おばさんとダメージジーンズ

今時の若いもんのファッションはわからん❗ジーパンを洗わないとか穴が開いて、いや、わざと穴を開けてぼろぼろなもんをはいとる❗わしらの頃はものがなくてやむなくのこと、穴が開いたらつぎをあててはいたもんじゃ❗
とか、聞こえそうな今時のファッションセンス、いわゆる「可愛い❗」ってやつ、その温度差がいわゆる年代の差であるのだろう。
だがしかし、人と言うものは刺激に慣れる生き物、最初はなんですかそれ!!的な感情だったものが、あちらこちらで何度も目にして驚いているうちに少し自分のなかに新たな感情が芽生えてくる。
「なるほど、どこがいいのかいまだわからないけど、ちょっとだけ興味が湧く」等という次第に大まかには認めるレベルに心が動き出す。
しかし、自分が身につけるかというと、それはない!!的な感覚、だがしかし、人の感覚というものはさらに動き続ける。
そして、そして、ネットで買い物を始めたこの頃、繰り返し出てくるダメージジーンズの写真、若いこたちが盛んに「こんな安くてこんな可愛いダメージの具合、最高にお気に入り❗」とか言う感想を読むにつけ、「へぇーそーなんだ、このダメージの感じが可愛いのか？」等と気になる。
そして、タイムセールで急に半額とかになり、「へ、半額か～この値段なら買ってみるか？」等という、もしかしたらコメントなんか嘘かもしれないのに、踊らされるこんな客、それがまさにこのおばさんなのであった❗

で、届いたってダメージジーンズってのがこれだ!!
　
どーーだい、新品なのに穴が開いてると言うね。
で、早速はいて出掛けてみる。
涼しくなってきたこの時期に、この穴から冷たい風が入ってくるわけだ。
で、すそを折るのがセンスとか言うのでおると短くなりそこがまた寒いわけだ。
結論、若いこのようにはいかんね!!
歩きながらウィンドウに写る姿みたら、ただのボロい姿のおばちゃんやなーって感じ、まだ夫はこのジーンズを知らないけど、この週末に披露して爆笑されること必至❗

まぁ、もとよりファッションセンスないもんで、着こなしがあるんだろうね、そんなダメージジーンズ物語。

秋の花が咲き始めた。
秋の紫陽花もまた風情あるものだね。