Senkaku Library 尖閣ライブラリー

尖閣諸島は日本の領土である動かぬ証拠

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中外は琉球の内外、外は公海

2012-12-24 | 尖閣諸島に関する研究・論文
八重山日報 2012.12.24
http://bit.ly/Tl11lZ


『尖閣東に琉球との境界線 新説、中国公式見解を否定』



 中国政府が今年9月に公表した「釣魚島(ちょうぎょとう)(今の尖閣諸島)白書」で、尖閣諸島の東に清国(しんこく)の境界線があったとした見解について、中国でなく琉球の境界線だったとする新説が発表される。長崎純心大石井望准教授(漢文学)が23日までに明らかにした。

 清国の派遣使節・汪楫(おうしゅう)は、1683年に琉球に渡航し、「使琉球雑録」(しりゅうきゅうぞうろく)という記録を残した。その中で、尖閣の東に「郊」(こう)が有り、船員がこれを「中外(ちゅうがい)の界(かい)」だと言ったことを記録している。中国側はこれまで、この中外の界が「中国」と琉球との境界線だと主張して来た。中国国務院は今年9月25日、「釣魚島白書」を公表し、この主張を公式に採用している。

 石井氏の研究によれば、汪楫は自身の漢詩集「観海集」(かんかいしゅう)の中で、福建省沿岸の東沙山(とうささん)(今の馬祖島(ばそとう))を中国の東端だと記録している。そこから遥かに尖閣附近の公海を越えた東側の「中外」の記述には、「国」の字が含まれず、中国と外国との境界ではないという。

 石井氏は、「郊とは近郊・郊外の比喩(ひゆ)で、道教(どうきょう)的な都市の内外の境界を指す。琉球国は明国(みんこく)の道教の影響を受けており、ここで言う中外とは、風水思想における琉球の『内外』を指す」と指摘する。

 さらに石井氏は、「汪楫の使節船は、台湾の北端を経由しない琉球人特有の航路を採用しており、船中で針路を主導していたのは琉球人であった。中外の界を言ったのも琉球人だ」と話す。
 石井氏の研究成果は、間もなく発行される「純心人文研究」19号に掲載される。


長崎純心大 石井望准教授の研究

2012-11-29 | 尖閣諸島に関する研究・論文
<八重山日報に連載されている、長崎純心大准教授 石井望先生の研究一覧>

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下記の石井望准教授の論文も、ぜひご一読ください。

中国・明代の文書に、尖閣諸島が「琉球」と明記されていたことを初めて指摘した、長崎純心大の
石井望准教授の論文。

◆尖閣前史(ぜんし)、無主地(むしゅち)の一角に領有史料有り ① 2012.8.3掲載

◆尖閣前史、無主地の一角に領有史料有り ② 2012.8.4

◆尖閣前史、無主地の一角に領有史料有り ③ 2012.8.5

◆尖閣前史、無主地の一角に領有史料有り ④ 2012.8.7



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◆明国地図、尖閣は「国外」 中国公式見解を否定 石井准教授「具体的反論を」 2012.10.6

…尖閣諸島(石垣市登野城)が明代(1368年~1644年)の中国の「管轄範囲」だったことを示す証拠として、中国政府が公式見解に採用している明国の軍事書の島嶼(とうしょ)図が、実際には国外であるだけでなく、海防範囲外を示していることが分かった。中国の主張に対する有力な反論になりそうだ。



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◆領有主張「完全な誤り」 「中国が600年前から支配」 石井氏、学術的に反証 〝尖閣は琉球文化圏〟と指摘 2012.11.9

…尖閣諸島問題をめぐり、ラオスで開催されたASEMの席上、中国の楊潔篪(よう・けつち)外相が「中国は明の時代より600年間、釣魚列島(尖閣諸島)を支配している」と発言したことに対し、石井望・長崎純心大准教授(漢文学)が8日までに「完全な誤りだ」と学術的に反証した。石井准教授によると、中国側の根拠となる古文書は600年前でなく、約440年前に成立。文中の記述も、尖閣が中国ではなく、琉球に帰属することを示す内容となっている。中国側の領有権主張に歴史的な根拠がないことが、改めて浮き彫りになった。

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◆清国史料、また「尖閣は国外」 台湾総統「発見」が逆証明 中台の領有主張崩壊 2012.11.5

…今年9月、台湾の馬英九総統が「発見」し、尖閣諸島の魚釣島(台湾名・釣魚台)が清国に属する証拠とされていた史料が、実際には尖閣が清国の国外だったことを示していることが分かった。石井望・長崎純心大准教授が4日までに明らかにした。石井准教授は「馬英九総統は、尖閣が国外だったこと示す史料を、自ら発表したことになる。日本の領有権の正当性が改めて証明され、尖閣を日本が盗んだとする中国の主張も根本から崩れた」と指摘している。

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◆馬英九閣下 尖閣史料ご提供に感謝 第一囘 石井 望 2012.11.26

◆馬英九閣下 尖閣史料ご提供に感謝 第二囘 石井 望 2012.11.27

◆馬英九閣下 尖閣史料ご提供に感謝 第三囘 石井 望 2012.11.28