伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

救急体制は大丈夫。政策常任委員会で聞いてみました。

2019年03月05日 | 市議会
 いわき市議会2月定例会は今日から常任委員会が始まった。

 私の所属する政策総務常任委員会は、今日、消防本部と総合政策部の関連議案について審議をした。

■消防団員報酬支払は個人に振替に変更

 この中で、消防団員への報酬への支払い方法について聞いた。他の自治体で、消防団員に支払われる報酬が団どまりになっていたことが問題になり、今年の第4師団の出初めの際、師団長のあいさつで団員に直接銀行振替とするよう支払方法を改革するとあいさつされたこと聞いていた。全体ではどんな対応になるのかが気がかりだった。

 消防本部ではこの間、師団を通じて支払い方法についての調査をしており、全部の師団から振り込みによる直接支払いを求める要望があったという。報酬は年2回の支払いで、その最初の支払いになる本年9月の支払いから振替になるという。

■出動による拘束時間が気にかかる

 また、救急隊の出動状況が気がかりになった。来年度の救急隊の職員数は42人。今年度と同じ人数になっている。一方、先だっての一般質問では、救急隊の出動件数は増加傾向にあり、昨年度は1万3千数百件となっていると答弁があった。

 消防隊は1隊あるので、単純に割り込んでいけば、1隊当たり1日約3件の出動があることになる。1回当たりの出動時間が2から3時間になると思われ、1日6から9時間の出動をしていることになりそうなのだ。勤務時間は24時間で、出動以外の業務もあるし、勤務時間は拘束されていることを考えると、なかなか厳しい業務内容になっているのではないか。適宜休憩もとることができる体制となっていることが、救急時の患者の安全ということを考えても必要と考えられるのだ。

 答弁によると過去における1年間の最大出動件数は1万4,700件だったという。平均すれば1隊当たり1日3から4回の出動をしていることになる。この状況になると、なかなか厳しい体制ということになるらしい。では、どの程度の出動になると、現状の体制で支えることが厳しくなるのか。その点は明確ではないのだが、現在は常備の救急が13隊に加え、出動が立て込むような状況になると消防本部の2台の予備車両を使って本部職員で救急隊を編成し出動しているという。このため、現在の出動件数ならば対応できているという。体制増強の目安になるのは1万4,000件台が続くかどうかということになるようだ。

■安易な出動要請は避けることが必要

 とはいっても、救急を利用する側の市民としても、利用方法には気をつけたいものである。明らかな軽症による出動要請は、本当に救急を必要とする中・重傷者の利用の生涯になる可能性もあるのだ。病状の判断が出来なく、必要と考えれば出動要請をするしかないという判断をするしかないだろうが、とにかく安易な要請だけは避けるようにしたいものだ。

■サッカースタジアム整備に多額な費用負担を市民は心配

 総合政策部の審議ではふるさと納税やサッカースタジアム可能性調査等が質疑にされた。

 スタジアムに関しては、現在、市がサッカースタジアムによるまちづくり可能性調査を本年度末をめどに進めている。いまだ作るとも作らないとも決まっていないわけだが、それでも、結局、市が多額の負担をして、スタジアムを持つのではないkという懸念を多くの市民が語る。

 実際はどうなのか。

 執行部の答弁では、「株式会社ドームといわきFCの運営会社は自ら運営するスタジアムを持ちたいと希望を持っている。市としては整備は民間で行うものと考えており、土地利用など市のかかわりも出てくるので、現在、まちづくりの観点から可能性調査を進めている。調査では、候補地に適さない中山間地を除く6つのエリアのうち、最終的には3から4か所に候補地を絞った形で、3月末に報告を受けたいと考えている」という。

 また、「整備手法は様々あるので、できるだけ負担を少なく、まちづくりにつながるようにすることも含めて調査をすすめている」としながら、一方では「スタジアムの整備主体は民間だが、社会基盤の整備等が必要になる場合もある」などとする答弁もあった。何もないところにスタジアムを作るとすると、道路や水道、下水道施設など、基盤整備に多額の費用を要することもありうるので、スタジアムの整備主体は民間といっても、市の負担という観点から見ると未だグレーな感覚が残る。

 今後、市民の懸念に応える対応をとるよう要請をした。



 さて、左顔面麻痺だが、今日はだいぶ改善してきた感覚を持っている。

 日中の委員会審議で、発言している祭など、口の強張りを感じたものの、夕刻には、まず、ギュッと力を入れて閉じることができなかった左目に、多少力が入るようになっていることに気が付いた。何となく、左目でのウインクもできるようになってきた感がある。

 また、笑った際に左口唇が動かないために極端に歪んだ口元になっていたのだが、左側口唇も持ち上がるようになり、自然な笑顔に近づいている感じがする。症状の改善は素直にうれしい。

 このまま症状改善の歩みが進んでほしいものだ。


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