氷月神示 白雪の98

シャルルより皆さんへ

パウロ (幽体で生前の姿で、黒い背広に空色のワイシャツ、ネクタイは黒地の途中に、白い斜めの帯が入り、その帯が平行に2分割されている)
：やあ、こんばんは て、もう夕方だよね？
ヒヅキ：そうです
シャルル：パウロ、ちょっと爺と頼む
所用ができた
Tさんとこへ行ってくる
ヒヅキ：○さん？ 9年前に覚醒した仲間ですか？
シャルル：いや、そうじゃない方
じゃ、(飛び去る)
ヒヅキ：充電しないと、後3%です
クニノトコタチノカミ：じゃ、しなさい

パウロ(あぐらで座り)：さて、何話しますかね
クニ：この前、お前身の上話をしてくれたがものすごいスピードで語って行ったろう
パウロ：あれは、急いでいましたので早口でしゃべりました
ヒヅキさんが、なんとか書いてくれて
クニ：今日はゆっくりしゃべれる
何でも、どうぞ
パウロ：また同じことになりますが、バカな話をしていいですか、
私は5回結婚しましたし、伴侶もいましたが翠さんは、特別の存在でした
私の全てを奪った
プライドも、何もかも……
それまで人生、失うものはありませんでしたが、富も名誉も地位も得た私でしたから、しかし最も恐れたのは愛を失うことでした
家族親戚は私をコワイ男だと思っていたので、おそれて近づかない者もいましたね
それが、当たり前だと思っていました
…しかし、他人であの人だけが、私を恐れなかった
いじましい言い方をするなら、子リスが私の懐に飛び込んだようで、ぶら下げて出そうにも、かわいらしい目でじっと見るのですな
○○○○○○、ぼくを出すの……(彼女は男の子の心も持っていますので)
そんな感じでした
けり出してやりたかったのですが、靴について離れず、左右に揺すってもしっぽでからみついて、めげない、そんな所に惚れました……ははは、バカだな、俺って
まあね、お陰で今はシャルル様とこうして良いことに向かっていられるので
前にも言ったかもしれませんが、悔い改めるのに遅すぎることはないってね、
全世界に向かって言いたいですな、
神はこのように、お慈悲の方であると

シャルル (後ろに白い衣で現れてしゃがみ、)：戻ったぞ
パウロ(振り向いて、)：あ、シャルルさま
いつも同じ話ですみません、なんだかここへ来ると、同じことが言いたくなり、
クニ：ええがな、それがあんたの話の肝やし、一番肝心な所をチョイスすると、そうなるんやろ、
パウロ：そうですね、ではこれで、
ヒヅキ：帰るのですか、
パウロ( 背を向けて飛び上がりながら)：帰らなくちゃならん
シャルル：彼には、重大使命がある

クニ：○さんはお元気？
シャルル：大丈夫ですよ
それより、話の続きだ
ヒヅキ：今日はどうしたんですか、語ってばかり、怒涛のようです、
シャルル：もうすぐ雪が溶けそうなんだ、あと2コメしかない
クニ：そりゃ、急ぐわな は~るが来~た、は~るが来~た、ど~こ~に~来たあ~
シャルル：叔父貴、あなたこそそのだみ声をやめて下さい
クニ：そんな失礼なこと、言われたの、はじめてっ！
わし、舞妓のマネ、うまいねんデ、見せたろか、
シャルル：叔父貴……あまり堅苦しい話が続くので少しはっちゃけた方がいい、と言ったのはあなたですが、ここまでくだけなくてよろしい
私の、こけんに関わる
クニノトコタチノカミ：ほう、さいでっか、まあ、ここまで読んでいただければわしらの仲間同士のふれあい、言うか人間？関係がわかりますやろ、ていうことで余興はここでおしまい、
お疲れさんどしたあ~

オチマイ (シャルルより)
今度は、しゃれですべって落ちない、
「落ちまい、」ということ、
どうか、すべりませんように、

クニノトコタチノカミ(目をつぶり片手を当てて)：
あちゃー、又やってくれたな、
どうしてそう、お前はしゃれオンチなの？
もう、ギネスブックに載せてもらいなされ、世界一しゃれが下手で凍らせる男、とな
北極グマでも、もう少し温かいで、
お前のは輪切りのレモンより悪い、
シャルル：レモン？
クニノトコタチノカミ：喜劇役者のジャック・レモンの気の利いたしゃれを、輪切りにしたような感じやな、まずい汁ばっかり垂れて、みんな仏頂面や