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初めての田楽能舞

2010年02月16日 | 待 合 室

福井県池田町には、鎌倉時代から伝承されている「水海の田楽能舞」があります。国の重要無形民俗文化財にもなっており、その約750年もの伝統を受け継いできた水海地区の氏子らにより毎年2月15日に鵜甘神社にて奉納されます。

確か、三・四日前の新聞の片隅にあった福井駅からの「田楽能舞鑑賞のシャトルバス」への参加申し込みを募っている記事を見かけたことが事の発端だったのですが、毎年2月15日に奉納されていたことすらも知らず、増して田楽能舞なんて無知の極みの身だったのですが、なぜかしら無性に行ってみたくなってきてしまったのです。

15日は夕方からのシフトでしたが帰ってくる時間を見合わせるとやっぱ無理と諦めかけようかとしたものの、ここはもうあっさりと代わりを頼んでお休みを頂いてしまうことにしました。見えない何者かに引っ張られるという事は、得てしてそんなものなのでしょうね^^;目の前になんも障害は存在しないようですっ(笑)。

せっかく行くのですから一人では寂しいかと母を誘ってみたところ、行くとの即答^^;。しかし、池田は大野勝山の比ではありませんがここからしたら豪雪地帯です。鑑賞するにも暖房などないのですから防寒対策でぶくぶくになりながら母とふたり不安ながら池田に向かって車を走らせたのでした。

ほやけど、なにぶんにも国の重要無形民俗文化財です。いくら無知とはいえ神様の御前、少しぐらいは田楽能舞は何ぞやということぐらいは頭に叩き込んでおかんなあかんと前日にネット検索です。


伝説によりますと、鎌倉時代、時の執権・北条時頼が全国を回っていたところ、水海にご到着された頃は冬だったそうですね。その雪の多さにやむなく行く手を阻まれた時頼は水海で一冬滞在されることとなったようです。そんななかで村人たちは、時頼様のために田楽を日々舞ってもてなし慰められたようです。これにいたく感銘した時頼は、村人の心に報いるために教え伝えたというのが能舞だったようですね^^。

田楽能舞の舞台は、鵜甘神社の拝殿。午後1時から神主さんの祝詞とお払いを受けて、田楽を4番舞ってから能舞が5番と続き、全部で9番の舞を厳かに奉納します。途中休憩をはさみ全てが終わったのは4時半過ぎだったでしょうか。(能舞は各演目のハイライトで構成されているようです。)


田楽・・・・・ 烏とび → 祝詞(のっと) → あまじゃんごこ → 阿満(あま)

能・・・・・・・ 式三番(しきさんば)→ 高砂 → 田村 → 呉服(くれは)→ 羅生門


水海の田楽能舞は「田楽と能の両方を合わせ持つ舞であり、古い型が現在も生きた形で継承され芸能発達史上高い評価をもっている」と評価されているそうです。

今朝の新聞では、能舞最後演目「羅生門」でのワンショットが朝刊一面を彩っていました。長時間の奉納ゆえかこれを見逃して帰られた方が半数はおられました。一番の見所だったように思ったので惜しいなぁ~と。

さて、目の前に繰り広げられ見るもの聞こえるもの全てが初めての景色ゆえ、簡単な説明は入るものの、何がなんだかわからないこちらは、衣装の華やかさに惹かれながらそのものの動きを追いつつただただ目を見張って成り行きを受け止めているだけでした。能が放つなんたるかも知るすべも無いのですから恥ずかしい限りです^^;;; 

このように母も同じだったと思うのですが、長時間の寒い中での鑑賞で体調が心配でしたが、とくに変わった様子もなかったので安心しました。帰りには参道沿いの屋台のたこ焼きを買って、ほこほこアツアツっに^^お腹を温めてから帰りましたとさ^^v

うぅ~~ん^^;;; 結局、何を得るため、誰に呼ばれたのかは今はまだ分からないのですが、来年も見てみたいと思いました。そんなふうに思えたそれこそが一番に得た成果なのかもしれませんね。無駄なものはないんですもの^^ 来年!忘れんようにせんと。。。


そうそう、話はまったく変わってゴメンなのですが^^;

今朝^^桜花さんのブログで知ったのですが、昨日の2月15日は仏教を開かれたお釈迦様が亡くなられた日だったんでっすって、涅槃会(ねはんえ)の日というらしい^^; 「涅槃」とは、迷いの火を消して悟りの智慧を得た境地という意味・・・ふむふむ~。なんだか、分かったような分からないような^^;  でも、昨日はそんな日だったということを母に話すと、嬉しそうな顔をしながら年金が入ったんでおろしに郵便局に行ってくるわと家を出て行った。

そして・・・、私の懐はその後とても温かくなった^^v ありがたや~なまんだぶぅ~~♪

ちなみに、ためになる涅槃会についてのこんな記事もありました^^



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