HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信します

焼肉季飯庄 - 北京老子房の老舗

2021-12-21 | たべる
什刹海にある焼肉季飯庄という老舗レストランに行ってみました。

設立は清代の1848年という老舗です。



ここの名物は、大きな石板の上で焼く羊の焼肉です。



分厚く丸い石板を乗せた大きな竈がある専用の焼き部屋があり、火おこしが終わったら店員が客を呼び入れてくれます。



入室時には全員に汗ふき用のタオルを渡されます。
冬の今は必要ありませんが、夏はタオルが必要になるぐらい暑くなるのだと思います。

客はベテラン店員の指示にしたがってタレの付いた羊肉、ねぎ、香菜を順番で石板の上に投げこみ、焼いていきます。







もくもくと香りのよい煙が立ち込めます。

焼きあがるとみんなで石板に箸を伸ばして口に運びます。肉をしょうゆベースの濃厚なタレに漬け込んでいたのでしょうか、濃く深い味わいが染み込んできます。

ニンニクの漬け物やきゅうりは最適な箸休めです。これもまたよし、です。

焼く前はなかなかのボリュームに映り、完食は難しいかと思いましたが、あっさりと自分の胃に吸い込まれました。

なかなかエンターテイメント感があり、楽しいです。

銀錠橋のすぐ近く、前海に面した抜群のロケーションです。



店の目の前は前海です。

北京有数の観光地のど真ん中です。すぐ近くには鼓楼と鐘楼もあります。

今はコロナ禍なので席は空いていましたが、ハイシーズンは相当賑わうのではないでしょうか。

ルーツは通州の季德彩という人物が起こしたそうです。季さんが作った店だから店名は焼肉季というわけです。



北京老子房と国家級非物質文化遺産に登録されているそうです。
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