堺を良くしたい人集まれ!

私達は堺を、安全で美しく、若い世代に借金を付け送りせず、皆が将来の不安なく、誇りに思える堺にしたいと思っています。

堺にLRTなんか要らない (2)

2009-03-22 18:04:31 | 鉄軌道計画
ひとつ本気で提案してみたい。

木原市長とその指示で動いている公務員は絶対やりたいと思っているだろうから、
リコールでもしない限り、このまま実行するだろう。

そこまでやりたいのなら、その前にこんな実験をやってみようじゃないか。

最終的にLRTの利点はエコだというだけに尽きると思うから。

 
〔提案〕

 LRTを運行させようとしているのとまったく同じルートを既存のシャトルバス を含めたバスで運行してみようじゃないですか。

 期間はシャープが生産を始めたときから一年間。

 バスもノンステップバスがあり、お年寄りにもやさしくなっている。
 乗客数もLRTとそれほど変わらない。必要な ら増便すればいい。
 もちろん、阪堺線方面から堺東まで来れるようにする。

 それで、実際の需要も想定できるし、425億もエコのためだけに投資してもい いか見極められる。

 その間は阪堺線は一時運行を停止してもいい。そのための費用など一時的なもの でそれほど大きくはならないだろう。

 なにも、はじめから線路を引いてまでやらなくても、実験はバスで出来る。

 ほんの一部の住民のためだけにそれだけの大きな支出をして、借金を抱えること がいいのか、実験を踏まえて結論を出したほうがいい。
(としこば)

堺にLRTは要らない (1)

2009-03-22 17:03:42 | 鉄軌道計画
堺市がいよいよLRTに本格的に取り組もうとしている。

その概要はこうだ。
①阪堺線のLRT化      約60億
②堺東から堺駅まで      約85億 (レール施設を含む)
③堺駅から臨海部シャープまで 約280億

合計で            約425億円となる

上下分離方式で下にあたる設備・電車などは堺市が上の金額を出す。
       上は阪堺電鉄(?)が運営し、利益を出せることになっている。

しかし、この計画には問題が本当に多い。

①そもそも、この425億円の3分の1(?)は堺市の借金として今後市民が返済 していかなければならない。(140億前後か)
 事業費が膨らまなければの話で、おうおうにしてさらに費用がかかったというこ とが多い。
②このLRT事業の恩恵に浴する住民の数が極めて少ないことが大問題。
 現在阪堺線やシャトルバスを利用している人間とシャープへ通う従業員くらいな ものだ。
 それを、恩恵にも浴さない全市民の税金でまかなおうというのだからなんともお かしい。

③多大な投資をして、本当に黒字運営ができるのか。
 シャトルバスは現在でも黒字、なんらLRTに変更する意味はない。
 阪堺線が単に新型低床式のLRTになったからといってどれだけの乗客が増える だろうか。
 シャープの従業員は通勤の行きかえりにしか使わない。昼間はがらがらだという ことだ。
 臨海エンタメ施設には現在あちこちから無料バスが出ている。現在無料バスで来 ている人がLRTがひけたからといって有料のLRTに乗り換えるはずがない。
 現在、車でエンタメ施設に来ている人は相変わらず車で来るだろう。
 サッカーのトレーニングセンターなんか作っても効果は期待できない。

 乗客の下限で考えると阪堺線の重役の給料分はすでに赤字が見積もられている。
 阪堺線は堺駅から臨海部までもの経営を引き受けるだろうか。

 LRT電車の買い替え費用も堺市がどうも負担するらしい。

 そうなると、経常的に発生する今後の赤字も堺市民が負担していくことになる。

④そもそも、このLRTの発想は堺東に活気を呼び戻すことにあるはずだ。
 最近、堺東を訪れたが商店街は気の毒なほど寂れている。
 確かに、なんとか人を呼び戻し、活気のある街にしたいと考えるのはいいことだ と思う。
 しかし、そのための再開発計画を聞いてもそれで堺東に活気が戻ると思えないの が残念だ。
 需要のないオペラを上演できるような施設が本当に要るだろうか。
 単純な箱物で解決したらそんな簡単なことはない。

 やはり、従来の平屋ベースの商店街飲食店街などを活かし、周辺に丸く駐車場を 配置するようなそんなエンタメが堺東にできるなら、きっと東区や泉北や美原の 住民でも行ってみたくなるだろう。

 しかし、今計画しているLRTはそのようなエンタメ施設であったとしても、集 客の手段にはまったくならない。
 本来,LRTは郊外から中心部まで人を呼ぶ手段なんだから。

 だが、今の堺市は臨海部にエンタメ館など作って、逆に堺東を没落させている。

 私なら、周辺地域の住民に月に何枚かの補助券を発行して、堺東に来やすい環境 を作る。
 ただ、今のままの堺東ならそんなものを発行しても誰も行かないだろうが。


 

