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「日本の敵」&「新型コロナウイルス」に関する情報をまとめていきます

【#朝鮮日報】康京和外相、米国のクアッドに「良いアイデアではない」

2020-09-26 20:31:13 | 新聞記事
来月のポンペオ米国務長官との会談を前にはじめて反対の立場を明言
 韓国外交部(省に相当)の康京和(カン・ギョンファ)長官は25日、米国がインド・太平洋地域で中国をけん制するため力を入れている戦略多国間安保協議体「クアッド」について、「良いアイデアではない」と述べた。米国が重視するクアッドについて、韓国政府高官が公の席で否定的な考えを示すのはこれがはじめてだ。とりわけ来月初めに予定されているポンペオ米国務長官の来韓を前に、このような発言を行った意図に注目が集まっている。外交関係者の間では「韓国政府は、米中の間で米国との同盟よりも『中立国』を自認することを決めたのではないか」との見方が出ている。

 康長官はこの日、米国の非営利団体「アジア・ソサエティ」主催の画像会議に出席した際、司会者が「韓国はクアッド・プラスに介入する意向はあるのか」と質問したのに対し、「他国の利益を自動的に排除するいかなることも、良いアイデアではないと考える」と述べた。クアッドは米国、日本、インド、オーストラリアの4カ国による安保協議体だ。米国は、韓国をはじめとする自由民主主義などを主要な価値として共有するアジアの主要国をクアッドに参加させる「クアッド・プラス」の構想に何度も言及してきた。この「クアッド・プラス」について複数の専門家は「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」になるとの見方を示している。米国が冷戦時代にNATOを通じてソ連に対抗したように、新冷戦時代と呼ばれる「米中戦争」には、「クアッド・プラス」によってアジア・太平洋地域における「中国包囲網」の構築を目指しているというのだ。

 康長官はこの日「韓国はクアッド・プラスに招待されていない」と明らかにした。これに先立ち米国は複数のルートを通じ、クアッドをはじめとする対中政策について詳しく説明しながら、事実上の支持と協力を求めてきたが、「クアッドへの正式な招待」はなかったというのだ。康長官はさらに「わが国は特定の懸案についての対話に関与する意思はあるが、もしそれが『構造化された同盟』であれば、わが国の安全保障上の利益にプラスになるかを深刻に考えるだろう」との考えも示した。「構造化された同盟」とは韓米同盟を意味する言葉のようだ。康長官はさらに「しかし具体的な懸案については、わが国は包容的かつ開放的であり、規制規範に従う接近を保有した国々とは対話を行う準備ができている」とも述べた。

 司会者が「米中両国と同時に良い関係を維持することは現実的か」と質問したのに対し、康長官は「(特定の国を)選択すべきという考えはプラスにならない」と反論した。康長官はさらに「わが国は韓米同盟がわれわれの錨という点を非常に明確にしている」としながらも「中国はわが国にとって最も大きな交易と経済のパートナーであり、わが国の企業関係者や市民にとっても非常に重要だ」とも指摘した。安全保障は米国、経済は中国という立場を改めて明確にした形だ。

 康長官の発言をめぐっては「前後の辻褄が合わない」との指摘も出ている。康長官が「他国の利益を排除してはならない」との理由で否定的な立場を示したクアッドは、米国が同盟国の積極的な参加を期待する核心的な安保協議体だからだ。複雑にからみあった安全保障と経済を明確に分離し、異なった対応を取ることについても「非現実的」との指摘もある。米国は、通信企業ファーウェイなどを通じて中国に制裁を加えているが、その主な根拠として「通信技術を通じた安全保障上の脅威」を上げている。これは経済と安全保障が絡み合った糸のように複雑に関係していることを示す事例だ。

 韓国の外交政策トップが米国の団体主催の会議で、しかも米国務長官の来韓を前に、米国の政策に批判的な発言を行ったことについても「不適切」との指摘がでている。韓米防衛費分担金交渉など、韓米間の懸案に否定的な影響を及ぼしかねないとの懸念もある。これに先立ち米国務省は今年6月、駐米韓国大使が米中間で明確な立場を示せないことについて、「韓国は数十年前、すでに(米中間で)どちらの側に立つかを選択した」とする異例の論評を出した。ある外交官幹部OBは「先月末に来韓した中国共産党の楊潔チ・政治局委員が『米国の側に立つな』と圧力を加えたことが、韓国政府の対米・対中戦略にかなりの影響を及ぼしているようだ」との見方を示した。

