春待ちいっぷく桜

お江戸の桜は、本当にチャチャっと早く咲いてしまうんですね～＾＾　
みんな、もう満まん開に咲き揃いそれぞれにその美しさを競い合っているんだそうです。

で、こちらの桜はといえば、ここ数日しなっと湿っているお天気のせいか、外吹く風はとても肌寒く感じて桜のつぼみもまだまだ硬くちぢこまっているように見えます。それでも、病院までリハビリに通う娘を送り迎えする際に毎日通りかかる武生の堤防沿いの桜は、一生懸命に背伸びをして薄桃色のつぼみを膨らましにかかってるんですが、やっぱり寒いみたいで＾＾；ちょっといっぷくかなって感じでした（笑）

そんな様子を眺めながらふと、なかなか咲きそうで咲かないのが桜なんじゃないのかなとも思えてきて面白いものです。人間って欲張りだから、満開の桜が一番いいに決まってるはずなんでしょうが、もしかしたら、今日咲くか明日咲くかと思いを込めて待っている日々そのものが、本当に桜を楽しんでいると言えるのかもしれませんね＾＾；

すぐ散ってしまうあしたを知ってしまっているがゆえに・・・。　

毎日リハビリに通っているものの、なかなかいい芽が出てこない娘です。ま＾＾；そう簡単には元に戻らないとは分かっているんですが、こればっかしはまわりが焦っても仕方がないんでしょうけどね＾＾；；；　

我が家は、あまりペチャクチャと会話を交わすような親子関係ではないんですが、車中は他愛無いお喋りが弾みます。これはこれである意味ぽしゃんにとって、親子の会話のリハビリになっているんかもしれんなぁ～って思いながら今日もハンドルを握り病院へ向かったのでした。