一橋大学院生自治会/Hitotsubashi University Graduate Student Union

一橋大学院生自治会のブログです。院生生活において重要な情報を公開中!

院生ニュース2006年2月号

2006-03-14 20:15:04 | 院生ニュース
院生ニュース 2006.3.8.

各プロジェクトからの報告
「学内ハラスメントに関する実態調査」の集計結果報告 第2回

 昨年10月から11月にかけて実施されました「学内ハラスメントに関する実態調査」の集計結果の報告(第二回)をさせていただきます。今回は、問3(ハラスメント経験の有無)、問4(ハラスメントの実態)の集計結果について簡単にご報告いたします。

 問3は「あなたの本学大学院在学中の経験について伺います」として、挙げられた19項目についてA)自分が経験してことがあるかないか、B)周囲で経験している人を知っているかいないか、を選択するものでした。

■A)で「ある」と答えた項目で、高い数値を示したものは(回答数:構成比)(207:100%)、
①「教員、または他の学生から、「研究能力がない」「つまらない研究をしている」などと言われたり、罵声や暴言を浴びせられたことがある」(32:15.5%)、
②「教員から必要な指導をされない、あるいは指導を拒否されたことがある。または、指導などにおいて、他の学生と比べて明らかに差別待遇を受けている、と感じたことがある」(31:15.0%)、
③「教員、または他の学生から、私生活について干渉され、不快な思いをしたことがある」(20:9.7%)、
③「教員、または他の学生から、研究内容の変更を執拗に勧められたり、授業の履修など学習内容について干渉されたことがある」(20:9.7%)、
③「教員、または他の学生から、不当な嫌がらせを受けたことがある(*たとえば、性別、年齢、出身、国籍、人種、障害、宗教、職業、経済状況などが理由だと感じられるもの)」(20:9.7%)、でした。

■逆に低かったものは、
①「教員、または他の学生から、性行為を強要されたことがある」(0:0.0%)、
②「教員、または他の学生から、暴力や体罰を受けたことがある」(1:0.5%)、
③「教員、または他の学生から、仕事についての報酬の支払いを拒否、遅延されたり、不当な支払いを強要されたことがある」(3:1.4%)
 
■B)で「知っている」と答えた項目のうち、高い数値を示したものは、
①「教員、または他の学生から、「研究能力がない」「つまらない研究をしている」などと言われたり、罵声や暴言を浴びせられたことがある」(51:24.6%)、
②「教員から必要な指導をされない、あるいは指導を拒否されたことがある。または、指導などにおいて、他の学生と比べて明らかに差別待遇を受けている、と感じたことがある」(45:21.7%)、
③「教員、または他の学生から、不当な嫌がらせを受けたことがある(*たとえば、性別、年齢、出身、国籍、人種、障害、宗教、職業、経済状況などが理由だと感じられるもの)」(30:14.5%)でした。

■逆に、低かったものは、
①「教員または他の学生から、暴力や体罰を受けたことがある」(4:1.9%)、
②「教員、または他の学生から、性行為を強要されたことがある」(5:2.4%)、
③「教員、または他の学生から、不当に研究・学習に関する活動時間・活動内容・方法を制限または強要されたことがある(*たとえば、性別、年齢、出身、国籍、人権、障害、宗教、職業、経済状態などを理由に)」(8:3.9%)、
③「教員、または他の学生から、仕事についての報酬の支払いを拒否、遅延されたり、不当な支払いを強要されたことがある」(8:3.9%)、でした。

 問4は、ハラスメント経験の具体的な中身を問うものでした。
(※ ただし、プライバシー保護の観点から、自由記述回答の結果は掲載しません。)

