伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

穏やかな空ばかりでない

2017年02月24日 | 平和・戦争
 朝、いつものように愛犬の散歩をしていました。

 頭の上にゴーンと爆音が響きました。そういつものように旅客機が飛んできたようです。

 以前は音のする方向に機影を探してなかなか見つけられないでいました。でもある時に、見つけるコツを発見しました。音がする方向より先の空間に機影を探して見ると意外に簡単に見つけることができるのです。音速と光速の違いがあるということに気がついたのです。

 機体が見えるということは、その機体に反射した光を網膜に取り込むということ。一方、聞くということは音の発生源から伝わってきた空気の振動を鼓膜でとらえること。光は瞬時に伝わり、音ははるかに遅い速度で伝わる。だから実際の機体は、音が聞こえる方向より先の空間に存在する。こう気がついたわけです。

 きょうも音が聞こえた瞬間に、その音が聞こえる方向に視線を向けました。しかし次の瞬間、音が聞こえる方向より先の空間、今日の場合は頭の真上に目を向けて機影を見つけました。

 T字型の尾翼、太い腹。特徴のはっきりした機体が頭上にありました。しかも低空を飛んでいるようで、機体が大きく見えました。



 これは何というのだろうか。主翼に文字が見えました。USAF。「US」は「United states」、「A」は「Air」、「F」は「Force」。つまりアメリカ空軍ということですね。

 これが分かれば検索は簡単。調べるとC17グローブマスターⅢという米空軍所属の輸送機のようです。北から南に向けて飛んでいきましたけれど、いったいどこに、どんな作戦で飛んでいるのでしょう。

 いわき市、遠野町の上空も結構、軍用機が飛行します。しょっちゅう、轟音を響かせながら戦闘機が比較的低空で飛びますが、これは飛行訓練をしているものと思います。昨年11月22日には、最大震度5の地震がおきたほぼ1時間30分後、対潜哨戒機が北東に向かって飛んでいきました。米軍も飛んでいるんですね。

 多くは旅客機が飛んでいきます。そこには日常生活があるんですが、一方ではこういう軍務を帯びた航空機が飛んでいく。頭上に広がる空は、穏やかな空ばかりではない。あらためて実感しました。


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