ノ・ソクチョ記者

【#中央日報】【社説】北朝鮮が「蛮行」しても「平和」を話す韓国大統領

2020-09-26 20:30:33 | 新聞記事
韓国の国民が北朝鮮軍に殺害され、その遺体が燃やされたが、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨日の「国軍の日」行事で北朝鮮の蛮行に言及しなかった。記念演説で「平和」は6回も強調したが、北朝鮮の野蛮な行動を批判して警告するメッセージは一言もなかった。軍統帥権者として当然、この問題を断固たる態度で問いただすべきだった。

22日に西海(ソヘ、黄海)上で韓国海洋水産部の公務員イさん(47)が北朝鮮軍の銃で殺害された事件の本質は、非武装の民間人に銃を乱射して生命を奪ったという点だ。北朝鮮は否認しているが、海上で油をかけて遺体を燃やした後、海に遺棄した状況が表れている。焼かれた遺体は西海上に漂っているはずだ。家長を亡くした遺族の悲しみは言葉で表すことができない。韓国国民は惨めな思いを越えて怒りを感じている。

文大統領は国民殺害事件が発生してから10時間後に知った。大統領への報告前に事実確認が必要だったというのが青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)と軍の苦しい釈明だ。文大統領はイさんが殺害されたにもかかわらず、あらかじめ録画しておいた国連ビデオ演説を23日にそのまま送り出した。核心メッセージは「北朝鮮との終戦宣言」「平和」だった。深刻な状況を認識できなかったのか、それとも終戦宣言が国民の生命より重要だと考えたのか。同日11時に青瓦台で行われた進級軍将星の補職申告式でも同じだった。文大統領は将星らに北朝鮮の挑発に対する断固報復ではなく「韓半島(朝鮮半島)平和」を強調した。当時、文大統領は殺害事件の報告を受けた直後だった。文大統領は事件に関する対面報告の後、国防部の公式立場発表まで33時間も沈黙した。特に24日、重大な状況の中でも金浦市(キンポシ)公演会場でアカペラ公演を観覧したというのはとうてい理解できない。文大統領は8日に金委員長に送った親書に、コロナと災害による困難に言及しながら「国務委員長の生命尊重に対する強い意志に敬意を表する」と書いていたことが青瓦台の公開で明らかになった。

政府と軍の対処は総体的な問題だった。最初から救出する考えがなかった。イさんが22日午後3時30分に北朝鮮軍と最初に接触した状況を軍当局が青瓦台に報告したが、救出の指示はなかった。軍の情報網で北朝鮮軍の射撃指示を確認したが、対応しなかった。政府は北朝鮮との公式連絡ラインが6月以降すべて遮断されたと主張した。しかし国際商船通信網で北朝鮮軍の船舶に警告することもできた。北朝鮮海域に入った韓国船舶や住民に関する対応マニュアルが稼働したという発表もなかった。「まさかこのようになる(北朝鮮軍が射殺する)とは考えていなかった」という苦しい弁解だ。

政府と軍当局のさらなる問題行為はイさんの「越北説」を流した点だ。イさんの履き物が船に残っているというのが理由だ。イさんに2000万ウォン(約180万円)の借金があったことにも言及した。しかしイさんの同僚は自ら北に行く理由はないと話している。また自身を証明する公務員身分証も船に置いていた。何よりも2人の子どもがいる公務員が自ら北朝鮮に行くというのは考えにくい。調査もせず今回の事件をイさんの責任で処理しようという意図として映る。遺族の胸に二度も釘を打つ姿だ。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の昨日の「良くないことが起きた」という釈明も遺憾だ。人を殺傷した後に申し訳ないという態度だ。蛮行をもみ消すための事後処理としか理解できない。青瓦台は状況が深刻になると、文大統領と金委員長の最近の親書交換を公開した。偶発事故として済ませようということではないのか。「北の最高指導者が2度も『申し訳ない』と言うのは初めて」という李仁栄(イ・インヨン)統一部長官の発言はどういうことなのか。今回の事件はすべてのことが釈然としない。文大統領の3日間もそうだ。どんなことがあったのか国民に詳細に明らかにし、国会レベルでの全面調査が必要だ。

