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明日天気になぁれ

過ぎ去りし日々に思い出を

【ドリンク】ルイボスティー

2014-08-18 23:33:44 | 日記
最近ルイボスティーにハマっています。



ルイボスとは南アフリカ共和国西ケープ州一帯のみに自生する植物です。栽培されているのはごく限られた地域なので、とても貴重なお茶なんです。

このルイボス身体にめちゃくちゃいいんです!!

◯ノンカフェイン
カフェインは眠気覚ましや気分転換には有効な一方で摂りすぎると内臓に負担がかかったり、パニックや強い不安感などを与えてしまいます。お茶にも多く含まれていますが、ルイボスならノンカフェイン☆赤ちゃんにもやさしい!

◯ミネラルが豊富
ミネラルはたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、とともに五大栄養素の一つとして、人間の生理作用に大きく関わっています。ミネラルは体内でつくることができないので、食事や飲み物から摂取しなければなりません。

◯腸内環境の正常化
腸内の動きを活発にする効果があり、悪玉菌を排出しされ善玉菌が残り腸内環境が健康状態になります。

さらにはアンチエイジングやお肌にも良いらしいです☆こりゃ飲むしかない(・ω・)ノ

暑い夏の水分補給にぜひルイボスティーを試してみてはいかがでしょうか🎶



【本】オレたちバブル入行組

2014-08-16 12:41:51 | 日記
最近読んだ本の紹介。
池井戸潤オレたちバブル入行組


2013年7月から9月までTBS系列で放送されていた堺雅人主演のドラマ「半沢直樹」の原作です。第一部の大阪西支店編のベースとなっています。


池井戸潤さんは2011年に直木賞を受賞した作家です。元銀行員の経験を活かした金融界や経済界のミステリーが作品としては多いようです。最近は「ルーズヴェルト•ゲーム」や「花咲舞が黙っていない」「下町ロケット」など多くの作品が映像化されています。

この作品は2004年12月に単行本化されました。

ストーリーは序章から終章までの9部構成となっています。


【あらすじ】
支店長の命令で、無理に取り付けた融資だが、その会社が倒産し5億円もの損失を出してしまう。その責任はすべて半沢に押しつけようとしていた。
それに対して半沢は債券回収をしようと奔放する。そして、その中である事実が判明する…


めちゃくちゃ腹のたつ支店長とか、本社からくる人間が意地悪い人ばかりなんだけど、半沢は上司の圧力には屈さず、自分の中の正しいと思うことはきちんと伝える姿に感動を覚えます。そして、最後の結末は本当に痛快でした。
それに元銀行員が書いているだけあって、倒産とはどういうことか?銀行とは?など金融のことも学べた。
読んでいる中で自分の仕事ぶりについても考えさせられた。果たして自分は恥ずかしい仕事をしていないだろうか。
一方で、もし浅野みたいに破滅することになったらどうしようという怖さもあった。


読んでいて印象に残った言葉を挙げてみよう。
•カネとは、裕福な者に貸し、貧乏な者には貸さないのが鉄則。そういうものである。それこそが銀行融資の根幹だ。

•いかなる理由があろうと、銀行員は銀行を辞めた瞬間、銀行員ではなくなる。ところが、この当然のことがわからない銀行員は意外に多い。

•オレは基本的に性善説だ。相手が善意であり、好意を見せるのであれば、誠心誠意それにこたえる。だが、やられたらやり返す。泣き寝入りはしない。十倍返しだ。そして-潰す。二度とはい上がれないように。

•夢を見続けるってのは、実は途轍もなく難しいことなんだよ。その難しさを知っている者だけが、夢を見続けることができる。そういうことなんじゃないのか。

•ロボットみたいな銀行員になるなよ、直樹

理不尽な上司に倍返ししたくなる、そんな作品。

【Data】
タイトル:オレたちバブル入行組
作者:池井戸潤
出版:文春文庫
定価:657円+税


【本】覚悟の決め方

2014-08-06 07:58:20 | 日記
最近読んだ本の紹介。
上原浩治の『覚悟の決め方』


上原投手といえば昨年、ワールドシリーズを制した世界一のチーム、ボストンレッドソックスのクローザーとして大活躍したのが記憶に新しい。

上原投手は高校時代は2番手の投手で目立った活躍はなく、大学もスポーツ推薦ではなく一般入試で入っている。
いわゆるエリートとは違う道を歩み続けた選手である。
そんな上原投手がどんなことを考え、どんな鍛錬を積み、今の地位にたどりついたのか。どのように覚悟を決めるのかを経験談をもとに綴られています。

上原投手がいる巨人が好きでした。ルーキーで20勝をした時のインパクトはいまでも鮮明に覚えています。(その時はズームインでサンデー上原とか雑草魂とか言われてましたね)
当初はメジャーでもそんなに活躍していなく寂しかったですが、ここ数年は中継ぎ、抑えと大車輪の活躍を見せてくれてファンとしては嬉しいかぎりです。この本で上原投手は準備の大切さ、後悔をしないために行動する、野球で結果を出すための生活を送る、など非常にストイックさが伝わってきます。

