ある日の気づき

「マスコミに載らない海外記事」のNew Eastern Outlook記事(3)

マスコミに載らない海外記事の2024年7月からのNew Eastern Outlook記事 cf. [
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コメント更新箇所(2024/07/23)、(2024/08/02)

ヴィクトール・ミヒン「ハニヤ暗殺後の中東」 2024/08/07
# 「ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤの暗殺」
「ハニヤ氏はテヘラン北部の仮住まいに砲弾が命中し、死亡した。ハマス政治局長は、
マスード・ペゼシュキアン大統領の就任式に出席するためにイランを訪れていた」
# 米国は暗殺を了解。
「イランの政治体制に影響力のあるモハマド・バガー・ガリバーフ国会議長」:
「アメリカからの直接的な調整なしにイスラエルの犯罪が行われることはない」
「アナリストたちは…ネタニヤフ首相が最近アメリカを訪問し…演説を行った際に、
ワシントンがハニヤ暗殺にゴーサインを出したと考えている」
# イランの報復は予告なしに行われるだろう。
「イランは、4月14日の「真の約束」作戦の時と同じようなことをするだろうが、その対応は
より厳しく、より破壊的なものになる」
「テヘランが報復攻撃を事前に米国やアラブ諸国に通告する可能性は低い」
「ジョー・バイデン…は120億ドルを超える巨額の軍事援助をイスラエルに提供」
# ハマス政治部長暗殺の意味するイスラエル/ネタニヤフの意図
「パレスチナ側の交渉の中心人物であるハニヤを殺害することで、ネタニヤフ首相は、
現段階ではガザでの戦争を終わらせることが最優先事項でも目標でもない…と全世界に
示した」「イランの必然的な反応を考えると…アメリカを巻き込もうという意図」
# イランはアメリカと地域全体での戦争とは避けるが、イスラエルは確実に攻撃される。
「イランはネタニヤフ首相の罠にはまることはないだろう」
「報復攻撃への不安感が高まる中、イスラエルではパニックが広がっている」
「ワシントンNATOサミット」-戦争評議会? 2024/08/07
# NATOは首脳の顔ぶれの変化と無関係に東方拡大 i.e. ロシアとの戦争へ向かっている。
「NATOの官僚的リーダーであるイェンス・ストルテンベルグが発表」:
「ポーランド北部にある米空軍の新基地は、より広範なNATOミサイル・シールドの一部」
「アメリカの大統領やNATOの首脳が行ったり来たりしても、プログラムは変わらない。」
「これはトランプ政権時代のINF条約の破棄にさかのぼる」
「NATOが事実上ロシアの国境に陣取っている…新加盟国が加わ…ればなおさら」
「ワシントンはウクライナとグルジアを…引き込むことを諦めていない」
「ウクライナ…ルクセンブルクやポーランドのような国々と別々の安全保障協定」
「このような協定の文言は基本的に同じで、政治的、軍事的、経済的な協力、ウクライナの
将来のEUとNATOへの加盟に対するより大きな支援」
「今は亡きスティーブン・F・コーエンが2018年に書いたように…すべてが向かっている」
# cf. http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/post-43c5.html
# 2018年12月 9日 (日)
# スティーヴン・コーエン教授の『ロシアとの戦争』書評
# The Sakerブログのため、イボンヌ・ロレンツォ
「セルビア、イラク戦争、アフガニスタン、そして「2008年のグルジアの破滅寸前」」
# NATO拡大は純軍事的には「弱点を増やした」意味があり、政治的 PR の面が大きい。
「フィンランドやスウェーデンのような新加盟国が、NATOの総合力に実際にどれほどの
付加価値を与えているのか」
「フィンランドはロシアとの国境が長く、かつ脆弱」「NATOとロシアの間で熱い戦争が
起こった場合、国境を守るのは極めて困難」
# グルジアは「2008年の破滅寸前」の教訓から、ロシアとの対決を望まなくなった。
「グルジアでは常識が浸透しているようで、国民は20年にわたる西側の洗脳から目覚め、
ロシアとの良好な関係が国の将来にとって不可欠であることに気づいている」
# NATOがウクライナでの紛争を続ければ、第三次世界大戦に成りかねない。
「兵器や装備の終わりなき供給…戦線を維持しようと点滴を打たれているよう」
「必要なウクライナ人パイロットを哀れな数しか輩出できない訓練プログラムの失敗が続いて
