伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

超高速参勤交代続編を読んだ

2015年10月12日 | 日記
 引き続き風邪ひきの一日。肩から首にかけてのコリ、そしてモヤモヤする頭。おそらくひきはじめから9日位立つのですが、昨日、今日がピークのような気がします。早くすっきりしたいものです。

 さて今日、市文化センターで井上哲士参議院議員を迎えて演説会が開かれ、400人程が集まってお話を聞いてくれたようです。連休を利用し規制していた息子が大学に帰るための高速バスに送りながら、その帰りに聞いてこようかと考えていたのですが、前述のような体調のため自宅に帰り、少し横になっていました。

 横になりながら、最近、和田になった超高速!参勤交代続編なのかな、その小説版と思われる、「超高速!参勤交代・老中の逆襲」と読みました。

 「超高速!参勤交代」では、悪老中が、発見された金山(実は間違い)を狙って藩の取り潰しを狙って、普段なら10日間をかける参勤を5日間でやり遂げるという無理難題を押し付けてきた。東国一と言われる忍者の手を借りながら、途中、悪老中の差し向けた追手を撃退し、策を弄しながら何とか期限のうちに江戸城に参内して悪老中の鼻を明かし、藩を守るというストーリーでした。舞台になった湯長谷藩は、現在のいわき市の一部です。



 第一作では、湯長谷藩から江戸に向かう街道を舞台とする、いわば単線の上で、活劇有り、ロマンス有りの物語りで、その分スピード感に引き込まれる作品でした。

 続編は、超高速参勤のあと、湯長谷藩に帰藩する道すがらが基本的な舞台ではありますが、もうひとつ、江戸に戻った悪老中のたくらみとのたたかいという舞台も用意され、いわば舞台が2つの複線ドラマ。悪老中の悪だくみとたたかうという目的は一つながら、解決すべき問題は2つになった。ただ江戸城に向かってひた走るという、単線だからこそのスピード感は、若干、スローダウンした感じ。悪老中の狙いが、恥を欠かせた湯長谷藩への意趣返しとコメの相場の支配、さらには江戸城天守閣再建の命令の回避とそこから紡ぎだされる将軍のお命も狙った悪巧み、エピソードが多層になった分、単線のわかりやすいストーリーが、すこし複雑になってスピード感を失わせる結果になったのではないかと思いました。

 それでも物語は面白い。悪老中のたたかいはどうなるのか、湯長谷藩主の側室と見初められた飯盛女との関係はどうなるのか、など、物語に対する興味は付きませんでした。この小説をもとにした続編映画は、いわき市でのロケも予定されていると聞いた記憶がある。基本的に勧善懲悪というお話が、このいわき市を舞台にどんな展開をするのか、楽しみです。


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