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★年金カウンセリング → 年金の現実

2006年03月12日 | 年金
Q えっ! これが40年も厚生年金で働いてきた者の年金額かい? 間違いないですか? 60歳で105万円、63歳で・・・・・・・ようやっと249万円、妻ありで。
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A ええ、今60歳になる40年勤務の人の厚生年金といえば、この程度ですねぇ。特に、ご主人が低いということではありません。国民年金の人は、ぜんぜん低いですよ。40年納付で、794,500円/年ですから。


月額にして、厚生年金の人は60歳当初10万円弱/月、定額分開始になって20万円/月ほど。
一方、国民年金の人は65歳支給開始で6.6万円/月です。


厚生年金には、実は世代間格差という現実があります。
年金水準の世代間格差です。下のように世代が下がるにつれて年金が少なくなっています。今後、15万円/月ということもありえるのかも知れません。

大正生まれ(概算年金月額35万円/月)
S1ケタ生まれ(30万円/月)
S10年生まれ(25万円/月)
S20年生まれ(20万円/月)
注:40年勤務の妻あり男性の現行の概算年金月額

 つまり、これから年金を受けられる皆さんの年金と世代の違う人と横比較しても惨めになるだけです。この点は、政治的に解決されるべきものだと考えます。政府は、この年金をさらに抑制していかなければ年金財政が破綻するとはしています。平成17年からは、65歳以上高齢者の年金は税金が高くなっています。年金は高いまま支払い、税金でその一部を回収するという方策ですが、年金財政の点では問題解決先送りでしょう。


これが、年金の現実です。

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