7月3日の集中豪雨（日田市）

今回の日田市の豪雨災害について

今回三隈川の水位はそれほど上昇しませんでしたが、支流である花月川が氾濫したので大きな被害が出ました。
日田盆地の南側斜面に雨が降ると花月川が増水します。（逆に北側斜面に降ると三隈川が増水）
今回は、耶馬日田英彦山国定公園を中心に雨が集中したので、中津方面も大きな被害が出ています。

日田でこれだけの大きな水害は私の記憶にはなく
私が生まれる前年の昭和28年大水害以来（60年前）ではないかと思います。
またある専門家が調査した結果、日田地方では250年ぶりの集中豪雨ではないかとニュースで伝えていました。

川はたくさんの支流から成り立っており、水路や小さな溝までいれればそれは無数にあります。
今回の水位は尋常ではなく、花月川に注ぐはずの小川、水路等の水が逆流して畑や町を浸水させてしまいました。

私の勤め先でも数名、床上、床下浸水等の被害が出ています。
今回は川の恐ろしさをまざまざと見せつけられた思いです。

ちょうど出勤途中であった私は、
三本松の日田郵便局と黒潮市場の中間あたりから、道路に溜まり始めた雨水で危うく車が止まりそうになりました。
何とか難を逃れましたが、その後車が渋滞し、なかなか会社にたどり着く事が出来ませんでした。
今回の集中豪雨では、今まで気付かなかった道路の高低差にびっくりしました。


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写真／7月3日午前9時頃に携帯で撮影。
場所／JR日田駅裏公園（旧岩田屋裏）
JR久大線高架橋下付近ですが、道路が完全にプール状態になっています。
この場所は1時間に30mm以上の雨が降るとプールになり、何度も車が浸水している危険な場所です。
しかしこれだけ増水した事は記憶にありません。

私の所は被害はありませんでしたが、今回沢山の市民の方が被災されています。
みなさんが一日も早くいつもの平穏な暮らしが取り戻せる事を心から願っています。

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現在日田市では、被災者支援制度の適用を受けるために必要な「り災証明書」の申請手続等
色々な対策に取り組んでいるようですので、被災者された方は是非ともご利用願います。
また災害復興の支援に関する色々な情報（ボランティア／募金など）も公開されています。
ご協力出来る方はどうぞ宜しくお願いします。

詳しい事は
日田市のホームページで

役立たずの三つ折り傘。

雨が降っていればいつもは「普通の傘」をさして歩く。
でも降ってはいないが雨の気配がプンプン漂っているからと、折りたたみ傘を用意。
そこで無精なmorisongの考えること、
‥‥出来るだけ邪魔にならないもの、2ッ折りではなくもっとコンパクトな「3ッ折り傘」を小さなカメラバッグに入れた。お～お、これなら邪魔にならない（ただし一度も使ったことがないし、開いてみたこともない）。

それから歩き始めてまもなくの事だった。台霧大橋の手前でポタポタと大粒の雨！
やはりかと心の中でつぶやきながら、バッグの中から傘を取りだした。カバーを外し柄を持って軸を伸ばすと、スルスルッ！　三つ折りにしては以外とスムーズに開くではないかと大喜び。だがそれもつかの間、この傘がとんでもないサイズだった。morisongの肩幅に毛が生えたくらいのサイズ!　これって傘の意味がない！も～っ、役立たずが！！（勿論、確かめもしない自分が悪いのだが）

小降りだったら濡れてもそう気にしない。だがあまりの激しい雨に、肩もお尻もみんなズブヌレ！　
とりあえずは中ノ島の藤棚の下で雨宿り。しばらくして小降りになったので三隈川のカッパや水門ゲート数カット写していると、またもや激しい雨！役に立たない傘でもカメラだけは濡らさないようにとハンカチで拭きながら写す。しかしどうしても集中できないので写真を撮ることをあきらめバッグの中へ！
それから走って近くの地場産品販売のお店で雨宿り。店内をしばらくブラブラ、それでも雨は止まない。何度も見て回るものだから、morisongの好きなブルーベリーの価格や、おいしそうなスモモの価格等覚えてしまった。‥‥ちょっと値段が高くないかい！‥‥でもお肉は案外安いかも等々、勝手に心の中でブツブツ、とうとうおいしそうなドレッシングの商品名や原材料名をいくつか覚えてしまった。でも買わない^^;。

元々デパート、スーパー等長時間店内にいるのが苦手、特にデパ地下は10分いたら死んでしまいそうになる。天神地下街なんてもってのほか！田舎に住んでいるから殆どそんな心配はないのだが^^;。
という訳でとうとう我慢できずに脱出して店外の軒下のベンチへ腰をおろした。するとすぐ目の前の駐車場にある直径30cm程の排水溝が逆流して、雨水が噴水みたいにボコボコ音を立て1m程吹き出し始めた。
その音を聞きながら雨に霞む対岸の自宅をみながらボーッとしていると、横から
「お～い、帰ってこんかっ！」と、70歳位のおじさんが雨音に負けない大きな声をあげた！
なんだと思い、その叫んだ先を見ると、3歳くらいの子供で多分お孫さんだと思われるが、その噴水に走り出し、音を立てながら吹き上げる雨水に手をさしのべ「ワ～イ、ワ～イ」とはしゃぎながら遊びだしたのだ。
異常なほどの土砂降りに不満顔の大人達、その中でこの子だけが輝いていた。
決して危ない事態で無いことは誰もが分かったので 自分も含めまわりの大人達も笑顔になった。
そうならなかった大人は、そのおじさんだけ。渋々その子の所まで走り出し、両脇を抱えて軒先まで連れ戻したオジサンだったが、子供さんはもちろんのこと、僅か数メートル往復しただけでもうずぶ濡れになっていた。

固定観念のない子供の表情にホッとしたのだが、後になってその決定的瞬間を、なんでカメラで捉えなかったのだ？と、小さな傘の一件より、さらに悔やんでも悔やみきれなかった！　でもあの表情は忘れられないな～^^。















↑こちらは帰宅してからのの様子、5時40分過ぎ　ますます雨は強く降り始めた。
昨夕7月1日の午後5時から6時までの中ノ島の降雨量は59mm。（中ノ島／筑後川河川事務所）
今回の雨は、日田では数年に一回の降雨量。
※この情報は防災情報センターの大分県日田・玖珠のポイント別リアルタイム降雨量で下記のURLで閲覧可能（あくまでリアルタイム）
http://www.river.go.jp/nrpc0303gDisp.do?mode=BOSAI&areaCode=89&wtAreaCode=8331&itemKindCode=1&timeAxis=60