いるため、待望のF-16はいわゆる「志願兵」によって操縦される」
「NATO軍がすでに駐留」「彼らがHIMARSやパトリオット砲台などの最新兵器システムや、
西側から供与されたその他の防空システムを運用」
「通信傍受や多数の「志願兵」の死体から、前線でのNATO軍の活動の証拠も見つかっている」
「プーチン自身、NATOとロシアの衝突はあり得ると警告」「第3次世界大戦の一歩手前」
「西側諸国はまるで瀬戸際に向かう暴走貨物列車」
ゴラン高原:大戦争の瀬戸際 2024/08/02
「イスラエル占領下のゴラン高原にあるマジダル・シャムス村攻撃について、イスラエルの
様々なメディアが表明した疑惑をレバノンのヒズボラが声明で全面否定」
「マジダル・シャムスはアラビア語話者の村で人口約25,000人、イスラム教起源の共同体
ドゥルーズ派の人々が住んでいる。ゴラン高原はシリア領だ。1967年にイスラエル軍に
占領され、以来占領されたままだ。しかし、この占領と、イスラエルの行動は国際的には
認められていない」
「ゴラン高原へのロケット弾攻撃直前に、ガザ地区南部の学校をイスラエル軍は砲撃」
「30人以上が死亡し、そのほとんどは子どもと十代で、負傷者は100人以上」
「ゴラン高原での事件は、イスラエル・ロケット弾がサッカー場に着弾した結果」
「これが初めてではない。例えば、7月10日にも同様事件が発生し、テルアビブは慌てて
ヒズボラを非難」「その後の評価で…背景にイスラエル防空システムの故障があった
ことが判明」
# https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202408020000/
# 「「嘘がバレても中東で大規模な戦争を引き起こし、米を引き込もうとするネタニヤフ」
# 「攻撃を目撃した地元の人はイスラエルの防空システム、アイアン・ドームのミサイルに
# よるものだとしている」」
「ヒズボラが否定していることは、同組織が民間人を攻撃しない方針、特にイスラム教徒が
住む村のサッカー場を攻撃しない方針によって裏付けられる」
アジアの不安定化を計画しているNATO 2024/07/25 cf.別の訳SCF
# 概要
「中国に対抗するため、アジアに足場を築くというNATO計画は確実に災難を引き起こす」
「アジアで「混乱」を起こさないよう中国はNATOに警告」
# NATO のアジア進出戦略
「NATO…の戦略…アジア諸国の防衛および軍事戦略を…欧米風に形成し直す」
## 経済的側面における欧米の身勝手な思惑
「北京との深い経済関係からの移行…中国を世界的に孤立させる」
「アメリカは、ドナルド・トランプ政権とジョー・バイデン政権で、中国との「分離」…
貿易に厳しい制限…欧州連合も…賛同」
∵「アメリカ、EU、どちらも中国製品とは競合できない」
「アジア諸国との深い経済関係構築をアメリカとNATO諸国は重視しない」
∵「中国に対抗できるほど大規模経済計画がない」
## 軍事/外交的側面における欧米の植民地主義/帝国主義的発想
「NATO事務総長イエンス・ストルテンベルグが主張した考え」
「ウクライナでロシアを破れなかった、アメリカ、EU、NATO共同の失敗を中国のせいにして
ヨーロッパの安全保障を、不必要に、いかなる代償を払っても、アジアと結びつける」
「アジア諸国は主体性と自立性を失う」
### https://eritokyo.jp/independent/Ukraines-war-situation-aow5408.htm
「「米国はフィリピンを利用しASEANを分割したいと考えている」
「中国のアナリスト」:「米国とフィリピンのトップ外交官と国防長官による「2+2」対話…
米国…フィリピンを…ASEANの結束を弱体化させるくさびとして利用しようと
している」
「これは同盟国を「アジア太平洋NATO」の形成に統合することを目的として行われる」」
# アジア諸国の反発
「アジアの多くの国々…は戦略的自立性の維持を非常に重視」
「本格的同盟関係構築に反対する声は、フィリピンなど「親米」で知られる国でも見られる」
「また、この地域にはインドネシアのように「非同盟」の歴史を持つ国々が多数…現状でも
同様の立場を維持する強い兆候を示している」