■「A」で「ある」と答えた項目の中でで、最も不快だった経験は、
①「教員から必要な指導をされない、あるいは指導を拒否されたことがある。または、指導などにおいて、他の学生と比べて明らかに差別待遇を受けている、と感じたことがある」(16:7.7%)、
②「教員、または他の学生から、「研究能力がない」「つまらない研究をしている」などと言われたり、罵声や暴言を浴びせられたことがある」(6:2.9%)、
②「教員、または他の学生から、研究内容の変更を執拗に勧められたり、授業の履修など学習内容について干渉されたことがある」(6:2.9%)

■それは誰から受けた行為だったか
①「ゼミの指導教官」(28:12.3%)、②「先輩の学生」(19:8.3%)、③「ゼミの指導教官以外の教官」(15:6.6%)

■どこで起こったか
①「教員の研究室」(12:5.8%)、②「ゼミの教室」(6:2.9%)、③「講義」(4:1.9%)、③「研究室」(4:1.9%)

■それによって、どのような心身の変化が起こったか
①「不快感や怒りにとらわれた」(41:12.4%)、②「自分を責めたり、自己不信におちいった」(19:5.7%)、③「研究が手につかなくなった」(18:5.4%)、③「他人に対して懐疑的になった」(18:5.4%)

■被害を受けたとき、どのような対処をとったか
①「何もしなかった」(28:11.3%)、②「相手を避けた、またはゼミや研究室に行くのをやめた」(26:10.5%)、③「家族または友人に相談した」(21:8.5%)

■その行動をとった後、状況はどのように変化したか
①「変わらなかった」(40:19.3%)、②「改善した」(16:7.7%)、③「悪化した」(2:1.0%)

■「相手を避けた、またはゼミや研究室に行くのをやめた」、「何もしなかった」のはなぜか
①「相談しても無駄だと思った」(18:20.7%)、①「人間関係や、ゼミや研究室の雰囲気を悪くしたくなかった」(18:20.7%)、③「抗議のできる相手ではなかった」(18:19.5%)

報告 色摩(社)

一橋大学生協・一橋大学院生自治会共催
 新入生歓迎Party♪のご案内です

 4月より新たに本学大学院に入学される新入生を歓迎する、「新入生歓迎Party」が大学生協と院生自治会の協力のもと開催されます。

 さて、新入生は、私たちがそうだったように、大きな「志」と「気概」とをもって本学大学院に入学されることと思います。しかしその一方で、これからの研究をどうすすめたらよいか、進路はどうするか、あるいは新生活をどうするかなど、研究生活上の「不安」や「悩み」も大きいのではないでしょうか?そんな新入生の期待や不安に少しでも力になりたいと思い、新歓Partyを企画しました。
このPartyでは、研究のいろはから一橋大学の裏情報まで、教員や在校生を交えて交流したいと考えています。つきましては、在校生のみなさまにもご参加いただきまして企画を盛り上げていただきたいと思います。お誘いあわせの上、ふるってご参加下さい。

 また、企画を準備・運営していただけるメンバーを募集中です。ご協力いただける方は、院生自治会理事会までご連絡ください。


○と き:4月4日(火)
18:30開場/19:00開会
○ところ:一橋大学生協西食堂
○参加費:新入生は無料、在校生は1000円
○内 容:☆立食形式のPartyです。
☆今後の研究や新生活について教員・在校生を交えて交流します。
☆メインイベント:ビンゴ大会を予定しています。
      
<お問い合わせ>
一橋大生協 Tel:042-572-7818/E-mail:BWA10296@nifty.com
院生自治会理事会 Tel/Fax:042-577-5679/E-mail:hit-riji-owner@yahoogroups.jp

2月8日副学長会合から

田崎副学長(以下「副学長」敬称略)の報告事項(抜粋):

①法科大学院の後期博士課程入学者及び学則変更
(この学則変更は、法学研究科は、従来の修士課程は国際関係論以外は廃止し、研究者になりたい人は一旦ロースクールに入学し、2~3年勉強し、卒業してから博士課程に編入することになっており、従来の修士課程に比べてロースクールは非常に授業が多いことが背景にあります。)今年から法科大学院に後期博士課程入学者がでてくる。通常、後期博士課程の就業年数は3年だが、法科大学院修了者は2年で14単位とする。

