亀と鴎の挑戦

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トリニータ総集編2021 Part3(選手評価(前編))

2021-12-23 20:50:04 | トリニータ2021

今年も選手評価をしていきます。昨年と同様、前編ではコメントによる選手評価のみとし、後編にはデータに基づいた選手評価をしていきます。

5段階評価やベストイレブン、MVPについては後編にて発表し、昨シーズンは独自の評価ポイントを5段階評価で加算しましたが、今シーズンは遊び心無く普通の5段階評価にする予定です。

 

※特別指定選手や2種登録選手は省略

 

GK1 高木駿

昨年と同じく不調により守護神の座を明け渡すことになるが、昨年と同様再度ポジションを掴みとる。ポジションを掴んだ後は好セーブを連発し、勝利へと導いたプレーも多くみられた。

降格させてしまったことは守護神として、そしてキャプテンとして悔しかったに違いないが、暗いムードを作らせない働きかけをやれていたことは最大限に評価してあげたい。そして、天皇杯を準優勝に導いてくれたのは他でもない守護神のおかげ。来季も頼みます。

 

 

DF2 香川勇気

待望のトリニータでの初ゴールを記録することができたが、トータルでのパフォーマンス自体は本人にとって納得していないだろう。多くのタスクや運動量が求められるポジションで、攻守にわたってハードワークしてくれていることは試合中でも十分伝わったし感謝している。香川と併用できる選手がいて、使い分けるなりして配分できればもっと力を出し切れたのかなと思う。野嶽や増山が出れない期間はほぼフルで出るしかなく、怪我無くポジションを守ってくれたことは大いに評価したい。

 

 

DF3 三竿雄斗

退場してしまった試合はあったものの、ほぼフル稼働で高いパフォーマンスを見せてくれた。隙あらば攻めあがる姿勢を見せ、チャンスシーンでは最前線にいることもしばしば。欲を言えばもっと数字上での結果が欲しかったけど、巡り合わせや他の選手のパフォーマンスも絡んでくるので決して個人でどうにかなるものでもない。

クールなように見えて、試合中に高木を叱るくらいの厳しさを兼ね備えている。チームには欠かせない存在である。

 

 

DF4 坂圭祐

ポスト鈴木義宜として無駄にハードルを上げさせられた感があるが、そんな雑音は無視して坂らしさを見せてほしいと願っていた。

開幕戦で見せたロングフィードで期待感を見せてくれたが、その後は欠点のところが目立つようになり、広島戦で大量失点してしまった後は出番を失ってしまう。湘南時代には任されていなかったタスクを求められていることもあって本人も苦しかったに違いないが、この経験は今後に間違いなく活かされると信じたい。

 

 

DF5 福森健太

北九州時代から良い選手だなと思っていて、迷うことなく5番のレプユニを買うことに決めたが、J1の壁にぶつかる形となって再度北九州に移籍することになった。

トリニータで出ていた時も惜しいクロスは何度かあったが、そこまでボールが運べないことがほとんどだった。北九州では何度も高い位置をとる場面を目にしたので、実力があるということに対する疑いはない。確かな自信をつけて、再度J1に挑めるように繰り返し勝負するのみ。

 

 

MF6 小林裕紀

何度か失点に直結しそうなミスはしたものの、基本的に安定感をもたらせてくれた。評価は難しいところがあるが、周りの選手が安心して攻撃参加できるのも後ろに小林が良いポジショニングしているのが大きいのかなと感じる。

イサスタグラムに出てくる回数も割と多いし、野嶽に本を薦めてくれたりと気配りもできる。盛り上げ方を知ってる良い兄貴分である。

 

 

MF7 松本怜

思うように出番を得られず、久しぶりの出場となった仙台戦では怪我で途中退場となり運にも見放された。自分が出れない時に降格が決まってしまったことは何よりも悔しかったであろう。

もはやベテランの域に入っているが、まだまだスピードは健在であると信じている。最古参の”大分の顔”としてまだまだやれることはあるはずだ。3度の降格を知る男は、今度は”3度の昇格を知る男”として歴史を刻んでもらいたい。

 

 