【#中央日報】国民が射殺・遺体毀損されたが…北の謝罪で雰囲気が変わった韓国与党

2020-09-26 20:24:52 | 新聞記事
北朝鮮軍が海洋水産部の公務員イさん(47)を射殺して遺体を毀損したことで危機状況を直感した韓国与党・共に民主党の25日の表情は、午前と午後で大きく変わった。

午前には一斉に文在寅(ムン・ジェイン)大統領と国防部に対する護衛モードに入った。国会国防委員長の閔洪チョル(ミン・ホンチョル)民主党議員は午前、ラジオ番組に出演し、「北方限界線(NLL)北側の水域で起きたことだ。事実を確証するまで非常に難しく、米軍と協力もしなければならず(救出に動けないまま)時間がかかったようだ」と述べた。国防委員会の与党幹事の黄熙(ファン・ヒ)議員もこの日、ラジオ番組で「このようになることは全く予想できなかったようだ。CCTVを見るようにずっと見守っている状況ではなかった」と軍をかばった。共に民主党は「NLLの北側、我々の領域外で起きたことであり(国防部は)どうすることもできない。同じように対応して小銃射撃をするのか、砲撃するのか、そのようには決してできない」(ソル・フン議員)という主張も提起された。

民主党のこうした護衛モードは、この日午後2時に青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の徐薫(ソ・フン)安保室長が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の謝罪を公開したことで安堵に変わった。政府・与党ともに一斉に「鼓舞的」などの表現を使いながら口を開いた。

李仁栄(イ・インヨン)統一部長官はこの日、国会外交統一委員会の懸案質疑で「速かに申し訳ないという表現を2度も使いながら北の立場を発表したことは過去になかったと理解している」と評価した。民主党所属の全海チョル(チョン・ヘチョル)国会情報委員長は「表現の程度や叙述の方法を見ると極めて異例であり、率直に謝罪したのではないかと判断している。軽く見ることではなく大きな意味を持つ」と話した。青瓦台は、「慣例や相手に対する礼儀のため親書の内容を公開しない」(康京和外交部長官)という原則にもかかわらず、この日午後4時、両首脳が今月初めに交わした親書の内容を公開し、こうした雰囲気を維持した。文大統領は特に親書で「国務委員長の生命尊重に対する強い意志に敬意を表する」と書いていた。

これに対し野党は「あり得ない」と批判した。国民の力のユン・ヒソク報道官はこの日、論評で「安全保障の第一線となるべき国家安保室長が北側の通知文を代わりに読むだけでなく親書まで公開した」とし「国民的な怒りと遺族の悲しみを考えればあり得ないことだ」と批判した。続いて「たかが親書1枚に書かれた、耳がくすぐったくなるいくつかの言葉に引かれ、国民の高貴な生命を守れなかったことを自ら認めた」と付け加えた。

陳重権(チン・ジュングォン)元東洋大教授は「金正恩委員長の謝罪が出ると、口をそろえて『禍を転じて福と為す』と叫ぶ。国民1人が北の非人道的な措置で殺害された不幸な『禍』が、金正恩委員長の謝罪で突然『福』になってしまった」とし「国民の生命より南北関係が上位にあるという話であり、セウォル号当時の朴槿恵(パク・クネ)政権の人たちと何が違うのか…」とコメントした。

【#中央日報】韓国軍「銃撃後に燃やした」vs北朝鮮「遺体でなく浮遊物を焼却」

2020-09-26 20:19:35 | 新聞記事
「謝罪はするが、蛮行ではない」。

北朝鮮が25日に労働党統一戦線部の名義で送った通知文の内容を一言で要約するとこうだ。韓国海洋水産部の公務員イさん(47)に銃撃を加えて死亡させたことについては、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が自ら謝罪した。しかし北側が付け加えた事件の経過は韓国軍の説明とは多くの側面で差がある。越北の意思まで表した非武装民間人を上部の命令で射殺して燃やしたというのは事実でないというのが、北側の主張だ。検問に応じない「侵入者」を現場の判断で射殺したということだ。双方の主張が正面から対立するのは大きく4つの部分でだ。

(1)「遺体は焼却していない」
韓国政府は、北朝鮮軍が海上でイさんに銃撃を加え、油をかけて燃やしたと把握している。「反倫理的な蛮行」という批判をあふれた決定的な部分だ。
一方、北朝鮮はこの日、「約10発の銃撃を加えた後、10メートルほどの距離まで近づいて捜索したが、正体不明の侵入者はいなかった」とし「多くの血痕があり、射殺されたと判断し、国家非常防疫レベルで焼却した」と主張した。銃撃を加えたが、遺体は見つからず、防疫レベルで海上浮遊物に火をつけ、遺体の焼却ではないという立場だ。

