ある日の気づき

BBCによるプロパガンダの実例

# BBCは、ブッシュJrとブレアの「イラク「大量破壊兵器」デマ」を暴く報道への圧力に
# 屈して以来、*単なるプロパガンダ機関*と化した。 /  [本記事+関連記事の更新履歴]
# cf. BBCによるプロパガンダ手法のレバノンの場合を例にした解説(ParsToday
BBCが人々の意識にイスラエルのレバノン・ヒズボッラーへの犯罪受け入れさせる9つの戦術
1. 各種報道における言語や単語の武器化
「BBCや他の同類メディアは、「大胆」、「強化」、「標的」などの用語を使用して、
イスラエル政権の侵略の性質を歪曲…肯定的または中立的に見せようとして…残虐な
レバノン攻撃を「緊張を緩和するための強化」…「治安回復に必要な強化」などと表現」
2. 自衛権の誤った見せ方とイスラエル政権の侵略の法的理由付け
「西側の主要メディアは、イスラエル政権の自衛権の主張を広く無条件に…承認…
ヒズボッラーの自衛権は無視…9600件の越境攻撃のうち…7845件がイスラエル政権…
BBCはイスラエル政権の攻撃を正当な防衛だと説明…
レバノン人の死傷者数…については触れることを拒否」
3.イスラエル政権のプロパガンダを批判なしに報道
「BBCは「レバノンの民家にヒズボッラーのロケット弾が撃ち込まれる様子を収録」した
イスラエル政権の捏造によるプロパガンダ動画を批判なしに放映」
「これらの動画は、パレスチナ・ガザ地区にミサイルを隠しているというイスラエル政権の
過去のプロパガンダに類似」
4. ヒズボッラーのミサイルの脅威誇張とイスラエル政権の犯罪の矮小化
「ヒズボッラーの限定的な攻撃…大げさに強調…
1日当たり数百人以上の民間人犠牲者に加え、数万人の避難民を生じさせた
イスラエル政権の大規模かつ破壊的な攻撃…「限定的で防衛的な」措置」
5.ヒズボッラーが攻撃行う真の理由を隠蔽
「ヒズボッラーは「ロケット弾攻撃の目的はガザ占領の終結および、制御された圧力による
パレスチナ人虐殺の停止である」と繰り返し表明…BBCはこうした人道的要求を無視し、
ヒズボッラーを「テロリスト」」
6.「標的」に関するイスラエル政権の主張を無条件に受容
「BBCは、「爆撃の標的はすべて軍事関連施設でヒズボッラーのものである」という
イスラエル政権側の主張を鵜呑み…実際は…死傷者の多くは女性や子供といった民間人」
7. イスラエル政権による度重なる国際法違反の隠蔽
「パレスチナ占領…違法かつ人道に対する犯罪…BBCはこれらの犯罪には決して触れず、
イスラエル政権の公式報道を取り上げる」
8. 世論の注意の焦点を変える
「ヒズボッラーによる限定的な攻撃に焦点」
9. イスラエル政権の侵略は「常態」扱い、レバノンの抵抗は非難
「BBCは、イスラエル政権の侵略を…常態化…侵略者政権の「元からの権利」として…
レバノン人の抵抗を「脅威」や否定的なものとして報じ…
植民地主義…と国際法違反に…理由付け」
# ↑この「戦術」従って書かれる記事の「暗黙の前提」への批判 (Caitlin Johnstone)
# 和訳1マスコミに載らない海外記事)、和訳2耕助のブログ)cf. 機械翻訳利用Tips
# 「イスラエル」を「ウクライナ+アメリカ+NATO」、「ヒズボラ」を「ロシア」に置換
# してもプロパガンダの様相自体は基本的には同じ。ロシアの「特別軍事作戦」開始前の
# 段階で「ヒズボラ」を「ドンバスの2つの共和国」に置換すれば、政治的+軍事的状況も
# 含めて類似した状況だったと言えよう。
# 下記記事を例にデタラメぶりを示しておく。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-64727808
「ウクライナ政権が核兵器を手に入れようとしたことも覚えている。公然とそう言って
いたからだ」(プーチン)
