伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

ツバメ、2回目の巣立ち

2022年07月24日 | 
 チキッ、チキッ。
 ツバメが子育てに入ってから、自宅周辺でよく聞く声だ。
 今日もこの声を聞いた。

 あれ・・。昨日もこの声を聞いたが、いつもとは違う気がする。そう思って、巣の様子を見てみた。すると・・。
 朝、巣の中を埋めていた子ツバメがいなくなってもぬけの殻。ただ1羽、親鳥らしき成鳥が巣の縁に止って、様子を見ているだけだ。この親鳥は、スズメを警戒しているように見える。




 どこにいったのだろう。自宅周辺を見回してみると、近くの電線に、ツバメが止っている。それが最初の写真だ。巣だった幼鳥と同じ数。間違いないだろう。毛並みも幼さそうだ。



 群を抜け出して、近くの木の枝に止ろうとする幼鳥もいた。



 実は、幼鳥の巣立ちは昨日始まっていた。
 夕刻近く、1羽の幼鳥が巣から飛び出し、1階屋根の上に止っていたのだ。





 幼鳥が気になる親鳥が近づいていったり、ツバメの巣の隣のスズメが近くに止ったりしていた。
 巣だった幼鳥は、やがて、近くの電線に居所を写していった。



 巣の中に残っている幼鳥も、次に飛び立とうと準備を進めているようだ。



 ただ親鳥が餌を運んでくると、欲しい欲しいと大きく口を開けてせがんでいた。これまでと変わらなかった。


 
 一夜明け、朝は子ツバメたちは巣の中にいた。しかし、先に書いた昼頃のチキッ、チキッの声の時には、幼鳥が全て巣立っていたのだ。

 もぬけになった巣。今年は役割を終えたものと思う。しかし、親鳥と思しきツバメが何度も巣の近くに飛んできた。



 やはり隣の巣のスズメが気になっているのではないだろうか。
 隣の巣はもともと、幼鳥が巣だったツバメが使っていた巣だった。2m程離れていた場所の、エアコンの外部配管の上に作られていた。昨年まで毎年、カラスに襲われていたため移設したものだった。
 それでも、最初のうちはカラスの監視に怯える日々が続いた。毎朝、近くの屋根の棟に止まり、巣の様子を監視していた。
 防護を施してカラスが近寄れなくなった後は、スズメが巣にちょっかいを出し始めた。横取りしようと巣に潜り込もうとする。

 うんざりしたのか、ツバメは巣を放棄し元の場所に巣を作ってしまった。止まれないようにマスキングテープで空間に封をしていたのだが、一部が剥がれ、巣が入るくらいの空間ができていたのだ。
 その結果、移設してスズメのものになってしまった巣、ツバメの巣、2つの巣が2m程しかない距離で営巣することになってしまった。



 スズメの巣では、抱卵している様子が見えたのだが、ヒナ鳥の姿は見えなかった。親鳥が餌を運んでいる様子を時々見かけていた。しかし、用心深いスズメのヒナ鳥は、壁から上に姿を見せることはなかった。しかし、ついに見えた。親鳥が運ぶ餌に反応して、身をスクッと伸ばしたのだ。




 3羽程のヒナ鳥がいるようだ。ツバメにとって、スズメの存在は障がいだったろう。それでも、ご近所問題もなだめすかして解決しながら、育ったヒナ鳥たちにも、しっかり飛び立ってほしいものだ。

 羽の様子を見るならば、間もなく巣立つのではないだろうか。

 我が家の周辺で、繁殖する野鳥は、ツバメ、スズメにとどまらない。庭の巣箱には餌を咥えたシジュウカラが出入りしていた。たぶん営巣したものと思う。
 


 また、周辺でウグイスがさえずっている。我が家は、このウグイスのテリトリーの中にある。このテリトリーの中のどこかで、メスが巣を作り、子育てをしたことだろう。
 そしてキジも我が家周辺をテリトリーにしている。しょっちゅう庭先を歩きまわっている。



 キジのテリトリーは、道路を挟んで東西に広がる。我が家を通り過ぎたキジは車が切れるのを待って道路を渡っていった。



 キジのテリトリーでも、どこかでメスが子育てをしたことだろう。

 この時期になると、巣立ちを終えた若鳥たちを見かけることも多い。
 先だっては不器用に飛ぶスズメを見かけた。



 2羽のスズメがいたのだが、羽ばたきがどこかたどたどしかった。

 我が家からではないが巣立ったツバメの幼鳥が電線に止っていた。
 少し離れて止る鳥はどことなくツバメと違った。



 ああ違う。セグロセキレイの幼鳥のようだ。
 彼が、ツバメに近づくと、ツバメ達は四散してしまう。同じ幼鳥でも、種が違えばやはり混じり合うのはいやなのだろうな。

 さて次にはどんな幼鳥が姿を見せるのか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