MF8 町田也真人

彼がいなければ何も攻撃の形が作れないと思わせるくらいに中心的存在としてのパフォーマンスを見せてくれた。チーム最多の8得点は素晴らしいことは言うまでもないが、どんな場面にも顔を出せてビルドアップを助けてくれた。子供のような容姿だがこれでも俺と同じ年。同世代希望の星だがちょっとだけ嫉妬している。

意外にも今シーズンのアシストは0だが、ラストパスが無かっただけで得点に絡む動きはハイライトを見ても明らかである。

 

 

FW9 髙澤優也

開幕から出場機会は多かったが、結果を残すことができず新潟に修行に行くという決断となった。結局新潟でも思うような結果は残せず、髙澤にとって地獄のようなシーズンとなった。

昨年よりマークがきつくなったという分析もできるが、それ以上に本人のパフォーマンスが上げられなかったことが全て。9番を背負ってくれたことやサポーターの心に刺さるコメントなどは嬉しかったが、それに見合った結果を残せなければ厳しい評価をされることは覚悟しなければならない。

 

 

MF10 野村直輝

出場した試合では高い技術力を見せてくれたが、昨年と同様に稼働率がよろしくなかった。開幕戦で怪我して長引いたのは大きな誤算になった。

チームの勝敗に直結するくらい影響力のある選手。J2降格の責任はJ1昇格で取り戻してもらいたい。

ところでインスタは直ったんだろうか?

 

 

MF11 下田北斗

前評判通りのパフォーマンスを見せ、大分の心臓として攻守にわたりアクセントをつけてくれた。プレーで引っ張るタイプかと思いきや、チームメイトに対し厳しいことも言える一面があったり、降格が決まった時はどの選手よりも涙が流れてしまった一面があったりと熱いハートの持ち主でもある。どのチームでも愛される理由がわかった。

できることなら選手コールをして気持ちを伝えてあげたい、チャントを作ってあげて熱唱したい。そう思える選手である。

 

 

FW13 伊佐耕平

あくまで「13番」を背負った伊佐ではなく、これまでと同じ目線での評価としたい。13番は伝統のある番号ではあるが、必要以上に背負う必要は無い。

そのうえで評価するなら、前年とほとんど変わらないといったところが素直な感想かな。前線でのハードワークはかなり助けられたし、湘南戦でのゴールは気持ちが伝わった。宣伝隊長としての役割も全うしてくれて、あとは勝負所での結果を残すのみ。2得点ではあったけど、できることは全てやったということが痛いほど伝わったので批判する気にはなれない。

 

 

DF14 エンリケトレヴィザン

最終ラインでどんと待ち構え、抜群の安定感をもたらしてくれた。1対1での対応は勝率が高く、高さでも圧倒的な勝率を誇ってくれたので、まさに助っ人として申し分ない活躍を見せてくれた。

入国が遅れ、フィットするまでに時間がかかったのが悔やまれる。それでも試合をこなすごとにパフォーマンスを上げていけたところは流石プロだなと感じる。

 

 

DF15 小出悠太

点獲ろっかな」を見事有言実行させ、湘南戦を勝利へ導いてくれた。右CBとWBの両方を高水準でこなしてくれ、終盤戦ではレギュラーとして固定できた。出場時間も徐々に長い時間での起用が増え、期待されていることの表れともいえる。

個人的に、後半戦のMVPを挙げるなら小出でもいいんじゃないかなとすら思えた。

 

 

FW16 渡邉新太

4得点は少ないように感じるが、昨年の知念や渡、一昨年の後藤と比べるとそんなもんかと思えてきた。

シーズン途中に同ポジションの補強を行ったが、むしろポジションを明け渡すまいとレギュラーポジションをがっちりと掴んだ。果敢なプレスはチームを助けてくれたし、熱い気持ちは勢いをもたらせてくれた。結果を残せるかは本人の努力次第だが、報われてほしいなと思える選手であった。

 

 

MF17 井上健太

23試合出場はルーキーと考えればまずまずの数字。アシストを第2節横浜FC戦で決めたときは今後の活躍を期待したが、そこから数字上での結果は天皇杯のゴールくらいしか残せなかった。

