我が家の庭には、半世紀もの長い時を一緒に過ごしてきた観音像が佇んでいます。
亡くなった祖母のために母が建立した観音像です。
ようやく祖母の50回忌を無事終えた今、極楽浄土を旅立ってしまった祖母の代に続いて、更に10年先を見据えた祖父の50回忌までの道を母は共に歩まんためか、石像の足元に刻んであった祖母の戒名を削って祖父の戒名に、石屋さんを呼んで刻み直してもらったのでした。
なかなか、今の私達にはとても計り知れない想いが母にはあるようで、物事は母の深い心情の思うがままに淡々と進められていきます。こちらは、ただ言われるがままに段取りをしているだけですが・・
15日は祖父の月命日。この日、祖父の名に新しく刻まれた観音様の前でお寺さんにお経を頂くことになった。澄み渡る青空が高く高く広がる空の下、厳かに読経が響き渡っていきます。
花立には、母が摘んできた ”セイタカアワダチソウ” と、秋の七草のひとつ ”フジバカマ” が揺れていた。
流れる読経中ふと気が付くと、石像の花陰にチラチラ動く物陰が見えるんですね。蝶々が飛んできたようです。しかし、その蝶々はそこから飛び立つ様子は伺えず、とうとう読経が終わるまでずっと、そして終わってしまっても動こうとしないものですから、みんなで覗きに行くと
なんと^^!!! その蝶々って、、アサギマダラだったのです。なんで?ここに居るの^^?
お寺さんの話によれば、お経を始める前から”フジバカマ”の花にとまっていたようです。まるで、祖父が蝶になって現れてくれたような体験に家族一同あたたかい雰囲気に包まれたのでした。お寺さんも不思議ですね~とおっしゃってましたね。
そんな私達のまわりを、アサギマダラはひらひら飛びまわりお寺さんを見送り、その後も一時間以上も我が家の庭で嬉しそうに飛び回っていたんですよ^^v
そんなもんだから、チャッカリ^^そのお姿をカメラに納めさせていただきました。。。
たぶん、このアサギマダラは雄みたいやから、やっぱ^^おじちゃんだったのかもしれないなぁ~~☆
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