亀と鴎の挑戦

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【そわそわする】天皇杯準決勝 川崎戦【1週間】

2021-12-12 22:22:57 | トリニータ2021

いまだ興奮が冷めやらぬ状況ですが、ホットなうちに更新してしまいたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

建前上は中立という扱いだけど、フロンターレのお庭でさせてもらっている感は否めない。メインスタンドから見て右半分はトリニータ応援エリアとなっていて、バックスタンド側はトリニータサポーターの割合が多かったです。ホームの雰囲気を作らせないくらいのサポーターが集結してくれました。

 

 

 

 

チャンピオンチームということだけあって、ボール回しが早く、そして正確でトラップも上手い。トリニータとしては食らいつくので精一杯のように感じたが、リーグ戦での対戦の時よりやれているという感触は間違いなくあった。手も足も出なかった状態だったリーグ戦から、危険なエリアに侵入するくらいの脅威は与えられたかなと思う。

それでも決定的なチャンスは川崎のほうが多かったけど、高木のスーパーセーブや、エンリケとペレイラの屈強なディフェンスが当たっていて得点を許さない。前半を0-0で終えたことはトリニータのプラン通りといえる。

 

 

 

 

 

後半に入ってからも流れは大きく変わらないが、メンバーの入れ替えによって若干ながら立ち位置が変わる可能性が出てくる。ダミアンや旗手がアウトするのは明らかにトーンダウンで、こちらにもチャンスが出てくるのかなと期待が持てた。井上がGKから奪い、下田に出してシュートしたシーンはモノにしてほしかったな。

どの選手が入っても基本ベースは川崎のほうが上であるので、終始ピンチが多かったが高木を筆頭に守り切ってくれた。90分通して0-0で、延長戦での勝負となる。

 

 

 

 

既に選手はヘロヘロな状態であったが、試合が動いたのは延長後半。小林悠に決められて万事休す。反対側のスタンドでタオルマフラーを回していたのが圧巻であった。

もう追いつくしか選択肢が無くなったトリニータは、エンリケを前線に上げてパワープレーで勝負を仕掛ける。そして川崎勝利が近づいてきたアディショナルタイムでまさかのエンリケトレヴィザンが同点ゴールを決め、勝ち進むための可能性を残す。

トリニータ側のスタンドは大盛り上がり。もはや誰が決めたのか把握できなかったくらい冷静になれなかった。エンリケだと気づいたのは延長後半終了後にビジョンを見てからだった。

 

 

 

そして1-1で終了し、勝負の行方はPK戦に委ねられる。一度は諦めかけていた新国立の夢は、キッカーと高木に託される。

 

 

 

これまでPK戦は何度かあるが、実際に立ち会うのはこれが初めてのはず。緊張感がすさまじかったが、選手のほうが我々の想像以上に緊張していたはずだ。

 

 

※以下のPKの流れはあくまで記憶便りで、一部記憶違いのところがあるかもしれませんのでご了承ください。最後まで目を離さずに見ていましたが、ところどころ冷静になれていない部分があったので。。。

 

ましてや最初のキッカーなんて余程のメンタルがないとやれない。下田はポストに当てながらも、よく決めてくれた。

川崎の最初のキッカーは知念。冷静に流し込まれた。ACLでもPK戦は決めていたはずだから、おそらくPKは得意としているのだろう。

長沢はポストに当ててしまったが、しっかりと隅を狙った結果であるし責められない。

川崎は山村であったが、ここは高木のセーブが飛び出し長沢の失敗を帳消しにする。

3番目は松本。厳しいコースにズドンと蹴り込み成功する。

川崎は小塚。恩返しすることなく冷静に流し込まれる。

4番目はエンリケ。長い助走であったが意表を突くかのようなコロコロで冷静に流し込む。

川崎は塚川であったが、ここできっちりとセーブし次決めれば勝利というところまで来た。

 

 

命運は5番手の小林裕紀に託されたが、止められてしまい勝負つかず。

川崎の5番手は小林悠で、冷静に決め小林対決は悠に軍配が上がった。

サドンデスとなった6番手は三竿で、プレッシャーに負けずきっちり決める。

川崎は谷口が務め、これもきっちりと決める。

7番手は町田で、ここはチーム最多得点を象徴するかのように落ち着いて決める。

そして川崎は山根であったが、ここで高木が片手で止めて勝負が決まった。

 

 

 

勝利が決まった瞬間は盛り上がり過ぎて、まともな写真は一つもなかった。写真よりも勝利の余韻を大事にしてました。本当に幸せな気分でした。

ここまでどうしたらよいかわからないくらい嬉しすぎてパニックになったのは、ナビスコ決勝行きを決めた準決勝名古屋戦以来である。

 

 

川崎フロンターレからしてみれば、トリニータという存在が厄介だと思っているに違いない。2002年では目の前で優勝を決められ、2009年には優勝に大きく近づく1戦で敗戦、2020年では勝てば優勝という場面で阻まれ、そして今回は決勝進出を阻まれた。トリニータがいなければ2つタイトルが取れていたと思っているだろう。

川崎一強となるのは何としても避けたいけど、古巣の選手には拍手で迎えてくれるし、トリニータ相手でも全力で向かってくれるし、伊佐が足吊った時には伸ばしてくれたりもした。嫌いになりたくないし、目標とするチームとして今後も憧れの存在としていてほしい。

 

 

 

 

 

 

強いか弱いかは置いといて、今のチームが片野坂体制の中でいちばんピッチ内で一体感を感じる。やれることとやれないことが整理されていて、決して背伸びはせず、できることに対して全力を出すことができる。

弱さを認めているからこそ、逆にそこが感動を呼ぶ原動力になっている。

 

 

 

決勝は行きます。チケットは既に手に入れているので、1週間そわそわしながら過ごすことになりそうです。

そういえば、スタジアム出口付近で川崎サポーターがチケットを渡す光景が見られていた。我々には当然味わったことのない、準決勝敗退チームが行われる譲渡行為を体感することができた。上述の通りチケットは確保していたので素通りしたけど、決勝に進むってこんな優越感を味わえるんだなと思わずにやついてしまった。

決勝進出は言葉に表せないくらい嬉しいけど、もはや新国立に行けること自体がご褒美のようなもの。優勝を目指す姿勢は持ってほしいけど、ここまで来ればあとは純粋に決勝独特の雰囲気を楽しんでほしい。ここまで連れてってくれること自体が何よりも嬉しいし、大分県民として誇りに思う。

泣いても笑っても次が片野坂体制最後の試合。どんな結末になろうとも泣くだろうし笑うだろう。ナビスコ決勝も、全ての昇格の瞬間も立ち会えてない俺からすれば次の試合は未知の経験。サッカーの楽しさを思う存分味わいたい。

 

 

じゃこの辺で


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