HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信します

烟台街の旧東清鉄道職員宿舎群 - 近代大連最古の建築群

2016-07-16 | 大連を歩く
烟台街は、大連でもっとも帝政ロシア時代の戸建住宅が残っているエリアです。

これらは東清鉄道職員用の宿舎だったものです。

今は、「1896鉄道花園酒店」として美しくリノベーションされ、別荘風のホテルとして利用されています。

リノベーションは2011年に始まり、2013年にホテルとして開業しました。





エリア内には、築100年超えの28棟の老建築が立ち並んでいます。

通路や庭園も美しく整備されており、さながらロシア風のテーマパークのような佇まいです。

建物すべてが違う形をしていて、独特の個性を放っています。


この建物は日本風ですので、1905年以降の建築かもしれません。







化粧のしすぎで古いロシアの雰囲気が壊れてしまっているのではないかという批判もありそうですが、僕はこれでいいと思います。
適切に保存するためには、実際に利用を続けるのが一番です。

ホテルの名前になっている1896という数字は、おそらく東清鉄道が設立された年を指しているものと思いますが、住宅が建築されたのはもう少し後の1900年前後だと思われます。

日露戦争後は、満鉄の職員宿舎として利用されました。
つまり、日本人も住んでいたわけです。

ホテルに宿泊しなくても、気軽に見学を楽しめます。


遼寧省重点保護建築に指定されています。
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1 コメント

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7号楼 (東東京うさぎのモヒー)
2019-11-24 16:35:06
3枚目の写真は7号楼と思われます。7号楼は日本に関係する建物で現在は建物前に説明書きのプレートが設置されています。全28棟が立ち並ぶこのエリアはとても趣き深い雰囲気を出しています。宿泊にもおススメのコテージ群です。
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