしたので、五条坂を上り切ったところで清水坂を下り、途中六道珍皇寺を右に見て、六波羅蜜寺に到着です
こちらには銭洗い弁天さまがおわします。
銭洗い弁天と言えば鎌倉が有名ですが、こちらの弁天さまはガイドブックにも載っていないんですよね
なんでかしら?
ちなみに、こちらで洗ったお金は使わないで貯めておかないとご利益がないそうです
私は帰京してから定期預金にしてきましヨ (*^^)v 1万円だけだけどw

この後は今回の旅行のメイン「安井金毘羅宮」さんへ向かいます
こちらは「良縁結びと悪縁切りの神様」として有名ですね
特に願い事がかかれた形代に覆われた碑は、テレビでもよく紹介されます
私も形代にお願い事を書き、表から裏へくぐるときには悪縁切りを、裏から表にくぐるときには良縁結びをお願いしてきました
ちょっと勢いがつき過ぎて、膝に青アザを作ったのは内緒のお話(笑)
どれだけ必死だったの?と思われちゃいますよね (^^ゞ
縁切りと言っても人様との縁だけでなく、例えばタバコやギャンブル、お酒を止めたい、病気と縁を絶ちたいというお願いごとでこられる方も多いそうです

ここから祇園のバス停まで歩き、やっとお蕎麦の昼食をサッと済ませ、市バスで銀閣寺道まで向かい、大好きな真如堂さんに向かいます
いつもは市バスの真如堂前のバス停から向かうので、裏から境内に入っていたのですが、今回は正面から伺おうと思い、住宅街の中をテクテク歩きます
こちらは女性をお救いくださる「うなずき阿弥陀」さまがおられます
境内のモミジが美しく、秋の紅葉もそれはそれは見事ですが、新緑の時期も空気が新鮮で、吸い込んだ空気で肺の中がきれいになった気分になれそうですw

こちらの枯山水は「涅槃の庭」と呼ばれ、東山を借景に、入寂されたお釈迦様を弟子の方々が見守っておられる様を表されています
右側の木に寄り添うように立っている石は、お釈迦様のお母様です
息子を見送るお母様の寂しい気持ちが伝わってきて、こちらを作庭された方はなんてすばらしい石と出会われたんだろう
これも仏様のお導きというものなのかな?と、ちょっと神妙になる場所です

また、しばらく伺っていない間に新しいお庭が出来ていました

仏堂の前にある「隨縁の庭」
2010年に重森千青さんにより作庭されたそうです
かなりモダンです

久々の真如堂さんを堪能した後は、本日のお宿がある四条烏丸方面に向かいましたが、そう言えば「六角堂」さんが近かったわと気づき、拝観時間を調べましたら午後5時まで
あらぁ~ 間に合うじゃないということで、六角堂さんに向かいました
こちらは聖徳太子が建立した御堂がありますが、境内は鳩でいっぱいです
ここで焼き物の鳩がかわいい鳩みくじをひきました
境内にある柳の木の二つの枝をこのおみくじで結ぶと良縁に結ばれるという言い伝えがあるそうなので、もちろん私もお願いしてきました

その後「黒柴印の和んこ堂」さんに立ち寄り、「老後は豆シバを飼いたい」姉にお土産を買って、本日のお宿へ

で、ここで終わらないんのがほるすでありますw
もちろん夕飯のためですが、実は祇園地区には何度も足を運んでいるのに、テレビによく出てくる巽橋を見たことがない…
で、錦市場を通り抜け、賀茂川を渡り、ひたすらテクテクテクテク

やっと目的の巽橋@白川に辿り着きました
ここはビックリするくらい、外国からの観光客ばかりで、日本人はほとんどいませんでした
出来ればもう少し角度の良い位置で人の映り込んでいない写真を撮りたかったのですが、中国語を話す人達は私がカメラを構えていても全然お構いなし
橋の真ん中でスマホをずっと操作していたり、電話をしたり
他の国の人達は、私が写真を撮りたいのだと察して(これがごく普通だと思いますけど)、自分たちが写真を撮り終わるとニコッと笑ってはけてくれるんですよね~
この、アングルがとんでもなく中途半端な写真一枚に、実は20分近くかかっています(苦笑)

夕食は前からちょっと気になっていた「かねよ」にきんし丼を食べに行きました
ん…
歴史にあぐらをかいた商売をしているこちらには、二度と行くことはないし、人にも勧めないですね

さてと、明日に備えて宿の大浴場にのんびり浸かり、今夜は早寝をします
実に35,000歩ほど歩きました


















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