「ウクライナが核兵器を入手しようとした証拠はない。プーチン氏は以前も同じ主張を
したが、証拠を示していない。」(BBCの嘘その1
「プーチン氏はウクライナ侵攻を正当化するため、同国に「ネオナチ政権」ができて
いると、根拠のない主張を続けている。
2019年にあったウクライナの前回の議会選挙では、極右候補の支持率は2%で、他の多くの
欧州諸国よりはるかに低かった。」(BBCの嘘その2
「アゾフ連隊は、ロシアの支援を受けた分離主義勢力が2014年にウクライナ東部地域を
制圧したことを受け、それに対抗するため結成された。」(BBCの嘘その3
# BBCの嘘その1について
# この記事におけるBBCも主張の証拠を示していない。:-) 一方、この件でのプーチンの
# 最初の発言は、直前のミュンヘン安全保障会議でのゼレンスキー発言を受けてのもので、
# 当時の聞き手には文脈上、何を念頭においての発言かは自明だった。
# このように、プーチンの発言は*事情を知っている者には明白な根拠*があるのに対し
# BBCの反ロシア的記事は*事情を知っている者には明白な反証*がある場合も多い。e.g.
# ミュンヘン安全保障会議(2022)でのゼレンスキー発言の内容は、公表された議事録にある。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-42debf.html
「ウクライナと核兵器」
「私はブダペスト覚書の枠組みで協議を始めている。外務大臣は協議を召集するよう委任
された。もし協議が再び行われないか、それらの結果が我が国の安全を保証しないなら、
ブダペスト覚書が機能しておらず、1994年の全パッケージ決定が疑わしいと信じるあらゆる
権利をウクライナは持っている。」(ゼレンスキー)
「サンガーのタイムズ記事は、ゼレンスキーがウクライナの核兵器獲得を主張したのは
「陰謀論」だとをほのめかしている。サンガーがブダペスト覚書の意味について知らない
はずはなく、むしろ彼は意図的にそれを無視することに決め事実を誤り伝えたのだ。」
# つまり、BBC もタイムズと同じ手口で*事実を誤り伝えた*ということ。
# ゼレンスキー発言の含意は地政学の観点からは明白で、ペペ・エスコバルも当然視。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-46bec9.html
「兵法の新たなページ」を覆う霧を通り抜ける」(ペペ・エスコバル)
「キエフの非政府は、帝国により何も交渉するのを許されていない。」
# ↑この主張はイスタンブールでの和平交渉へのジョンソンらによる介入で証明された。
「今や我々が三重の脅威と呼ぶものが作戦Z開始に先行するきっかけとして確立された。
1. ウクライナの核兵器開発。ゼレンスキー自身ミュンヘン安全保障会議でそれを
ほのめかした。
2. ウクライナのアメリカ生物兵器研究室。…
3. 大規模な民間人死者をもたらすドンバスでの差し迫った攻撃。…」
# BBCの嘘その2について
# 「真実を、全ての真実を、真実だけを」述べていない。そもそも、内閣構成や政策には
# 触れずに、政権について触れたように見せかける姑息なゴマカシが酷すぎる。
https://cigs.canon/article/20140320_2453.html
「ウクライナ問題について シリーズコラム『小手川大助通信』」
「(4) 以上にもましてロシア当局を震撼させたのは、新政府の大臣ポストにいわゆる
「ネオナチ」として知られていた「スボボダ」などの極右の党の幹部が次々に任命された
ことである。副首相、農業大臣、環境大臣、教育大臣、スポーツ大臣、国家安全保障及び
国防会議議長がそれである。
更に2月23日に新政府の代表者たちは「ウクライナ民族社会」の設立を発表した。
その内容はロシア語を使用する者は全て、ウクライナ民族社会の正当な権利を有するメンバー
という地位を剥奪され、市民権及び政治上の権利が差別されるべきであるとするものである。」
https://cigs.canon/article/20140513_2563.html
ウクライナ問題について その3
「(4)そして、新政権の中で、これらの極右の政党のメンバーが要職についている。その
一部は第1報に掲載したが、以下の通りである。
 オレクサンドル・シチュ 副首相(Svoboda)。
 アンドリ・パルビー 国家安全国防委員会事務局長(国家社会主義党の創始者で
Svoboda党員)。国家安全保障担当。
 ドミトロ・ヤロシュ 国家安全保障次官。右派セクターで、反対派のデモ隊の安全保障隊長。
 ドミトロ・ブラトフ 青年スポーツ大臣。
 テツヤナ・チェルノヴォ 反腐敗委員会議長。ジャーナリスト。
 アンドリ・モフヌーク環境大臣。Svobodaの副党首。
 ヨール・シュヴァイカ 農業大臣。Svoboda党員。
 オレフ・マフニツキ 暫定検事総長。Svoboda党員。」
