伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

予防接種

2022年04月22日 | 日記
 遠野支所の予防接種は、午後2時15分から3時まで。今日は気温が上昇したが、愛犬を連れて歩きながら非常に暑さを感じる。
 愛犬の散歩は、いつも逆方向に歩くのだが、学校から返っ近所の子どもが、ノアとマメ太のことを「かわいい」と言ってくれる。時々、どこかの友達の家に遊びに行くのだろう。我が家の前を通りかかってワンワン吠えられているのだが、犬が大好きな子のようだ。

 道を歩きながらいろいろ発見した。
 白いスミレが道端にある。白い花、しろい尖った葉。初めて見る花だ。紫のスミレもあった。こちらも細い尖った葉だ。白い花で、丸い葉のスミレもあった。いずれも写真を撮ってみたが、スマホカメラの使い方が下手くそで、うまく移っていなかった。後ほど、写真を撮ることにしよう。

 セブンイレブンの交差点が近くなると、上遠野の山並と湯の岳方面が重なって見える場所がある。新緑が匂い立つようで、非常に爽やかさを感じる。
 ただ人間の目は、認識したい場所だけを意識の中でクローズアップして見ることができるので、爽やかな部分だけが印象に残っているのだが、写真にとってみると、それ以外の場所も写り込んでしまうため、だいぶ印象が変わる。



 奥の山並の新緑だけが印象に残っているのだ。

 うまくいかないなと感じながら、支所に向かった。定刻の8分前に到着した。
 すでに前の会場から獣医さん一行が到着して準備を始めていたの。獣医さんは「じゃ、注射しましょうか」と着いてすぐに接種してもらうことになった。

 愛犬はというと、異変を察知して、尻尾を股の間に挟んでいる。なかなか鋭い洞察力だ。

 まず、ラブラドール・レトリバーの血を引くノアから。首輪を抑制すると、獣医さんが腰の辺りの皮膚をつまみ上げて消毒し手早く注射する。ごく短時間で終了だ。
 注射を終えたノアは、後足をブルブル震わせている。鳴くわけでも、暴れるわけでもないが、よほど怖いようだ。

 続いてマメ太。こちらは体をよじらせて、注射から逃れようとする。「首輪を抑えて」と獣医さん。ヘッドロックのように首を押さえながら、首輪を抑える。獣医さんは素早く注射して終了だ。

 2頭で6,500円。
 支払いを済ませ、登録章を受け取って帰路につく。
 注射を終えれば愛犬は何事もなかったよう。愛犬にしてみれば、歩いたことがない新鮮な道。興奮気味に歩いている。
 帰り道で見つけた。最初の写真、キランソウだ。普段、ここは車でしか通らない。見つけられるはずがない。こんなところに芽を出しているなんて、考えもしなかった。

 さて、狂犬病接種を終えた愛犬は、1ヶ月ほどの間を置いて、5種だったかのワクチン接種を受けることになる。愛犬の受難は続く。

 狂犬病と言えば、ウクライナから日本に避難してきた方の飼い犬が、検疫のために最長180日間、検疫所に留め置かれ、1日3,000円の費用の支払いも求められるとされたことが問題になっていた。

 この件は、農水省が人道的見地から条件を緩和し、災害救助犬などの入国に適用される抗体量が十分あることを確認した上で、他犬との接種をさせず提起に状況報告することなどを条件に、飼い主の元に戻れることになった。

 避難者は日本に知人等もおらず、SNSで知り合った日本人に身元保証をしてもらい日本にやってきたという。愛犬はいわば日本で唯一心のよりどころとなる存在だった。問題解決の道が短い時間で開かれたことには、心底良かったの思いがある。

 一連の報道を聞いて、日本が狂犬病を撲滅した国の1つであることをあらためて認識した。愛犬たちは、注射の恐怖を味わったことになるが、愛犬自身と人の安全のために必要な注射。我慢してもらうしかない。


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