自慢のスピードは一瞬だけインパクトを残せたと思うので、あとはそのスピードを武器にできるようにJ2で鍛えてもらいたい。

 

 

FW18 藤本一輝

リーグ戦ではPK失敗がどうしても頭をよぎってしまうが、その後も腐ることなくポジション争いに挑み続け、ドリブルなど持ち味を見せようとする姿勢は見せてくれた。WBなど本来のポジションから遠ざかる起用もあったけど、可能性を見せてくれるプレーは何度かあった。

結果を残すことできっかけを掴む可能性はあるので、チャンスを逃さなければ可能性は開かれる。

 

 

DF19 上夷克典

一時はレギュラーを獲得できるくらいのパフォーマンスを見せてくれたが、安定した状態が続かず、結局終盤はポジション争いに絡めなかった。

決して層が厚くないポジションで、固定できればかなりチームを助けられる存在となれただけに残念に思う。

 

 

FW20 長沢駿

高身長を活かしたポストプレーや得点シーンを多く演出してくれ、昨年にはない武器を出せていた。そのぶん相手チームからのマークがきつくなり、思うように結果を残せなかった。

自身の結果よりもチームプレーを大事にし、間違いなく良い人であると確信している。それだけにシュートがキーパーの正面に行くなど持ってない場面が多かったのが可哀想に感じた。

 

 

GK22 ポープウィリアム

途中から出番が回ってきて、一時はレギュラーを掴む活躍を見せてくれた。特別悪いパフォーマンスは無いように感じたが、チームを助けられるプレーはそれほど多くみられなかった。GKに求められるのはセービングだけでなく、ビルドアップやコーチングといった部分も高い水準で求められる。まだまだ吉坂コーチのもとで学ぶことは多そうだ。

 

 

MF23 高山薫

唯一のリーグ戦出場となった湘南戦ではウェリントンに屈される形で失点に絡んでしまった。あれは誰がついても失点したと思っているが、結局そのプレーを最後にリーグ戦に絡むことは無かった。

移籍先の相模原では最初は出場機会があったものの、結局ベンチ入りすらできない試合が続いた。慕ってくれる後輩選手のためにも、もう一花咲かせてほしい想いはある。

 

 

GK24 西川幸之介

吉坂コーチのモノマネを披露したりと上々のスタートを切ったが、結局今シーズンはそこから姿をほとんど見ることは無かった。おそらく日本一厳しいと称されるGK練習を、口数が少なくなるほど味わったに違いない。

まずは試合に出ることを夢見て、果敢に食らいついてもらいたい。

 

 

MF25 小林成豪

今シーズンは出場機会を多くもらえたが、納得のいく結果を得られなかった。インパクトのあるドリブルは影を潜め、守備での貢献度しか評価してあげられないのが現状。

度重なる怪我で思うようなパフォーマンスを出せていないのか、それとも試合勘が戻ってきていないのか、まずはJ2で取り戻せるのであれば自信をつけてもらいたい。

 

 

DF26 黒崎隼人

思うようにアピールできず、結局いちご農家のイメージしか印象に残らなかった。シーズン途中に古巣となる栃木へ戻る形となった。

戻った先では不動のレギュラーで、持っている実力は決して疑うものではなかった。福森と同じく、使い方次第で戦力として計算できるので来季の契約が気になる選手の一人である。

 

 

MF27 梅崎司

苦しむチームを助けるべく、14年ぶりの復帰を決断してくれたことは心から嬉しかったし、心から感謝している。

スタメン出場は果たせず、戦力としての活躍は期待を反するものとなったが、ここで終わるような選手でないことは誰もが感じていることだろう。トリニータでプロ入りし、トリニータで現役を終わらせるためにやれることはまだまだあるはずだ。

 

 

MF28 野嶽惇也

鹿児島のチームメイトから背中を押される形でJ1の舞台へとチャレンジすることを決断してくれた。

J1デビュー戦は横浜FMのエウベルに洗礼を浴びる形となり悔しい想いをしたが、ラスト3試合ではチャンスを与えてもらえ、高パフォーマンスを見せサポーターに存在感を示すことができた。湘南戦での脳震盪が無ければもっと活躍の場が早まったのかなと考えると、もしかしたら残留できたのかなと思えてしまう。

