完走から2日たち、左足アキレス腱が痛みますが、他は大丈夫そうです。今回、100マイルで開催されていたら、完走バックルが準備されていたそうですね。ほ、欲しい。とても欲しい。でも、102キロ短縮コースでの今年のギリギリ完走具合から100マイルを完走する自信はない。。。1年悩みます。。。
さて、完走記の続きを
国立妙高青少年自然の家(71km地点)から赤倉(89キロ地点)

このエイドでも疲労困憊。種無し巨峰とトマトスープがあり、頂く。このエイドは良かったね。巨峰、めちゃうまでした。
さあ、ここからが終盤戦の勝負どころ、赤倉までの18キロです(実際には15.5キロしかなく助かった!が、後でまたツケを払った。)
まずは、藤巻山への登り。エイドから藤巻山山頂までは、イケメンでかなり走力のあるぺーサー参加のお兄さんのグループとご一緒しました。いい感じのペースで藤巻山を攻略しましたが、山頂で疲労困憊+ストレッチのために一休みしたところ完全においていかれました(ゴール後、私の復活の走りを称えてくれて握手しました。いいね。)。

この写真を撮って、ストレッチと称して倒れこむ。
ここからは先はペース上がらず。エイドで摂取した気合いのジェル投下の効果も藤巻山山頂まで。。。
このあと、終盤戦最大の山場、赤倉の登りはキツかったなー。大会プロデューサーの石川さんがパンチがある登りがいくつかあると言ってましたが、追加されたコースの中では、袴岳の登り、アパリゾート妙高への登り、藤巻山の登り、赤倉の登りはキツかった。
とはいえ、虎の子のアミノバイタルの赤を飲み気合いを注入します。残念ながら効果は微妙。
ところで、今回のレースでは、ハイドレーション(ザックの中に専用のソフトな水筒をいれ、チューブでチューチュー吸うやつ)は持たず、ソフトフラスクにポカリ500mlとクリスタルカイザーのソフトペットボトルに水500mlを持ちましたが、少なすぎました。各エイドの区間が長すぎて常に一人水不足に悩まされました。走りながら、家でアイスコーヒーをブラックで飲みたい、、、と何度思ったか。また、一度はコース脇の大きめな誘導用コーンが自販機に見えたりしました。。。レース中こんなに自販機を探したことは有りません。自販機、トレランレースのコース上にはないですね。
さて、降り出した雨の中、スピードは上がらずも赤倉最高点に到着。相変わらずの水不足。すると、有りました。天然エイド。復活の泉(泉の名前が確かこれだった。)。妙高山からの湧水とのこと。うめー、うますぎ。あまりのうまさに700ml位一気飲み。飲みながら余りの冷たさに腹を壊さないか不安がよぎりましたか、学生時代に鍛えた男の一気飲みを見せました(酒はすこぶる弱い)。ここの水、ホントにうまかった。コースから25メートル位離れてるから見落しがち。赤倉の最高点に有ります。

湧水を飲んだ後で、ベンチからパチリ。水を飲んでも疲労困憊状態は変わらず。
さて、赤倉最高点からは400メートル以上のゲレンデ下り、両膝は限界が近づいており、ゆっくり下ります。


赤倉のゲレンデにそびえ立つ赤倉観光ホテル。疲労困憊と濡れた芝生が気持ちよく、寝転がって撮影。ただ休みたかっただけ。
完走タイムシートはかなり押し気味。しかし、最高にラッキーなことに2.5キロほど早くエイドに到着しました。自家製完走タイムシートから、5分貯金が出来ました。ラッキー。終盤戦最大の勝負どころであった赤倉の登りを辛くも乗りきり、ここでやっと完走が見えてきました。
赤倉(89km地点)~黒姫特設ゴール(102キロ)までの出来事

写真はブレブレですが、心はブレず。赤倉エイドもなんか物足りない感じでしたが、最後にラーメンをゲット。できるまでスタートせず5分位待った甲斐あり。スープまで全て頂きました。ご馳走様でした!
赤倉エイドでは、重要な情報も。国立妙高青少年自然の家~赤倉エイド間のマイナス2.5キロが赤倉エイド~黒姫エイド(黒姫特設ゴール)間にて調整されてるらしい(すなわち、最終区間は13キロではなく、15.5キロから16キロ位ある。)。おー、マジか?やばくないか?ということでいそいそとスタートです。
これまでの人生、ラーメンをたくさん食べ、学生時代は肉肉ラーメン肉ラーメン、な生活もし、体重も大幅に増やしましたが、ラーメンから余計な脂肪以外には何かを得たことは有りませんでした。しかし、今回、黒姫エイドのラーメンからラーメンの恩返しともいえるようなスーパーパワーを頂戴しました。私、赤倉ラーメンで完全復活しました。いやホントに、赤倉から関川に下りるまでの約8キロ1時間半位は、とても90キロ走ってきたとは(個人的には)思えない走りでした。疾風の如く黒姫の森を駆け抜けました。ここでも体感キロ5分。実際は下りで最高キロ7.5分位。。。でも、とてもいい走りを最後にでき。大変満足です。

関川から黒姫への登りの手前のソバ畑。

黒姫手前のトレイル。完走がみえて少し余裕ができた。赤倉~黒姫までは黒土で走りやすいトレイルが多かった。
で、黒姫特設ゴールに。終わり良ければ全て良しということで。完走出来て本当に良かった。ホッとしたというのが当時と今の心境です。こんなに自分を奮い立たせ、プッシュし続けたことはなかった気がするので大変良い経験になりました(ちょっと感動した)。とはいえ、余りに辛くて長くて(制限時間が)短かったので長いレースは暫くいいやというのが今の心境です。。。
もし、予定通りに100マイルで開催されていたら、どうだったか?走っている最中は102キロ短縮に深く感謝してましたが、ひょっとしたら、走れていたのかな?とも思う。でも、来年の信越五岳は110キロかな。登りも制限時間もキツかったから。でも、完走バックル欲しいな。

黒姫特設ゴール
ゴール後~閉会式
ゴール後は大会バスでコンビニ経由で赤倉に戻り、お宿の方に迎えに来てもらいました。大変スムースなご対応。感謝。もう、最高に疲れていたので、風呂はいってコンビニ弁当食べて18時に寝ました。

本日のお宿、プチペンションスノーグースさん。池の平は自然に囲まれたいいところでした。
翌日は閉会式。

人が多い。

果物盛りに

カレー。

100マイル(102キロ短縮)の優勝は世界で活躍するサンゲシェルパ選手。おめでとうございます。

長野駅でそばを食べ

新幹線で帰りました。
最後に、台風接近の中で、急遽、短縮コースを設定し大会を運営された石川弘樹さんはじめスタッフ・ボランティアの方々に感謝の意を表します。多くの関係者、スタッフの方々のお陰で信越の素敵な森を駆け抜けることができ、大変素晴らしく(辛い)時間を過ごせました。ありがとうございました。
あんなに辛かったのに!やっぱ信越五岳サイコーだわ。おしまい。
にほんブログ村