久しぶりにLRT問題

2008-11-01 11:39:47 | 鉄軌道計画
杜撰な哲軌道計画
この一言に尽きるだろう。

現在発表されているのは公設民営という前提で、堺東と堺間。
事業費は85億円とのこと。

しかし、南海・阪堺が提案した計画には社長、重役2名の経費が入っていなかったとか。二人で年間約3000万円の人件費が抜けていた。

堺市はLRTの予想乗客数に幅を設定している。
その下限乗客にすれば年間で約重役一人分年間1500万円の赤字になるらしい。
もしそうなれば、当然ながら堺市の税金で補填されるのだろう。

更に問題なのは車両などの維持更新費。
個別に南海・阪堺と話し合うというが、ない袖は民間会社には振れない。

前から私は当然そうなると思っていたが、車両の更新費(8両で約20億)は20年持つとして20年ごとに20億の堺市からの出費(当然税金)になるだろう。
こんなこと、個別に話し合っても南海・阪堺に払えるはずがない。

これが、更に採算の合わない堺浜にまで延びると思うと気が遠くなる。
南海・阪堺も引き受けないだろうが、当然赤字のたれながし。

今まで、全国あちこちで行政が手を出した事業は殆どが失敗している。
新銀行東京などその典型だ。大阪市もATCやWTCで四苦八苦している。

行政はミミマムサービスだけに徹すべきだ。

既に走っているバスで採算も採れ、弱者に暖かい低床式バスデザインもいいバスなのに、何でそれをわざわざ赤字にするのか、堺市のやっていることはわけがわからない。

なんだって?事業が赤字になりそうだから市民から寄付や基金の募集を考えているんだって?市民の多数が赤字垂れ流しのLRTに寄付をしてくれるだろうか?
起債?とんでもない。それは結局堺市の借金で赤字増やしになるだけだ。
私はそんな赤字増やしをごまかす起債や寄付は絶対しない。
 
(としこば)

さぁどうしようLRT

2007-08-01 12:07:31 | 鉄軌道計画
今日の朝日新聞にシャープが堺市臨海部への進出を発表した。
ご同慶の至りである。太田知事、木原市長のご努力を褒め称えたい。

太陽電池工場や部材工場など関連企業を含め、投資額で1兆円を超え、7,000人の雇用が見込まれるという。
しかも生産は2010年3月開始とのこと、今は2007年夏、さぁ大変だ。時間がない。

きっと大阪府・堺市も大盤振る舞いの補助金支出・税軽減措置などを約束したのだろう。自治体間競争の中これはある程度やむをえないことで、中身を見ないとはっきりとはいえないが、長い目で見てきっと堺市に貢献してくれることとなるであろうと思う。

上下水道、工業用水、アクセス道路の整備をはじめ、住宅や教育施設をどうするかなど推進会議で検討するという。

ここで、関連設備として大きな問題は通勤線の問題だ。
エコエコとうるさい時代に車通勤を推奨することはありえない。
臨海部まで延伸することになっているLRTで十分だろうか。
同じ時間帯の高速大量輸送がLRTで十分達成できるのか。
7,000人の従業員の輸送は大きな問題となってきた。
LRTでは高々1編成に70人程度しか乗れない。

7,000人すべてが同じ時間に通勤するわけではないだろうが、5,000人と見ても一編成100人乗車で同時刻に50列車が必要となる。しかも、高速で堺浜まで到達する必要がある。

根本的に計画を再検討すべきだろう。

一部のエンタメ館やホームセンター以外、何もない環境の堺浜を居住区とするのでなく、既存の居住区を活用すべきである。
居住区として木原市長が創った泉北は現在次第に住民が減少傾向で、7,000人くらいの住民の受け皿としては全く問題がない、教育設備も整っており、新たな投資はいらない。こんないいところがあるじゃないですか。
通勤線として泉北高速・高野線・臨海線と乗り入れでつなげば30分程度で通えるようになり居住地としてまったく問題ない。堺東の南海高野線から一部は地下、臨海部は高架として通勤線を延伸すれば良い。

地下化することで500億以上の投資になるだろうが、50年先を見据えればLRTを走らせ、遅いと苦情を言われるよりもその方が絶対得策だと思う。

太陽電池工場も来ることを支援し、堺市に太陽発電を推奨すればそれこそ木原市長の言う「オンリーワンのまちづくり」となるであろう。

(これは、会としての公式発言ではなく、としこば個人のつぶやきと理解してください)

LRTについての公開質問状

2006-07-12 14:15:42 | 鉄軌道計画
堺市がLRT計画を進めている。
反対運動が顕在化しないので今のまま行けば、市の計画通り堺東から南海堺駅までまずは引かれることになるだろう。
私たちは無採算の計画に危惧し、6月の28日に木原市長あて公開質問状を出した。
目的ははっきりしないLRT計画の全貌を明らかにし、なし崩しに引かれてしまい、つけは市民に残されるということを防ぐため、問題点を明らかにし、ちゃんとした採算計画の下実施して欲しいからである。

一般紙にも質問状をFAXした。
回答期限は7月14日とした。
どんな回答が返ってくるのか待ち遠しい。

市民からは無関心なのか、たいした声が上がってこない。
一部ではもう止めさせられないとあきらめの声が聞こえる。
しかし、本当にこれで良いのか。あきらめていいのか。
全計画が完成すると、運営費は除いても一人当たり、6万円の借金を増やすことになる。
市民からの大きな声を期待したい。