(2)異なる射撃時間
北朝鮮は22日晩、登山串(トゥンサンゴッ)近隣でイさんを射殺したと明らかにした。操業中だった漁船がイさんを発見し、通報を受けた北朝鮮軍が出動して空砲弾を撃つと逃げようとしたため、射撃したという主張だ。瞬間的、偶発的に起きた事件という説明だ。
しかしこれは22日午後3時30分にイさんを発見した北朝鮮軍が防毒マスクを着用したまま接近し、6時間後のこの日午後9時40分に上部の指示で射撃して死亡させた後、40分間ほど燃やしたという政府の発表に反する。

(3)取り調べ後に処刑vs拒否して逃走
軍当局はイさんが北朝鮮軍に発見された後、海上で取り調べを受けたと把握している。政府関係者は「通常、海上に浮いている人を発見すれば船に乗せたり陸地に移してから取り調べをするのが慣例」とし「北は当日、イさんを発見した後、陸地に入れず逃げられないようロープで身体の一部を縛った後、海上で取り調べを行ったと理解している」と話した。
一方、北朝鮮は「イさんが身元を確認する過程で1、2回ほど大韓民国の誰々とあいまいに答えた後、返答しなかった」と逃走を図った点を強調した。「命令に無言で応じず、空砲弾2発を撃つと驚いてうつ伏せになり、逃走しそうな状況になった。(イさんが乗っていた浮遊物を)ひっくり返しながら体に何かをかぶろうとする姿もあった」というのが北側の主張だ。取り調べ自体が行われなかったということだ。

(4)越北の意思はあったのか
イさんが北朝鮮軍に発見された直後、越北の意思を明らかにしたかどうかについても南北の主張は分かれた。軍当局は「北の軍が失踪者の漂流の経緯を確認し、越北の陳述を聞いたとみられる」と明らかにした。イさんが海上での取り調べ過程で北に行きたいという意思を明らかにした状況があったということだ。しかし北朝鮮はこの日の通知文で「越北」の意思表明に言及しなかった。

建国大統一人文学研究団のチョン・ヨンソ教授は「北の最高指導者が文書に『申し訳ない』という表現を入れたのは極めて異例」とし「国際社会の非難が激しくなり、急いで事態の収拾に動いたとみられる」と分析した。

軍の内外では海上漂流者はひとまず引き上げて応急措置を取った後、身元確認手続きを踏むのが普遍的・人道的な慣例だが、北朝鮮はこうした基本措置を取らなかったという批判も提起される。さらに海上で30時間近く漂流して体力が消耗していたイさんが広い海で逃走するのは不可能だったというのが、専門家らの見方だ。

【#東亜日報】北朝鮮「不法侵入者を射殺」、韓国軍「越北を試みた」

2020-09-26 20:19:11 | 新聞記事
大統領府が25日、北朝鮮から受け取った通知文を公開したが、海洋水産部所属の漁業指導船の男性乗組員イさん(47)の殺害経緯に関する北朝鮮側の主張と韓国軍の発表内容が多くの部分で食い違い、論議が起こっている。イさんを助けることができた6時間の「ゴールデンタイム」を放置した軍に対する非難世論が溢れる中、韓国軍の判断に反論し、覆す新たな情況があらわれたのだ。

北朝鮮は通知文で、「我々は貴軍部がどのような証拠に基づき、我々に対して不法侵入者の取締りと取締過程の説明も要求せず、一方的な憶測で蛮行、応分の対価といった失礼かつ対決色の強い言葉を選んで使うのか遺憾を表さざるを得ない」と強く反発した。特に通知文には、北朝鮮軍がイさんの遺体を焼却したとか、北朝鮮側に越北意思を示したという内容は全く含まれていなかった。このため、今後、韓国軍の諜報の出処や入手の経緯をめぐって疑惑が増幅されるとみられる。