# さらに、下記で問題の政権成立以前からの流れも見れば「ネオナチ政権」な事は明白。
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-822.html
# ↑この記事は、↓BBCの嘘その3の反証も含んでいる。
# BBCの嘘その3について
# 「ロシアの支援を受けた分離主義勢力が2014年にウクライナ東部地域を制圧」したのでは
# なく、「高度な自治の宣言」についての住民投票が、オデッサの虐殺を受け、独立宣言に
# 転換した。アゾフ連隊のルーツ成立は1980年代で、「どう見てもマトモではない」集団。
https://note.com/ia_wake/n/naf47e149c826 (1) # ↑幻想の近現代」の関連記事(1)-(3) 引用。
「歴史
特殊任務パトロール警察
アゾフ大隊のルーツは、FCメタリスト・ハリキウのウルトラス(訳注:熱狂的サポーター)の
グループ「セクト82」(1982年はグループ設立の年)である。」
https://note.com/ia_wake/n/nad0903fc6e4b (2)
「この大隊はもともと「メン・イン・ブラック」または「黒部隊」というニックネームで
呼ばれていた。このグループは、キプロス・ウクライナの億万長者であるビジネス界の
オリガルヒ、イーホル・コロモイスキーによって、設立当初から資金提供されていた。」
「人権侵害と戦争犯罪」
「国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が発表した報告書」「アゾフ大隊が集団略奪、
不法拘束、拷問などの戦争犯罪に関係」「大量の略奪や、民間人地域の標的化」
「別のOHCHR報告書は、レイプと拷問の事例を記録」
# ウクライナのネオナチは、「反ユダヤ」より「反ロシア」の面が強いので、「大統領が
# ユダヤ人」云々は無意味。本家ナチはスラブ民族も敵視+蔑視しており、第二次大戦で
# ソ連は2000万人以上の犠牲者を出した。∴ロシア視点での「ナチ」とは「反ロシア」。
https://note.com/ia_wake/n/n28551d728a82 (3)
反ユダヤ主義でありながら、ユダヤ系オルガルヒの支援を受けて成長していった
アゾフ大隊の存在の複雑性」←「ウクライナのネオナチは反ロシア」で説明可能。
# まとめ: そもそも↓「ファクトチェック」なるカタカナ語の使い手は、信じられない。
ウクライナ紛争関連の事実確認
# ↑この記事では、先に示したリンクを含め、かなりの関連情報を網羅している。

BBCの取材方法がプロパガンダの材料集めである事も例示しておく。
http://kawamomomurmur.blog.fc2.com/blog-entry-2096.html
「イスラエルとパレスチナについての醜い真実を思い出せ!」
「駐英パレスチナ大使のフサム・ゾムロットがBBCのインタビューに応じた遣り取り」
「彼はイスラエル国軍によるパレスチナの民間人の殺害について言及した。インタビュアーは
それでもハマスを非難するのかどうかと云う質問を繰り返して食い下がったが、ゾムロット氏は
この偽善的な非難ゲームに参加することを拒否した。
『被占領者と占領者を同列に置かないで下さい。これは正義に悖ります。』」
「インタビュアーはしつこく、何故ハマスを非難しないのかと再度尋ねたが、ゾムロット氏は、
イスラエルは何度も戦争犯罪を犯したが、当局者達は自らを非難するよう求められたことは
一度も無かったと述べた」
「私がこの質問に答えることを拒否したのは、質問の前提を拒否しているからです。何故なら、
この質問の核心に在るのは、全体像を歪めることだからです」
「彼は自らを非難することが常に期待されているのはパレスチナ人である(そして
イスラエル人ではない)と述べた。
『これは政治的紛争であり、我々は長い間権利を否定されて来ました。これは間違った
出発点です。正しい出発点は根本原因に焦点を当てることです。』
「彼は、メディアはイスラエル人が殺害された時はこの問題に注目するが、イスラエルが
パレスチナ人を攻撃した時は報道しないと述べた。
『イスラエル人が殺される度に、あなた方は我々をここに連れて来ます。ヨルダン川
西岸で多くのパレスチナ人、ここ数ヵ月で200人以上(が殺害された時)、私をここに
連れて来ましたか? エルサレムや他の場所でその様なイスラエルの挑発が行われた時に、
私を招待しますか?』」
「解決法を問われて、彼は国際法をどんな相手にも等しく適用することだと繰り返した」
「帝国主義勢力による国際法の恣意的な適用、無視や歪曲が常態化している「ルールに
基付く国際秩序」とやらの下では到底望めないこと」
「イスラエルは過去75年間、法の支配を超越した存在として好き放題の暴虐行為を
繰り返して来た」
「インタビュアーの偽善的な誘導質問に対して大使が正面から立ち向かった」

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