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中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信します

靖国神社 神門 - タイワンヒノキを用いた歴史建造物

2018-07-05 | 東京を歩く
前回に続き、タイワンヒノキを用いた社寺建築をご紹介します。

靖国神社の神門です。



この神門は1934年に建てられたものだそうです。

明治を代表する社寺建築家である伊東忠太による設計です。

この場所も何度も訪れていますが、何気なく通過していました。

改めてまじまじと見ると、やはり尋常ではない柱の太さと重厚な質感に気が付きます。





数えたところ、この神門は、12本の柱で支えられていました。
いずれも直径1メートル近くある大径の柱です。

それ以外も、材料はすべてタイワンヒノキが用いられているそうです。
おそらく、これら原木も樹齢1000年を超えるような古木が利用されていると思われますが、いったい何本もの原木が使われたのでしょうか。いずれにしても究極の贅沢と言えるでしょう。

柱に顔を近づけてみると、ヒノキのさわやかな香りが漂ってきます。
温泉などでヒノキ風呂に入ったときの、あの香りです。



神門は建築から84年が経過しますが、こんなに長い間香りを放ち続けるのですね。
柱もそれほど老朽化した感じは伝わってきません。強い生命の力を感じます。







今やタイワンヒノキの伐採は禁止されています。国内で代用できる材料もありません。
今後、同じものを作り上げることは不可能です。

靖国の神門は、歴史の重さと責任を受け止めながら、ずっとこの杜で時の流れを見守っているように思えました。
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (靖国神社)
2019-04-20 19:16:34
靖国神社
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Unknown (秋本帆華、千歳ひとみ)
2019-04-20 19:16:58
生駒里奈、千歳ひとみ
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Unknown (星野みなみ、浦部春香、伊関彰)
2019-04-20 19:17:41
秋元真夏、森結花、浦部春香
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Unknown (金谷智子)
2019-04-20 19:18:19
加藤千瑛
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Unknown (大谷映美里)
2019-04-20 19:18:49
靖国神社
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