まず、北朝鮮は通知文で、イさんの遺体を燃やした事実はないと明らかにした。統一戦線部は通知文で、「射撃後、いかなる動きも音もなく、約10メートルまで接近して確認、捜索したが、正体不明の侵入者は浮遊物の上におらず、大量の血痕が確認された」とし、「わが軍人は不法侵入者が射殺されたと判断し、侵入者が乗っていた浮遊物は国家非常防疫規定により海上現地で焼却した」と明らかにした。軍は24日、防毒マスクと保護服を着た北朝鮮軍が23日午後10時頃、銃撃で死亡したイさんの遺体に近づき、油をかけて燃やしたと説明した。徐旭(ソ・ウク)国防部長官は国会で、「約40分間燃えた」と具体的な時間まで明らかにした。

イさんが22日午後3時30分にトゥンサンゴッ付近の海上で北朝鮮軍に発見されてから射殺されるまでの情況も、南北の主張が食い違う。北朝鮮側は、軍の規定によりイさんを「正体不明の対象」、「不法侵入者」として射殺したと明らかにした。通知文には、「(北朝鮮側)沿岸の浮遊物に乗って不法侵入した者に80メートルまで接近し、身元の確認を求めたが、はじめは1、2回、『大韓民国の誰々』と小さく話し、その後答えなかった」とし、「取締命令に無言で応じなかったため、2発の空砲を撃つと、驚いてうつ伏せになり、逃走するような状況になった」という。

その後、北朝鮮側はイさんがうつ伏せになって何か体にかぶろうとし、取締艇長の決心により、40~50メートルの距離から約10発の銃撃を加えたと主張した。これに先立ち韓国軍は、北朝鮮軍が一定の間隔を維持して、イさんに漂流経緯と越北について尋問した情況を捉えたと明らかにした。軍がイさんが越北を図ったと判断した理由だ。しかし、北朝鮮側の通知文のどこにも越北の意思を表明したという内容はなかった。軍関係者は24日、記者会見で、越北の陳述を捉えた情報の経緯などを問う記者団の質問に、「出処は言えないが、根拠なく話さない」と述べた。

また、誰の指示を受けてイさんを射殺したのかをめぐっても発言が食い違っている。韓国軍は前日、記者会見で、「射撃して燃やしたのは上部の指示による」とし、北朝鮮側の銃撃が意図的であることを強調したが、北朝鮮側は射撃の指示が当時、船に乗船していた取締艇長の決心によると主張した。

南北いずれもイさんが乗ってきたのが「浮遊物」だったと明らかにしている。しかし、北朝鮮側の主張どおりなら、韓国軍が越北の根拠に掲げた浮遊物が、北朝鮮側の海域で漂流していた可能性も排除できない。イさんが漁業指導船から海に落ちた後、漂流して浮遊物を発見した可能性も排除できないのだ。ある軍関係者は、「遺族を中心にイさんが北朝鮮に行く理由がないと主張する状況で、軍は直接このような疑惑を解消する必要がある」と明らかにした。


申圭鎭 newjin@donga.com

【#東亜日報】国民の行方不明から殺害発表までの3日間「大韓民国」はどこにいたのか

2020-09-26 18:47:14 | 新聞記事
海洋水産部公務員である韓国国民が西海(ソヘ・黄海)で行方不明になって軍当局が北朝鮮の蛮行を発表するまでに3日がかかった。

彼の行方不明から死までの34時間、特に北朝鮮軍が彼を発見し、銃殺して燃やすまでの6時間、韓国軍は北朝鮮の動向を捉えても何の措置も取らなかった。さらに大統領府は、その蛮行の報告を受けても、1日半、36時間も公式の対応を先送りした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領に報告されたのは蛮行の10時間後だったという。

韓国の政府と軍が見せた対応を受け、国家の役割は何かという根本的な質問を投げかけざるを得ない。国民の生命と安全を守る国家の最優先の責務が放棄されたのではないかという質問に、政府は果たしてどのように答えるのか。政府は、「諜報のレベルなので事実確認が先だった」、「あのような蛮行を犯すとは想像できなかった」と言うが、政府がしたことは、行方不明の直後に軍と警察を動員した捜索作業と蛮行19時間後に電話通知文を送って北朝鮮に「問い合わせ」たことが全てだ。

無策傍観と言わざるを得ない政府の対応への疑問は大統領に向かうほかない。深夜に閣僚官会議まで開かれた事案を、文大統領は全く知らずに一夜を過ごしたという。このため、野党で文大統領の行動を明らかにするよう求めて前大統領の「セウォル号7時間」と比較するのも、大統領が知らなかったとして論議を回避しようとするのではないかと疑うのも無理はない。さらに文大統領は報告を受けても何もなかったかのように文化公演を観覧した。