 

 

MF31 ペレイラ

エンリケと同じく入国のタイミングが遅れ、コンディションの調整が難しいシーズンを送ることになった。ようやく本来のパフォーマンスが見れたのは終盤戦になってからで、エンリケを「堅」と例えるならペレイラは「柔」と実況の小笠原さんが例えるくらい身のこなしがやわらかいプレーを見せてくれた。天皇杯準決勝でも高パフォーマンスを見せ、松葉杖姿でもサポーターと共に全力で盛り上がる姿勢はまさにムードメーカーといえる。

 

 

FW33 呉屋大翔

2ゴール1アシストは物足りない数字だが、それでもトリニータの前線事情を考えれば軸として考えていかないと攻撃が成り立たない。

守備のところに課題があるように感じたが、俺からしてみればそこまで守備の貢献度のところは求めてない。そのぶん決定的な仕事をやってくれることで助けられる存在であってほしい。

 

 

MF38 高畑奎汰

開幕スタメンを勝ち取ることができ、その後も比較的チャンスはもらえていたが、チームの成績と共に出番も失っていった。

貴重なホームグロウンの選手だが、やはりインパクトを残していかなくては生き残るのは厳しい。まずは軽いプレーを無くして、長所を引き出すポジショニングをしないとJ2でも活躍できない。危機感が重要となる。

 

 

 

MF39 増山朝陽

途中加入ながら、九州のためにと熱い気持ちを前面に出してくれる心の持ち主。

怪我で長期離脱した期間もあったが、出場した試合は持ち味のドリブルでチームを助けてくれたし、柏戦ではゴールを決めて勝利に貢献してくれた。見ていて心から応援したくなるし、もっと長い時間見てみたい選手。ファンサービスできるようになったら、もっと愛される選手になれそう。

 

 

MF40 長谷川雄志

副キャプテンとして軸となる活躍を期待されていたが、効果的なパスが送れなかったり、逆起点になることも多かったりで悪い部分が目立ったシーズンとなった。

選手が抜けたことよりも、長谷川が期待通りのパフォーマンスを出せなかったことが誤算と言われても仕方ない。第26節以降チャンスすた与えられていないことで本人も危機感が生まれているに違いないので、もう一度這い上がってほしい。下田に求められていることを、長谷川でも同じようにやれるということを信じている。

 

 

DF41 刀根亮輔

貴重なバックアッパーとして、時にはスタメンとして出場したりと割と活躍の場は多めだった。

派手な見た目とは裏腹に、プレースタイルは堅実そのもの。刀根が最終ラインにいることで安心して攻めあがるという一面もあるだろうし、副キャプテンらしく見えてないところでの貢献度も多少なりともあるんじゃないかな。あくまで推測だけど。

 

 

MF43 弓場将輝

ルヴァンカップで経験を積み、第6節でプロ初ゴールを決める。1年目としてまずまずのスタートといったところか。

J2に舞台を移す2年目はもっと出場機会が多くなることが予想される。天皇杯準決勝ではベンチ入りしているだけに期待されていることの表れだろう。遠慮せず大きく飛躍してほしい。

 

 

GK44 吉田舜

天皇杯でトリニータとしてのデビュー戦を飾ったが、2失点して動画内で謝罪する羽目になった。ミスで謝らなくてよい。謝るなら高木とポープが不安定だった時期にスタメン争いに絡めなかったことについて謝罪してほしい。

練習でひたむきに努力しているなら、嫌いになるはずがない。次の公式戦に向けて、しっかりと準備してもらいたい。

 

 

DF49 羽田健人

主にボランチとして着実に出場機会を得ている。でかい図体からの素早いチェックは間違いなく相手のプレッシャーになっているだろうし、徐々にだがJ1仕様の選手として成長してきている。

あとはヒーローとしての活躍ができれば、もっと一皮むけることができると思う。まずは伊佐スタグラムでボケるところからでいいのでインパクトを残そう。

 

 

後編では5段階評価など数字での評価となります。

 

じゃこの辺で


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