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【#朝鮮日報】金正恩委員長「申し訳ない」の一言に大喜びして身を乗り出す文政権

2020-09-26 20:46:28 | 新聞記事
北朝鮮「遺体焼いていない」言い逃れしつつも異例の謝罪
 北朝鮮は25日、韓国海洋水産部職員射殺事件に関する通知文を青瓦台に送ってきた。統一戦線部名義の通知文には、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が韓国側に「申し訳ない」と述べる内容が含まれていた。青瓦台はこれをすぐに公開し、韓国政府関係者は相次いで「異例の早さの謝罪」「金正恩委員長が射殺の指示をしたのではなさそうだ」などと述べた。さらに、青瓦台は今回の射殺事件の十日ほど前に文大統領と金正恩委員長が親書を交わしていたことを明らかにし、その全文まで追加公開した。

 北朝鮮は通知文に「金正恩委員長は文大統領と南側の同胞たちに大きな失望感を与えたことに対して大変申し訳なく思っている」と書いている。しかし、遺体毀損(きそん)=焼却=、海洋水産部職員が越北(北朝鮮に渡ること)を試みたのかどうか、銃撃の状況、上部の指示などの核心となる争点で韓国軍当局の発表とかなり違う見解を示している。北朝鮮は「射撃後、10メートルまで接近して調査したが、(死体が)見つからず、大量の血痕が確認されたので射殺されたと判断した」「A氏が乗っていた浮遊物は海上で焼却された」と主張した。銃撃したのは事実だが、遺体を焼いてはいないということだ。北朝鮮は、韓国軍が「蛮行」「応分の対価」などの表現を使ったことについても、「不敬で対決的な色合いが濃い表現を使ったことに対して非常に遺憾に思う」と述べた。

 一方、韓国軍が同日明らかにしたところによると、北朝鮮は上部の指示で浮遊物をロープで縛り、海洋水産部職員を3時間引っ張っているうちに逃したため約2時間捜索し、再び見つけた後に射殺していたことが分かった。青瓦台関係者は「韓国軍の情報を総合した判断と一部異なる部分については、今後も引き続き調査と把握が必要だと見ている。この通知文に対して政府がどのような判断をしているかを予断せず、言葉通りに受け止めてほしい」と語った。

 北朝鮮の通知文と南北首脳の親書は青瓦台の徐薫(ソ・フン)国家安保室長が公表した。文大統領は8日に送った親書で、金正恩委員長の被災地訪問に言及して、「特に国務委員長(金正恩委員長)の生命尊重に対する強い意志に敬意を表する」と述べた。金正恩委員長は12日に送った返信で、「南側の同胞たちの大切な健康と幸福がどうか守られるよう切に願う」と書いている。このような親書のやり取りがあった後の22日、北朝鮮が韓国人国家公務員を銃で射殺したのだ。だが、韓国国家情報院の朴智元(パク・チウォン)院長と統一部の李仁栄(イ・イニョン)長官は国会出席時、「金正恩委員長が射殺の指示をしたのではなさそうだ」「北朝鮮の謝罪は非常に異例だ」と言った。野党は「北朝鮮に免罪符を与えようとしているのか」と非難している。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者 , 鄭佑相(チョン・ウサン)記者


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