政府の安易な態度は、この事件が初めてメディアで伝えらえた時に「越北の可能性」を強調したことと無関係ではないだろう。誰も断定できない諜報を口外したのは、韓国国民が目の当たりにした凄惨な死の意味を縮小し、事実上傍観した責任を回避するためと見ざるを得ない。万一、それが当たっているとしても、大韓民国は脱北者を裏切り者と扱う北朝鮮政権と同じはずがなく、政府の保護責務で軽重が変わることはあり得ない。

今回の北朝鮮の蛮行は、野蛮な金正恩(キム・ジョンウン)政権の実体を改めて確認させた。もし大統領と政府、軍が国民の生命を保護するために忠実に対応して役割を果たしたとしても、韓国国民が受けた残酷な結果は大きく変わらなかっただろう。しかし、少なくとも国民は、大韓民国が見せた姿で惨憺たる思いが少しは慰められたはずだ。

【#ハンギョレ】北朝鮮、越北や遺体の損壊、上部指示による銃撃など韓国側の判断をすべて否定

2020-09-26 18:46:36 | 海外の反応
北朝鮮、通知文で韓国側と食い違う主張
 北朝鮮が海洋水産部(海洋部)の漁業指導員A氏の銃撃事実が公開された翌日の25日、A氏の射殺に対して電撃的に遺憾を表明し、再発防止を約束したのは、南北関係のさらなる悪化を防ぐためと見られる。その一方で、北朝鮮は韓国軍の主張を一つひとつ反ばくし、北朝鮮軍の今回の措置がやむを得ない対応だったと主張した。しかし、北朝鮮の釈明は常識的に納得しがたい部分も多く、この機会に南北当局間の共同現場調査などを通じて、疑惑を解消する必要があるという声が高まっている。

 韓国軍は、漁業指導員A氏が北朝鮮海域まで行った背景について、越北するためと判断した。軍関係者は前日、メディアのブリーフィングで「北朝鮮側の人が行方不明者と一定の距離を離隔し、防毒マスクを着用して行方不明者の漂流経緯を確認しながら“越北陳述”を聞いたものとみられる」と述べた。しかし、北朝鮮は同日の通知文で「80メートルまで接近して身元の確認を要求したが、初めの1、2回大韓民国の誰々だとごまかすように言っただけで、それからは何も答えなかった」とし、A氏が越北する意思を示なかったと反論した。

 北朝鮮は、死亡したA氏の遺体を損壊したという韓国軍の主張も否定した。韓国軍は「防毒マスクと防護服を着用した北朝鮮軍が遺体に接近して油を注いで燃やした情況が把握された」とし、「延坪部隊の監視装備にも遺体を燃やす明かりがとらえられた」と明らかにした。しかし北朝鮮はA氏に銃撃を加えた後「約10メートルまで接近して捜索したが、侵入者は浮遊物の上になく、大量の血痕が確認された」とし、海上現地で焼却したのは「侵入者が乗っていた浮遊物」だったと釈明した。

 このように積極的に反論したのは、越北の意思を明らかにした民間人を銃撃で射殺しただけではなく、遺体まで損壊したことを認めた場合、道徳性に致命的な打撃を受けるという判断によるものとみられる。しかし、A氏が着ていた救命胴衣は海に簡単に沈まない。このため、A氏が銃撃で浮遊物から落ちたとしても、海に沈んだため発見できなかったという北朝鮮の説明は納得し難い。

 銃撃命令を下した責任者が誰かについても、南北の説明は食い違っている。韓国軍は北朝鮮軍が「上部の指示」で銃撃したものとみられると説明した。国会国防委員会委員らは前日、国防部の非公開報告を受けた後、「北朝鮮海軍司令官が銃撃指示をしたと韓国軍は見ている」と伝えた。北朝鮮の取締艇が、A氏を6時間も海上で抑留したのも、上部の指示を待つ時間が必要だったためと見られる。

 これに対し、北朝鮮は取り締まり艇の指揮責任者である「艇長の判断のもと、海上警戒勤務規定が承認した行動準則に従い、約10発の銃弾」を撃ったと主張した。しかし、いくら韓国と体制が異なる北朝鮮だとしても、何の軍事的脅威にもならない非武装の民間人に向かって、初級幹部にすぎない「艇長」が勝手に射殺命令を下すという説明は現実性に欠けている。射殺命令の責任が上層部まで及ばないように“トカゲのしっぽ切り”に出たのではないかという疑念を抱かせる。

