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追悼・ハネギコンプレックス

Hanegic

今朝、ふと、この家の前を通ってみようと思いました。

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解体が始っていました。
たったの20年です。

私的・建築家の終焉

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ときどき通って、様子を見ています。
コンクリートと鉄骨の建物だから、解体もなかなか進みません。
なんとなく、なりのはて、を見届けてあげたい。。

写真に写っている「木」は当然伐られてありません。
なんという木だったか、今では調べようがないのですが、立派な木でした。
建物を解体して更地にする場合、そこにあった「木」というのは、必ず根こそぎなくされてしまいます。
まぁ、そうしないと売れないのでしょうが・・・
「家」にも「木」にも価値を見出せない事って、悲しいですね。
どちらにも「命」があるのに。。

 「不動産」って、いったい何?
 何に価値があるの?

扱っている人には、その土地の上にあるものなんかに、なんにも価値はないんですね。
「株」と同じで「公示価格」とかの所詮架空の数字に意味があるだけ・・・
それに対して、莫大な「カネ」が動くのだから、ばからしい。。

この写真の土地は、約200万円/坪です。
田舎の土地なら、そのひと坪の金額で、40~50坪の土地が買えます。いや、もっとか・・
比較できる事ではないけど・・・・

なんだかね。。。。

コメント一覧

しだ
始めて通った時は、更地だったと記憶してます。
築60年の洋館だったとは・・
残念ですね。

相続税というのは本当に問題がありますね。

ご近所にも確か、洋館のような家がありますね。
最近、通っていないので存在しているのかわかりませんが。。

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ハネギの解体途中で、地下の姿を見ました。
大きなボリュームでした。
お金があったら買って、ギャラリーやカフェをやってみたかったです。
しょせん無理でしたが・・
瀧 浩明
あらー、じゃあ建て替える前の家もご存知かしら?
http://studio-blank.com
画家だった祖父が建てた家で、築60年の洋館でしたが、
相続に伴って取り壊しました。
規模や価格がハネギと似たような感じだったので、
今回は他人事でないようなところもあります。

相続税が半端ではないですし、全体では高くて売り手がつかない。
分割して更地にするしかないんですね。
建築家は無力です。

ハネギは「なにがどうなっているのかわからない」
ねじりみたいなものが好きでした。
地下も大きそうだったので、一回入りたかったです。
しだ
瀧さん、はじめまして。
ハウスコではお見かけしてます。

ハネギ・・・
もう解体終わったかもしれません。

シノハラ建築といっても名作だとは思いません。ただ、自分が建築に夢中だった頃のものだったので、ちょっと個人的に感傷があります。


M'sの事も御存知なんて、うれしいです。

>御縁・・

実は瀧さんの家、知っているんです。
M'sの現場の頃(2000年頃)でしたね。

こちらこそ、よろしくおねがいします。
瀧 浩明
おお,ハネギ件、目撃した人いるのですね。
http://studio-blank.com
うちの日記にも写真UPしてます。

HPの方、拝見しました。
事務所は中野なのですね。
ハネギは目立たないところにありますから、
お住まいがご近所さんでしょうか?

worksのM’sは代田橋に出るときに前を通ります。
葛西潔さんによる住宅の隣ですね。
集合住宅の仕事があるのはうらやましいです。

学年で言うと当方がひとつ下のようですが
これもなにかの縁かもしれませんので
よろしくお願い致します。
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