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中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信します

旧東清鉄道汽船 - 大連を代表するロシア建築

2013-07-17 | 大連を歩く
旧東清鉄道汽船は、大連に残る貴重な帝政ロシア時代の建築です。


1900年の建築です。

大連市内で最も古い建造物のひとつです。

東清鉄道とは帝政ロシアと清による鉄道会社です。
東清鉄道汽船は東清鉄道の子会社として、大連から中国各地への定期航路を経営していました。


(かつての古写真です)




窓枠内部の装飾も当時のものでしょうか。

日本が租借する以前の帝政ロシア時代は、この付近が大連の中心地でした。

今はロシア風情街としてきれいなロシア風建築物が並んでいますが、実は観光用として今世紀に入ってから建て直された建築物が多いようです。

しかし、この建物は紛れもない本物です。

大連のロシア租借時代の風情を今に湛え、大連らしさを示すランドマークのひとつです。

ロシア風情街の入口に位置しており、立地も抜群です。
高層建築ではありませんが、長江路や上海路沿いからでも目に入ってきます。

現在は、大連美術館として利用されています。


全国重点文物保護単位に指定されています。
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