 北朝鮮は、A氏が北朝鮮の取り締まり艇に見つかってから6時間にわたり何をしており、何をきっかけに銃撃を加えたのかについて、十分な説明をしていない。北朝鮮軍は取り締まり命令に応じず空砲弾を2発撃って逃走しそうな状況になり、うつぶせの姿勢で何かをかぶろうとする行動も見せたと、あいまいに説明した。A氏が北朝鮮軍の取り締まりに応じず反抗したという趣旨の説明だ。北朝鮮軍がA氏に銃撃を加えたことがやむを得ない対応だったことを強調する発言とみられる。しかし、北朝鮮軍の艇長が非武装の民間人A氏に銃撃を加えることを決心した具体的な契機と経緯など。核心の事案については触れなかった。

パク・ビョンス先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/963690.html

【#ハンギョレ】[全文]金正恩委員長「不始末で南の同胞に失望感を与え、非常に申し訳ない」

2020-09-26 18:43:36 | 新聞記事
25日午前、「朝鮮労働党中央委統一戦線部」名義ので通知文 
「燃やしたのは行方不明者の遺体ではなく浮遊物」と主張 
ソ・フン室長「文大統領と金委員長が最近、親書を交換」 

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が25日、北朝鮮軍の銃撃により、韓国の漁業指導員が死亡した事件について、「思いのよらない不始末が発生し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と南の同胞たちに大きな失望感を与えたことを非常に申し訳なく思っている」という内容の通知文を韓国政府に送ってきた。

 ソ・フン大統領府国家安保室長は同日のブリーフィングで「25日午前、北朝鮮側が通知文を送ってきた」とし、「北朝鮮労働党中央委名義の通信で、北朝鮮は『22日夕方、黄海南道康リョン郡沿岸で正体不明の者が我が(北朝鮮)領海深くに不法侵入し、我が軍によって射殺(推定)される事件が発生した」と明らかにしたと伝えた。

 北朝鮮側はしかし、遺体を燃やしたという韓国政府の発表については、「焼却したのは海に浮くための器具(北朝鮮は「浮遊物」と表現)だった」として、遺体を燃やした事実はないと否定した。北朝鮮側は通知文でこうした事実を伝え、「南北関係に明らかに芳しくない影響を及ぼす出来事が我が水域で発生したことに対し、貴側に申し訳ない気持ちを伝える」と謝罪した。

 さらに、ソ・フン室長は、最近1カ月以内に文在寅大統領と金正恩委員長が親書を交わしたと述べた。

[以下は北朝鮮側が送ってきた通知文の全文]

 大統領府 御中

 貴側が報道した通り、22日夕方、黄海南道康リョン郡金洞里(クムドンリ)沿岸水域で正体不明の者1人が我が領海深く不法侵入し、我が軍の軍人たちによって射殺(推定)される事件が発生しました。

 事件の経緯を調査したところによると、この水域で警備を担当する軍部隊が漁労作業中の我が水産事業所の副業船から正体不明の男性1人を発見したという通報を受けて出動し、康リョン半島沖の我々側沿岸に浮遊物に乗って不法侵入した人に80メートルまで接近して身元の確認を要求しましたが、初めの1、2回、大韓民国の誰々とごまかすように言っただけで、それからは何も答えなかったといいます。

 取り締まりの命令に口をつぐんで応じないため、我が軍の兵士たちがさらに近づき、2発の空弾を撃ったことに驚いて伏せるなど、正体不明の者が逃走を図るような状況になったそうです。一部の軍人たちの陳述によると、伏せる際、何かをかぶろうとする行動を取るのも見たといいます。

 我が軍の軍人たちは艇長の判断のもと、海上警戒勤務規定が承認した行動準則に基づき、不法侵入者に向かって約10発の射撃を行い、この時の距離は40~50メートルだったそうです。

 射撃後、何の動きも音もなかったため、約10メートルまで接近して確認・捜索しましたが、正体不明の侵入者は浮遊物の上におらず、大量の血痕が確認されたそうです。我が軍の軍人たちは、不法侵入者が射殺されたと判断し、侵入者が乗っていた浮遊物は、国家非常防疫規定に基づき、海上現地で焼却したそうです。