以下、金言を上げてみよう。
•過ぎたことはもはや変えることはできないし、やり直すこともできない。必要以上にあれこれ考えても、時間の無駄でしかない。それなら、明日のことを考えたほうが建設的だし、精神衛生的にもいい。

•もっとも大切なのは、あれもこれも手を出すのではなく、まずは「自分の強みを磨く」こと。

•自信は他人がつくってくれるものではない。自分でつくるしかない。そして、自信をかたちづくってくれるのは、そうした地道な努力なのであり、その努力が花を咲かせ、実を結ばせる。

•「常識だから」と盲信するのではなく、「本当に正しいのだろうか」と疑問を、抱き、自分自身で試してみること。

•(野球で結果を出す)楽しさや充実感や満足感は、犠牲が大きければ大きいほど、多ければ多いほど、高くなると思っている。だいたい、遊びは引退してからいくらでもできる。しかし、野球はいましかできないのだ。

•周囲がよいことを言おうと、悪いことを言おうと、関係ない。結局は自分しかない。やったことに対しては自分が責任を持たなければならない。


自分の中の覚悟とは何か。覚悟を決めたくなるそんな作品。

【Data】
タイトル:覚悟の決め方
作者:上原浩治
出版:PHP新書
定価:760円(税別)


【本】禁断の魔術 ガリレオ8

2014-07-23 19:32:05 | 日記
最近読んだ本の紹介。
『禁断の魔術 ガリレオ8』
東野圭吾ガリレオシリーズ第8作。短編としては5作品目となります。虚像の道化師の続編で今作でガリレオシリーズは一度、終了というかたちになります。
作者は虚像の道化師で短編を書くことはないと思っていたそうですが、小説の神様の気まぐれっぷりを思いしらされたということで本作を書いたそうです。

今作は
第一章 透視す(みとおす)
第二章 曲球る(まがる)
第三章 念波る(おくる)
第四章 猛射つ(うつ)

の4話が収録されています。


今作の特徴としては、事件そのものを科学の力で解決するのではなく、科学の力で事件に巻きこまれた人を救うという点にあります。

作者が『もし自分のせいで殺人犯になりそうな人がいたら、湯川はどんなふうに苦しみ、どうやって責任をとろうとするのか。』という試練を湯川に与えたかったという第四章 猛射る(うつ)は短編とは思えない迫力があった。
湯川が青年に立ち向かう姿には胸が熱くなりました。

作品のなかでこういう言葉が出てきます。
(科学技術は)使う人間によっては武器になる。科学技術には常にそういう側面がある。良いことばかりではない。使い方を間違えれば、禁断の魔術にもなる。

現代、これだけ快適な暮らしをできているのは間違いなく科学の進歩があったからでありその恩恵を私たちは受けています。
しかし、その一方でその科学の力が軍事的なものに使われたり、人に害を与えているのも事実です。

それでは正しく使われるにはどうすればいいのか?様々な国際情勢が絡む中でその答えを見つけることはとても困難です。過去の歴史から学ぶ、貧困をなくす、戦争をなくす。机上の空論、理想論なら誰もが唱えられることです。
答えはまだまだ出ないけど、このテーマは考えなければいけないことだと思います。
またしても色々と考えさせられる作品でした。

【本】虚像の道化師 ガリレオ7

2014-07-16 19:48:47 | 日記
最近読んだ本の紹介。
『虚像の道化師 ガリレオ7』

東野圭吾ガリレオシリーズ第7作目。短編としては4作目となる作品です。
聖女の救済、真夏の方程式に続く続編となっています。

今作では
第一章 幻惑す(まどわす)
第二章 心聴る(きこえる)
第三章 偽装う(よそおう)
第四章 演技る(えんじる)
の4話が収録されています。



幻惑す(まどわす)では新興宗教の教主が起こした相手に触れずに転落死させる方法を湯川教授が解明します。
ネタがわかるとそんなことかって感じですが、読みはじめるとグッとひきこまれる感じで一気に読み上げてしまいます。

偽装う(よそおう)では、惨劇の殺人事件を偽装した女性に対する湯川教授の人間愛が感じられる作品になっています。まぁこの場合は相手が美人だったのかもしれませんが。個人てきにはこの話が一番良かったです。

湯川教授と草薙刑事のやり取りも面白くこの作品もあっという間に読み終わってしまいました。
ただ、ややネタ切れ?的なところも否めず科学で解明する!って感じは少なくなってきているかもしれません。

虚像の道化師というタイトルはおそらく最終話からきているんですが、殺人犯を演じていた女優を皮肉る意味で使っているのかもしれません。

でも自分の中では、人は自分を守るためにあえて自らピエロを演じ、本当の姿とは異なるイメージを植え付けている。その本質がわからなければ、真実が見えてこない。そんなことを言いたかったのではないでしょうか。