②言語社会研究科における変更
第二部門では長期履修制度を適用し、そのための授業科目の再編を行なう。同部門を「日本語教育学位取得プログラム」とし、同プログラム修了者には認定証を出す。また、同研究科では、博士課程単位取得者に対する単位取得論文をなくし、同取得者は学位論文計画書と規定単位数を取ったものとする。

③国際公共政策研究部の科目履修の弾力化
必修科目に代えて、取得プログラム以外の科目を取れる。ただし、4単位を限度とし、また指導教員の認可を必要とする。

その他のやり取りから:

①マーキュリータワーの蛍光灯
理事会:マーキュリータワーの蛍光灯が切れているが直してほしい
大学院室:ただちに調査する。→3月6日現在で大体直っている。

②マーキュリータワーでの窓・非常口からの出入り
副学長:マーキュリータワーの窓や非常口から出入りする院生が絶えない。モラルの問題だ。より周知徹底してほしい。

③一橋論叢
副学長:編集長(編集委員長?)は社会学研究科の内藤教員である。月刊ではないことは決定しているが、一年に何回発行されるのかは決まっていない。特集と依頼原稿を中心とし、原則的に院生は投稿できず、教員に関しても投稿は限られる。

④マーキュリータワーの無線LAN設置について
理事会:キャレルの無線LAN設置についてはどうなっているのか。
副学長:現在情報センターと調整中。もう少し時間がほしい。

院生自治会からの副学長に対する質問事項と回答から
2月8日の副学長会合で、大学が商学部学生に対して行なった処分及び前回からの懸案になっている2005年12月の出張費流用事件についての書面をもって質問を行ないました。出張費流用事件に関しては次号で掲載します。

質問:2月6日付けで、商学部の学生(平成15年度入学)が訓告処分となった旨の告示がなされた。訓告処分に至る経緯・手続き、及び訓告処分の理由を公開して頂きたい。
副学長:小平祭初日に、車でテントを返しにきたサッカー部の学生と小平祭実行委員会の学生の間でのトラブルがおきた。学生委員会、評議会、当該学部で審議したが、学生委員会と当該学部の間で処分について意見が分かれた。そこで、学長が検討・判断し、評議会を介して、訓告を行なった。学生個人が行なったことなので、部ではなく、個人として処分を下した。今回は意見が割れたこと、学生担当副学長の出張などがあり、処分決定までに長引いた。長引いたときや部局間で見解が分かれたときの処理方法を検討することが必要である。


各種会合における報告・討議事項:

06/02/08(水) 副学長からの報告事項:①法科大学院の後期博士課程入学者及び学則の変更、②学校教育法、学校規則による学則の変更、③言語社会研究科における変更、④国際企業戦略科の課程名称の変更、⑤国際公共政策研究部の科目履修の弾力化、⑥就職支援室をキャリア支援室に改名、⑦来年度の大学認証評価、⑧GPA制度について。院生自治会からの質問事項:①商学部学生の処分、②2005年12月不正流用事件。その他:①マーキュリータワーの蛍光灯が切れていること、②新入生歓迎会でのあいさつ、③学生相談室の利用状況、④マーキュリータワーでの窓・非常口からの出入り、⑤学部新入生歓迎合宿、⑥一橋論叢、⑦マーキュリータワーのLANの設定について

06/02/08(水) 院生自治会報告事項:①副学長会合への対策、②新入生歓迎会のビラの入学書類への同封、③怪しげなビラ、④次期役員、⑤新入生歓迎パーティ、⑥院生総会への準備作業、⑦ハラスメント・アンケート集計、⑧院生ニュース

編集:岡田泰(言)・澤中(経)

最新の画像もっと見る