 これまで当指導部に報告された事件の顛末に関する調査結果は以上です。

 我々は貴側軍部が何を根拠に、我々に不法侵入者の取り締まりと取り締まり過程に対する解明を求めることもなく、一方的な憶測で「蛮行」、「応分の代償」などの不敬で対決色の強い表現を使っているのか、遺憾の意を表せざるを得ません。

 我が指導部は、起きてはならないことが発生したとし、このような不祥事が再発しないように海上警戒監視と勤務を強化すると共に、取り締まりの過程で些細なミスや大きな誤解を招くことがないように、今後、海上での取り締まりの全過程を収録する体系を立てるよう指示しました。

 我々は、北南間の関係に明らかに芳しくない影響を及ぼす出来事が我が水域で発生したことに対し、申し訳なく思っています。我が指導部はこのような残念な事件により、最近わずかながら積み上げてきた北南間の信頼と尊重の関係が崩れないよう、緊張して覚醒し、必要な安全対策を講じることを繰り返し強調しました。

 国務委員長金正恩同志は、ただでさえ悪性ウイルス病魔の脅威に苦しんでいる南の同胞たちを助けるどころか、我が水域で思いもよらない不始末が発生し、文在寅大統領と南の同胞たちに大きな失望感を与えたことについて、非常に申し訳なく思っていることを伝えるよう、指示しました。

 今回起きた事件に対するそちらの正確なご理解をお願いします。

 朝鮮労働党中央委員会統一戦線部

 2020年9月25日

ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
http://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/963657.html?_fr=mt1

【#ハンギョレ】野党「文大統領は3日間の状況を分、秒単位で説明せよ」攻勢

2020-09-26 18:39:21 | 新聞記事
 野党「国民の力」のキム・ジョンイン非常対策委員長は25日、北朝鮮が海洋水産部所属の漁業指導員に銃撃を加えて殺害し、遺体を毀損した事件について、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日からの3日間で何があったのか、分、秒単位で説明せよ」と述べた。

 キム委員長はこの日、国民の力所属の広域自治体の首長との朝食会の席で、「事件発生後3日が過ぎてからようやく事件を公開し、立場を発表しているので、何か国民に隠していることがあるように見える」とし、このように述べた。そして「大統領は報告を受けても救出指示を下さず、2人の子どもを持つ家長が殺害されて燃やされるのを、軍は6時間も見ているだけだったようだ」とし「国民がこれほど無残に殺されたにもかかわらず、国民の命と安全を守る憲法上の責務を持つ大統領は終戦宣言、協力、平和ばかりを言っている」と批判した。

 キム委員長は今回の事件について、2008年に金剛山で発生したパク・ワンジャさん銃撃事件とは性格が異なると指摘した。「パク・ワンジャさん事件は政府が手を打つ方法がなかったが、今回は助けるのに十分な時間的余裕があった」とし「偶発的発砲ではなく、上部の指示によって行われた計画的殺人だった」と激しく非難した。

 キム委員長はこの日、国会で「9・19南北軍事合意を廃棄し、(北朝鮮を)国連安保理に回付せよ」とする対国民立場文を発表した。キム委員長は立場文の中で、事件を3日経ってから公開した理由▽大統領が今回の事態を最初に認知した時間▽大統領府が10時間も経ってから大統領に報告した理由▽大統領が救出を指示しなかった理由などについて、真相究明を求めた。加えて「大統領が自ら金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長に謝罪と責任者処罰を求めるべき」とし「国民の力は、非正常な国家安保状況を正常に戻すために、あらゆる努力を傾ける」と述べた。この日、国民の力の会議場の壁には「大統領はどこにいるのですか」と記されていた。

イ・ジュビン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/963645.html

【#海外の反応】[韓国の反応]それじゃあ、お前たちは北朝鮮がどうすれば満足するの?[韓国ネット民]文在寅の外交ミスなんだから国民に対して謝れ

2020-09-26 04:01:01 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-[韓国の反応]それじゃあ、お前たちは北朝鮮がどうすれば満足するの?[韓国ネット民]文在寅の外交ミスなんだから国民に対して謝れ
-韓国「親日清算=真の保守!」韓国与党には親日派の子孫が多い!の声!!!!
-【画像あり】韓国人「日本人が朝鮮人陶工を強制連行!」壬辰倭乱で日本に連行された朝鮮人陶工の子孫が作った陶器の作品をご覧ください 韓国の反応