日田 三隈川さんぽ (大分県)

大分県日田市を流れる三隈川、特に中ノ島周辺の風物詩。四季折々の花や鳥や風景をmorisongの写真でご紹介します。

池づくりパート2

2014年03月01日 | 三隈川周辺
最近この三隈川さんぽの更新が遅くなった。
いつものことだが、それには訳がある。



わが家の裏庭には、数十年前から放置された風呂釜がある。邪魔でしょうがないと思いながら重いので、ずっとそのままにしていた。
最近穴掘り上手(自画自賛^^;)になったmorisongは、この邪魔な風呂釜いっそ敷地内に埋めてしまおうと考えた。
しかし元々水を入れていた風呂釜をそのまま地中に埋めてしまうのは何故か抵抗がある。
そこで風呂釜分の土を掘りおこしそこにすっぽりはめ込みそして水を溜めれば、
裏庭の水やりをするのに丁度良いではないかと、また穴補りを始めてしまった。

今回掘り起こすサイズは余裕を考えて1.5m×2m、深さ1m。(3立方メートル)
元が四角い形だから、簡単なラフスケッチを描いた程度で前回のような図面はない。
前回の経験を元に感だけで始めた。



最初は小さめだからと簡単に考えていたが、どっこい簡単に掘り進めることが出来ない。
掘り初めてすぐ「カツン!」という音が。どこを掘っても同じで大小丸い石が山のように出て来る(想定外)。
前の池づくりではこんなに沢山の石は出てこなかったのに@@!
考えてみれば、ここは川から5、6mくらいしか離れていない。石の形からして三隈川の同じ丸い石だ。
だから以前このあたりも川原であったことが容易に想像できる。
と言うことは今あるわが家の位置は昔三隈川だっということだろう。

相当に幅の広い川だったろうな~~。
土砂が現在の位置、つまり8m堆積するのに、千年とか2千年、いやそれ以上かかったかもしれないと、
悠久の時に思いを馳せながら掘りすすめた。

それはいいのだが、最初は風呂釜の処分を考えて始めた作業なのに、今度は石の山が出来てしまった。
これでは本末転倒だ!
でも横に積み上げた石の山を眺めていると、気の遠くなるような時間をかけこの地に流れ着いのだから処分するのも惜しい。
これも何かの縁だと結果的にはご覧のように池の壁面をこの丸い石で囲った。
泥まみれだった石ころを洗い、モルタルをはさみながら適当に積み上げていった。

、、なんだか露天風呂みたいみえるのは、、まっ、しょうがないか^^.;。

材料は前回の池づくりで余っていたものばかり、だから殆どお金はかかっていない。
そんなこんなで散水用池は、思い立って一ヶ月ほどでほぼ完成。




これで植物の水やりが楽になるし、水道代も節約できる。
作った池を眺めていると、またまた魚を入れたくなってきた。
でもこれはあくまで撒水がメイン、色々な道具の洗い場に使用するつもりだ。




※そうそう、最初作った池ではメダカが悠々と泳いでいるが、そのメダカが産卵している。
まだ二月、こんな寒い時期にと思うが、水温が16度と高いからだろう。



↑右端に見える塩ビの輪っかの中に、産卵したものを水苔とともに入れた。底は網になっているので水質も水温も池と同じ。
ただ、これがちゃんと成長していくのかはまだ分からないが楽しみがまたひとつ増えた。

今朝起きると川ガラスの鳴き声が聞こえてきたので、さっそく窓辺からガラス越しに撮った。
あまりうまく写っていないが、川が奇麗になって、ヤマセミ、カワセミ、そしてこの川ガラスも以前の様によく見かける様になった。





川ガラスは野鳥としては珍しい冬に子育てをす鳥である。


今日の午前10時過ぎだったか、水門を開けるサイレンが突然鳴った。雨も降っていないのにと思いながら川を見ていると、三隈川の水が見る見るうちに減っていった。







対岸では国交省の調査員だろうか、川にロープを張り色々と調査をしていた。

我が家のすぐ下も50~60cmも水位が下がり、行き場を失った小魚が飛び跳ねている。
池の中の友達を増やそうと思い、早速川へおりて小魚をGET。
もちろん研究調査のための最低限の数です^^。

ハヤ、イダ、カマツカ、ギュギュウ、フナ、そしてこいつはギンブナ、いやウロコの数からしてタナゴだろうか、それにオヤニラミ等をGET。



池がとても賑やかになった。でも最初からいるドンコがびっくりしてオロオロしている様に見えた。
これから生存競争が厳しくなりそう。というか最初の目的であった三隈川の淡水魚の生態系が確立されつつある。



↑ここにいるのは以前捕まえた小さなカマツカ。こいつはひげをチョロチョロ動かしながら餌を探すのでとても可愛い。


↓これは1週間前の早朝。とても寒い朝だったが、ここ数日はとても暖かい。
うぐいすも鳴き出したし、春らしくなってきた。