伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

演説会が終わった

2012年08月30日 | 活動報告
 元参議院議員の小池晃政策委員長を迎え、いわきアリオスで日本共産党演説会が開かれました。小池政策委員長は、領土問題や消費税と日本共産党の提言、TPP、沖縄と安保・憲法など、国政の問題をジョークを交えながら語りました。

 ある若者は、「消費税になんで反対するか分かったし、安保条約というものが分かりました」と感想を話し、社会勉強になったことに感謝を語りました。

 演説会では、各市議が抱負を語りあいさつしました。渡辺ひろゆきさん、溝口民子さん、高橋明子さん、そして私が、それぞれあいさつをしましました。私のあいさつは以下がその内容です。

演説会―日本共産党市議団の役割

 みなさん、こんばんは。伊藤浩之です。
 今度の市議選、昨年の東日本大震災と原発の事故を受けて、どんな仕事をする議員を選ぶのか、どんな役割を果たす議員を選ぶのか、そのことが問われていると思います。

 私達日本共産党市議団は、都合7回の要望書を提出し、また、議会で取り上げる中で、校庭・園庭の表土除去、地震被害の建物を市が撤去すること、また、宅地被害に対する助成制度がいわき市独自に新設をされるなど、市民生活を支える様々な要求を実現してきました。

 また、多くの市民が願う福島県内の原子力発電所すべて廃炉の願いに応えるために、この意見書の採択を目指してきましたが、自民党系の志道会、政新会、労働組合の連合の支援を受けているつつじの会が賛成しないために、3回も廃案になっていました。

 先に開かれた7月定例会でやっと採択となりましたが、市議会への市民のみなさんの批判と署名運動が市議会を動かし、採択の力になったことはまちがいありません。

 同時に、こうした市民のみなさんと力を合わせる日本共産党市議団が、意見書の採択の道を拓いたことを、自信をもって報告することができます。

 採択された廃炉の意見書は、自民党系の会派が提出した意見書に、「県内のすべての原発の廃炉」の言葉を盛り込むことを私達が求め、話し合って、廃炉の意見書に書き換えたものでした。この話し合いが全会一致で採択する道を切り開いたのです。

 また、この7月定例会に提出された廃炉の請願は、自民党系の志道会が、いわき市議会のルールから外れた「趣旨採択」という議決をしようと画策し、委員会では議決されてしまいました。しかし、これを打ち破って全面的賛成を意味する「採択」という議決に持ち込む事ができました。

 「趣旨採択」は「無理して実施しなくても良い」程度の意味しかなく、市民が請願に込めた意思が活かされるものではありません。私たちは、議会最終日の本会議に、「ルール破り」を追及する2つの質問と3つの動議を用意して、「採択」の道を切り開くため全力をあげました。この日本共産党の行動が他の会派の議員の良心を揺り動かして、ルール破りの「趣旨採択」への反対を広げ、「採択」の議決をする道を切り開いていったのです。

 日本共産党市議団は、市民の願いをまっすぐ受け止める担い手であり、その市民の願いの実現のために4人でも議会を動かしてきました。引き続きこの力を発揮させていただきたいと思います。

 いま、市民のみなさんが、本格的に震災からの暮らしの建て直しを取り組もうという時です。様々な声が寄せられてきます。例えば津波被災地の建物の基礎撤去を求める声も届けられました。また、放射線測定の充実を求める声も届けられました。こうした声にこれからも耳を傾け、市政にしっかり届けて、市民のみなさんの暮らしを支えていきたいと思っています。

 みなさんのご支援を心からお願いしまして、ごあいさつにさせていただきます。

           ◆

 大きいのはミヤマクワガタのメスかな、小さいのはコクワガタかな。そしてチョウチョはヒカゲマダラ。みんなで仲良く樹液に集まってきたようです。下の写真はハンミョウ。毎年、1回は見かけます。3年連続の出会いです。

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