## https://eritokyo.jp/independent/Ukraines-war-situation-aow54011.htm
## 「プーチン大統領:選出されたインドネシア大統領とクレムリンで会談」
## https://eritokyo.jp/independent/Ukraines-war-situation-aow54010.htm
## 「インドネシア次期大統領:プーチン大統領と会談するためモスクワに到着」
# まとめ
「これまでNATOはウクライナで大失敗している。リビアとアフガニスタンでもNATOは
大混乱を引き起こし、結局どちらの場合も安定をもたらせなかった」
「このような実績の乏しい組織と同盟を結ぶのは、アジア諸国にとって得策ではない。
利益が余りないだけでなく…中国との経済関係に直接悪影響を及ぼす可能性がある」
宇宙を拠点とする戦争:問われるアメリカの優位性 2024/07/22
ヴィクトル・オルバーン:ヨーロッパとアメリカの戦争タカ派をかわす平和の鳩一匹狼 2024/07/17
# 別の訳NEO[要約的抜粋を含む]
ウクライナ軍に「騙されて徴兵される」:酷い状況を最大限に活用する! 2024/07/11
「ウクライナ兵の平均年齢は現在40歳を超えており、可能な新兵候補供給源が急速に縮小
「うわべだけ何とかきれいに飾るため、この悲惨な状況を利点として欧米評論家連中は
強調しようとしている。これは元イギリス軍将校で防衛評論家のニコラス・ドラモンドが
ソーシャル・メディアXでした一種精神病質的な発言からもわかる。
『ウクライナ兵士の平均年齢は43歳。結構。老人はすぐには逃げられないので、現場に
留まり、死ぬまで戦い、コーヒーを一杯淹れる』」
「欧米にとって、命は安い」
「戦意は消えつつあり、動員されて前線に送られるのは片道旅行だと多くの人が理解」
「多くの脱走兵…時に命を落とすこともある亡命…毎月何百人もの…国境…越え」
「脱出を食い止めるため、いくつかの地域にウクライナ国境警備隊が地雷を敷設」
「信頼できる情報筋が、軍隊に入隊せずに済むため支払う「月謝」の存在を語った」
「一体なぜ18歳から60歳までのウクライナ人男性が、選挙で選ばれてもいない大統領に
仕える、もはや勝利の見込みがない軍隊の一員にならなければならないのだろう?」
「誰も他人の利益のためになど戦いたくない。この肉挽き機の狙いは、ウクライナの
利益ではなく、欧米の利益のためなのだから!」
「在外ウクライナ人に、今やロシアが市民権を与え、ウクライナに強制送還されて…
動員で肉挽き機に送り込まれるの避けられるようにしている」
「ルーマニア人やハンガリー人など様々な少数民族の人々は、意図的な計画で自分たちは
使い捨てにされていると感じており、特に大変だ」
「論理的に考えれば、ウクライナと欧米諸国は…ロシアと…正直に話し合うべき頃合い」
「残念ながら、そのような論理は欧米諸国…には、ほとんど、あるいは全く存在しない」
フランス語圏アフリカの崩壊を通してロシアに対するマクロンの執拗さを説明する 2024/07/10
# フランス式の新植民地主義=「フランス語圏アフリカ」
「イギリスとフランスの植民地帝国は、それぞれ、アフリカにおける植民地支配を永続
させるための悪意あるシステム、すなわちフランス語圏アフリカと英連邦を設計」
「フランス語圏アフリカは…崩壊しつつあり…アフリカ人は未開発の悪循環から
抜け出すと決意しつつある」
「ロシア連邦とBRICSの多極化は、フランス語圏アフリカに課せられた制度…から抜け出す
保証をアフリカに提供」
「ドゴールからマクロンに至るまで、フランスのアフリカ政策はアフリカだけでなく
世界各地で厳しい批判の対象となっており、アフリカの人々の集団的良心に対する侮辱
だと主張する人も多い。この批判の根源を理解するには、アフリカへのフランス関与の
歴史的背景を調べることが重要」
# 「フランス語圏アフリカ」の歴史的背景と多極化による転機の訪れ
## フランス植民地遺産の起源
「アフリカにおけるフランス植民地遺産は西アフリカと中央アフリカに植民地を築いた
19世紀にまで遡る。フランスの植民地制度 (イギリスは間接統治を基本としていたが、
フランスは直接統治を基本としていた) は搾取と抑圧と文化の抑圧を特徴としていた」
「フランスはアフリカの天然資源を搾取し、アフリカにフランスの言語と文化を押し付け、
アフリカ人のアイデンティティと伝統を抑圧」
「フランス語圏アフリカは、この略奪と強奪制度の延長」
## ド・ゴールによる「フランス語圏アフリカ」政策の導入
「第二次世界大戦後、自由フランス軍指導者のシャルル・ド・ゴールは、アフリカに
おけるフランスの影響力を維持しようとした。「フランス語圏アフリカ」という概念を
彼は導入したが、狙いはフランスと旧植民地との緊密な関係を維持すること」
「ド・ゴール政策は父権主義的で新植民地主義的」
