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友人手島佑郎さんからのお知らせ

2010年03月04日 | 読書
下記の通り拙著が教文館から2月25日に出版されました。

「ユダヤ教の霊性 : ハシディズムのこころ 」 手島佑郎 著
  "Soul of Judaism : Hasidic struggle for integrity" by Jacob Yuroh Teshima,231 pages
published by Kyobunkwan, Tokyo




ユダヤ人の宗教生活の内面と葛藤を赤裸々に描く ~
      * 単行本(ソフトカバー):231ページ
      * 出版社: 教文館  定価:¥ 1,800 (税別)  
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本書は、18世紀の東欧で興ったユダヤ教の復興運動ハシディズム運動に焦点を当て、
ユダヤ人の心の中にある生の意味と葛藤など、
彼らの内面を探り、ユダヤ人の日常の宗教生活の実態をわかりやすく解説しています。


いわゆる黒い帽子に黒いフロックコートを代表的なユダヤ人のイメージとして浮かぶ人々の多くが、
ハシディズム派の人々です。
また彼らの多くがダイヤモンド産業や不動産業などにも進出しています。

ハシディズムは、画家シャガール、対話哲学のブーバー、小説家アグノン、
クレズメル音楽をはじめ、現代のユダヤ芸術や文化に多大な影響を与えてきました。


彼らの聖地移住が、
一面では、世俗ユダヤ人のイスラエル帰還にも大きな刺激となりました。


ナチス時代に、ワルシャワのゲットーでのユダヤ人蜂起、そしてホロコーストで
死を前にしつつ、なお後世への希望を生き残る者に託したのも彼らでした。


現代ユダヤ社会の世俗主義は、ある意味で、ハシディズムの聖なるユダヤ教主義に反抗して
その原動力を得ていたとも言えます。
聖俗おたがいに反発しつつ、自己主張と自己表現、そして自己の完成を競ってきたのです。

ユダヤ人に優秀な人が多いといっても、その背景には、むしろ自己の向上をめざす
自己葛藤の歴史と伝統が厚いからなのではないでしょうか。

本書は、単にユダヤ教だけにとどまらず、
キリスト教、仏教、神道、ヨガなど、どの宗教の人でも、
自己の内面的向上や霊性の拡充に関心のある人には、大きな参考を与えるでしょう。
 

初版発行部数僅少につき、本書をご希望の方は、すぐ書店でお取り寄せください。

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本書目次より:

  はじめに 
  第一章  ユダヤ教ハシディズム派のあらまし
  第二章  神への密着、デベクートをめざす
  第三章  礼拝中の雑念の問題           
  第四章  祈りの集中と忘我法悦 (ビトゥル・ハイェシュ)
  第五章  ユダヤ神秘思想と人間の概念  
  第六章  人生の不確実:流浪とユダヤ人の意味
  まとめ  ユダヤ教ハシディズムから学ぶこと

  出典・参考文献など 67点を巻末に明記

 http://homepage3.nifty.com/teshima/

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