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高齢者の症状・疾患の特徴

2021-03-21 13:41:00 | 高齢化による体の変化

高齢者の症状・疾患の特徴

  1. 複数疾患の合併が多い
  2. 症状が非定型的で現れ方が教科書通りでない
  3. 症状が長引き慢性化することが多い
  4. 寝たきり状態につながることが多い
  5. 身体機能は個別性が高く、各種の検査成績の個人差が大きい
  6. 身体疾患に、うつ症状等の精神・神経症状が伴ったり途中から加わったりする
  7. 薬剤の反応性が若年者と異なり、薬剤の効果が強く出ることがあり、副作用も出やすい
  8. 疾患の予後が医学・生物学的な面とともに、環境・社会的な面によって支配されやすい

非定型的症状でよく見られるパターン

  • 無熱性の肺炎
  • 無痛性の心筋梗塞

感覚機能の低下、常にどこかが痛く新しい痛みに鈍感になる、神経障害、熱が出るほど免疫機能が働かない、熱を出す元気がそもそもない、などの理由による

 

既往歴を把握することで、複数疾患の合併の理解に役立つ。また、今後出てくるかもしれない症状の予測・分析にも役立つ

 



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