「1969年にドゴールが辞任した後も…根底にある原則は変わらなかった」
「フランス政府はアフリカ諸国に財政援助と軍事援助を提供…フランスへの忠誠を条件として」
「フランス政府は、アフリカで軍事基地と軍隊…も維持…フランス新植民地主義の象徴」
「フランス語圏アフリカの原則…借金漬け」
## ロシアが「フランス語圏アフリカ」からの脱出路を提供
「ロシアに対するマクロンの…態度は、フランスの監獄からアフリカ諸国を…解放する
ことをロシア連邦が保証している事実で説明できる」
# まとめ; フランスのアフリカ政策に対する批判
「第一に、アフリカの経済、政治、文化に対する支配をフランスが維持し…植民地主義の継続」
「第二に、アフリカとの関係の条件をフランスが指示し…家父長的」
「第三に、アフリカの天然資源をフランスが搾取し続け、アフリカ経済に対する影響力を維持
する一方、アフリカの不平等と未開発を永続させている」
∴「アフリカの人々の集団的良心に対する侮辱であり、人道に対する基本的侵害」
NATO戦争機構の歯車ICC 2024/07/08
# ↑ICCが国際法機関としてダメダメな事は、本ブログではなどで扱っている。
# 一時「ニュース」になっていた「ICC によるネタニヤフ逮捕状発行」は、*予想通り*
# いっこうに実現せず、代りに?(嗤)ロシア軍高官への逮捕状が、例によって法理的には
# おかしな理由で、↓あっさり発行された。ICC は悪い意味で期待を裏切らない(嗤)。
# http://manhaslanded.blogspot.com/2024/06/icc.html
# ↓ICJ の方が国際法機関として*かなりマシ*な組織であることを改めて示す記事。
# http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-2576.html
# 「イスラエルは占領者である – 国際司法裁判所」 ↓関連記事
# https://note.com/spiderman886/n/n0250c9136a8b
# https://webryhibikan.seesaa.net/article/504078381.html
# https://webryhibikan.seesaa.net/article/504076386.html
# https://webryhibikan.seesaa.net/article/504068538.html
# https://webryhibikan.seesaa.net/article/504068509.html ↑関連記事
# 「ICJ勧告 イスラエルは占領地で国際法違反 占領を終わらせなければならない」
# ↑cf. イスラエル・ガザ戦争、振り返り(時系列まとめ)
# 前記 ICJ の「勧告的意見」は、↑この中の21項。
台湾海峡を「地獄の光景」に変えるワシントン計画が根本的に間違いな理由 2024/07/05
# 「無人システム」は主にドローンを指す。
「米軍は中国の台湾攻撃を阻止するため『地獄の光景』を計画している」と題する…記事で、
ワシントン・ポストは根本的に誤った評価を示している」←(誤った評価=CIA 発の広報
# (1) 介入は中国への内政干渉。
「まずこの戦略が使われる「台湾防衛」という前提全体が完全に間違っている」
「1972年の上海コミュニケで示されたアメリカ自身の「一つの中国」政策」
「台湾海峡の両側にいる全ての中国人が、中国は一つで、台湾は中国の一部だと主張して
いることをアメリカは認めている。アメリカ政府はその立場に異議を唱えない」
# (2) 兵站の問題
「アメリカより多くのドローンを、中国はより安価に、より速く、より高性能に製造できる」
「アメリカは本土から…補給する必要…現場が中国…中国軍…そこに駐留」
# (3) 台湾の人々にもたらす結果
「ワシントンの目標は実際には台湾を「防衛」することではなく、台湾を中国の他の地域と
完全に再統一するための代償をできるだけ高くすることなのを忘れてはならない。戦闘の
最中に台湾が取り返しがつかないほど破壊されるのは…中国の他の地域と統合される
ことよりもワシントンにとって、ずっと都合が良い」
「自国の主権と領土保全を守るため、中国には明らかにどんな代償も払う覚悟がある」
「台湾の人々…の選択肢…統一か殲滅…殲滅は…アメリカが…仕組んだもの」
流血惨事前夜のレバノンと・イスラエル 2024/07/04

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