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リングフラッシュと言えば、基本的にはマクロレンズにつけて使うもの。とはいえ無影撮影ができるので、ポートレートに使うケースも多いようだ。ただ、レンズの前に装着しなければならないので、使うレンズを選ぶ。
自分としては28-300mmに装着してリングフラッシュが使いたくてサンパックの大型タイプのリングフラッシュを以前購入したことがあが、ワイド側でケラレてしまい、使い物にならないので、全く使わずじまい。
そんな折、見つけたアクセサリーがこれ。外付けストロボに装着し、光をレンズの周りに回す特殊な装置。単体で光るわけではない。
カメラとストロボの組み合わせによってストロボの発光部とレンズまでの距離が変わるので、それの違いによってRF155(距離155mm)からRF175(距離175mm)まで5mm刻みで5種類発売されている。価格は税別12,800円(送料別)。
レンズの前に装着するというよりはレンズ鏡筒の位置にリングが位置するので、レンズによっては操作性が損なわれてしまう。ただ、リングによって画角がケラレることはなさそうだ。
RF175はEOS-1Ds系+580EXまたは580EX II 用で設計されているが、私が持っているストロボは一世代前の550EX。これはストロボ発光部が580EXよりも高いのか、レンズの中心よりもやや上にリングが位置する。撮影上の問題はないが、気分的にはスッキリしない(笑)。
これを今回、PIE2009でブースのオネーサンたちを撮影するのに使用。
見た目かなり大きいので、オネーサンたちからも「大き~い!」とびっくりされたし、物珍しいからか他のカメラ小僧の注目をかなり浴びてしまったようだ(笑)。
光の質は固いものの、縦位置撮影でも人物の横にストロボの影が出ないので、まぁまぁ期待通りの出来。発光部はリング状だが、実際には下部の光量は上部よりも弱いようだ。縦位置で撮影するとき、片側だけ影が目立つことがある。
また、光量はかなり減少し、なおかつタムロンの28-300mmレンズとの相性が悪いのか、E-TTLのままでは適正露出にならず、+2 2/3前後に補正して撮影。自宅でテストしたとき、TS-E90mmではE-TTLのままで適正露出だったのだが。光量減少は望遠側で顕著だったので、今回の撮影ではISO800に増感。もう少し光のロスをなくしてほしいところだ。
ちまたでは外付けストロボ用大きめのディフューザーを販売していて、それを使うのが一番綺麗に撮影できるのかもしれないが、カメラのアクセサリーシューにストロボをつけると縦位置では人物の影が横に出来てしまう。これを避けるためにはストロボをブラケットに装着すれば解決するのだが、ブラケットをカメラ底部に取り付けると、縦位置グリップが握りづらくなる。RF175はそれがないので縦位置撮影が快適。
ただし、このアクセサリーはストロボの発光部で固定するのだが、ストロボの発光部自体がこのアクセサリーを固定することを前提に作られているわけではないので、多少のガタがある。このため、気をつけないとリング部分がずれてレンズの前にかかることがあるので注意が必要。