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自分では買わず、図書館で本借りて読んでいる、読書嫌いの感想になっていない読書感想??

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幸福な朝食  乃南アサ

2011年02月04日 09時15分24秒 | 作者  な
幸福な朝食  乃南 アサ

どうして大きくならないの?なぜ返事をしないの―。マリオネットの手足がてんでに宙を舞う。狂気が胎児のように、着実に育ってゆく。友人の死にまつわる赤い記憶も、しだいに形をとりはじめ、そして―第1回日本推理サスペンス大賞優秀作受賞。 (Amazon より)


発行 1988年11月15日
新潮社
P254


前に、『凍える牙』を読んで、同じ作家さんの作品をと、思い読みました。

サスペンスものとは知らず、だが、「なんか事件もんなんだろうな・・・」と、思いつつ読みましたが、「あれ?」的でした。

主人公の志穂子。誰もが認める美人。いつか「女優になる!」と思っていた。
が、自分そっくりの柳沢マリ子の出現により、その夢は絶たれる。
そして、影の人形操り士となる。
そして、今までスキャンダルが一切なかったマリ子に、人形劇で声優をしている良助との愛人スキャンダルが!
そして、志穂子は、「自分は妊娠した」と周囲に報告するのだが・・・

狂喜の、結末へと。

孤独な女が、周囲には言えない、静かな激情を秘めていた。
この時代だからでしょうか。
「子供を生まなければならない!!」
と強迫観念にかられた、女の、哀れな、お話。

前回読んだ『凍える牙』と同じ作者?と思ったほど、違いました。
と思うのは、私だけ?




正直な感想を!!










巻末の、
第一回 日本推理サスペンス大賞   選評

の審査委員のコメントの方が面白かった!! ごめんなさい!!

もうね、酷評なんですよ!!

これの 日本推理サスペンス賞に応募した中から、4名を選んだのですが、選んだにも関わらず、酷評!酷評!酷評!!

「だったら、該当者ナシ」にしたらいいのに・・・と思ったのですが。

ただ、大賞はなし。
優秀賞でこの「幸福な朝食」が選ばれた、のでした。

いや~、
他の3名の方の小説も読んでみたい。

凍える牙   乃南 アサ

2011年01月23日 12時10分47秒 | 作者  な
凍える牙  乃南 アサ

深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか?野獣との対決の時が次第に近づいていた―。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。 (Amazon より)



1996年04月20日発行
新潮社
P380


ネタばれ有り





ファンタジーであると、私は思った。


冒頭を読んでいた時には、思いも寄らなかったお話でした。

最初、人が自然発火!?
思わず
「Xファイルか!??」

音道貴子は、離婚暦あり。
警官だった男と職場結婚。
ですが、刺激を求めた貴子は、機動捜査隊へと配属を希望。
旦那よりも多忙な日々を過ごし、旦那が浮気。

高村薫氏の合田雄一郎と一緒。忙しいと離婚するのでしょうか?
でも、同じ警官なら妻の苦労も解ってもいいのでは?
って、それは私だけなのかな?

男性社会の警察官。今回の「立川時限発火ベルト殺人事件」では、紅一点。
相方の刑事・滝沢。典型的な、古臭い堅物刑事。滝沢も貴子と組まされ、不満。
最初は貴子を無視するように捜査します。貴子も貴子で「女だとなめられたら」と意地をはるはる。意地の張り合いの二人。
ですが、最後には解り合える? と思ったら、捜査は終了でした。


まさかの展開。
中間時点?で、「疾風」が出てきます。
その時に
「・・・・・え?うそ・・・、こういう展開なの・・・?」
と。

でも、「疾風」は皆さんに愛されるワンコなのです!!

私も思わず「ほしい!!」であった。
ただ、訓練次第ですよ?
ゴールデンレトリーバーを買ったはいいが、訓練しなくても言う事を聞くと勘違いする飼い主が、ペットショップとかに苦情を言うらしいです。
昔「あらいぐまラスカル」が流行った頃。一般家庭でアライグマを飼ったと。
でも、あらいぐまって気性が激しく、それに困った飼い主が捨てると・・・。
飼ったのなら最後まで面倒をみましょう!! 


主人公の音道貴子=トカゲ(オートバイを使って秘密裡に相手を追撃する任務) はバイクで疾風を追います。
そのシーンがいいですね。
疾風が本当に気持ちよさそう。貴子も。いつも一人でバイクで走っていた貴子。相方が出来て、貴子も「すごく楽しかった」と、任務も忘れて疾風と一緒に東京の街を走り回ります。

いっつも思うのですが、
どうして、悪者の最後の一人って助かるの?まあ、警察には捕まるが。
やっぱり、自供をさせないといけないから?背景が読者やテレビでは視聴者が解らないからだろうか? でも、最後の一人まで疾風に殺させたかった

最後の、笠原の自供のシーンは、目がうるうる・・・

健気な健気な、疾風。

「ああ!!疾風!! お前はいいやつだった!!

ラスト
音道貴子が疾風に会いに行きます。
もうちょっと早くに行っていたら、疾風は助かったのでは?と思うのは私だけでしょうか? 貴子なら疾風の頑なな心を解してくれたのではないかと・・・。

悲しいお話でした。

これ、ドラマや映画になっているみたいですが、

う~~~~ん・・・疾風を実写ですか?

読んでいて、疾風って、私の印象からいくと、べらぼうに大きな犬に感じるんですよ。
それを実写で、オオカミ犬=ウルフドック は実際にいる犬みたいですが、犬の大きさって。 まあ、中にはすごく大きな犬いますが・・・。

これは、小説で面白くて、映像にするにはどうでしょうか?
でも、見てみたい。
レンタル屋にあるかな?


ちょー美女と野獣  野梨原 花南

2010年10月08日 07時57分24秒 | 作者  な
ある森に、美しい姫・ダイヤと野獣が仲良く暮らしていた。だが呪いが解け、野獣が美しい王子・ジオに戻ったのを見たダイヤは、喜ぶどころか不機嫌に! 元の野獣に戻してもらうため旅立つが…。 (Amazon  より)



辛口です。
ファンは読まないで










多分、読書好きな方なら、1.2時間で読めるのでは?
私は3日間かかりましたが・・・(遅い??)
ラブラブのを読みたくて、ネットで調べたらコレが上がっていたので、借りました。
超!!ご都合主義!!!
あまりにもの、超ご都合主義に、申し訳ないが、呆れてしまった・・・

しかも、
これシリーズものなんです!!
それにも、これまた吃驚!!
人気があるから、シリーズ化されるのでしょうが・・・
「ライトノベルって、こんなの??」
と思ったんだけど・・・どうなん??
この後の続編、申し訳ないけど、読みたいとも思わなかった・・・