ひろさわの人生ダメ詰まり--No Liberty--

現在アニメ「山月記」を制作中です。囲碁もゲームもご無沙汰です。

江の第6回は見れていません

2011-02-14 22:39:23 | 時代劇
その日(2/13)は、神戸元町で囲碁の会がありまして、2時ごろから参加していました。
会が終わるのは6時ってことになっているし、
その後、食料品だけ買って帰れば
8時の放送には間に合うだろうというのが目論見だったのですが、

参加者7人ほどが全員囲碁に夢中になりすぎて、
8時ごろまで打っていたという・・・・

リアル爛柯。
2時間程度ですが。

んで、早めに寝たのですが、
スペシャル大河ドラマ「坂の上の雲」の夢を見ました。

なんだかよく分からない白い服来た長髪のヒーローが、
スローになったり早送りになったりするチャンバラで、
悪党(多分)どもをなぎ倒し、
阿部さん(秋山兄)が、地面に置くタイプのごつくて長いスナイパー系ライフルを、両手で持ちぶっ放すという、「大帝の剣」のようだ
全くの別物、痛快アクションになっていました。
というか、本物を見たことが無い。

江の第6回、本編は見れなくても、感想書いたブログが結構あるので、それ見てるうちに大体分かってしまった。
光秀がその最期に、(作者補正のかかっている)主役サイドに帰服するってのは、イヤだなあ。

今までの例で言うと、
「新選組!」の武田観柳斎とか
seedデスティニーの、キラと握手するシンとか・・・

江が某「北条時宗」の赤マフラー(公的には死亡した後の北条時輔)みたいになっているような気がする。いろんな事件に首は突っ込むけど、何もできない。
そういやあ、赤マフラーも北大路さん(謝国明)と仲良かったしね。

江~姫たちの戦国~第1回の感想というか

2011-01-31 22:04:44 | 時代劇
自分はテレビを持っていませんが、オンデマンド(一回210円)で見ました。

ウェブをさまよってみると、大体感想は言い尽くされているので、今さら自分が言わんでも・・・というような気もするが、今一度見ながら感想を書いてみましょう(有料だからもったいないってんで、何回も見ている)。

そういえば、さりげないことなんですが、
今回からやっと、画面構図がまともになったような気が。
葵徳川3代から去年まで、アナログ4:3との併用なので、
要素が中央によって変だったんですよね。

冒頭赤と黒の軍が戦ってますが、
これって使いまわし出来るように固有の旗印を使っていないのかなあ。
(それとも、すでに使いまわし??)

冒頭のまんじゅうの話は、天正11年のことで、
主人公の江姫は天正元年生まれなので、数えで11才。
満だと9才か10才・・・まあ、無理があるのは仕方が無い。
背後に安土廃城みたいなのが見えるけど、柱は残るものなのかな・・・
「火天の城」涙目

そのあと、過去に戻ります(永禄10年だったか)

柴田勝家の髪型にウエーブかかっているのは、なにかソースがあってのことなのか? カツラにウエーブがかかり始めたのは「花の乱」からのような気がするのだが・・・(太田垣とか感情高ぶった富子とか)

市の乳母・須磨さんは、なかなか良いな。

あと、兄妹の禁断の愛を匂わせているけど・・・
これが信長が市の裏切りを許し、原因なのか???

輿入れの際、織田→浅井の引渡し地点が川の中州だったのを見て、
ベルばらで、マリー=アントワネットが結婚証書を書く館を
ライン川中洲の中立地帯に設定していたのを思い出した・・・
ベルばら見てるのはGyao!で最近のことですけどね

「琵琶の実」ってなにかと思ったら「琵琶の海」だった。

ものすごく似合っている和泉元弥さんの足利義昭に
信長曰く、
「正しきお方が将軍にならねば天下は納まりません オメエサンノコトジャナイケドナー


義昭は道具という信長に、
将軍家は没落したとはいえいまだ従うものは居る、と
予言者のように忠告する市(三姉妹の母)。
正直、作者のひいきみたいなのを感じるなあ。

義昭
「そなたを副将軍に任じたいのだが」
信長
「だが断る」
副将軍って役職ありましたっけ??
義昭
「おもしろうない、なんとも おもしろうないぞ!」
この身振りとしゃべり方が、いかにも狂言ぽい感じがする。
幼少からの訓練で染み付いているんでしょうね。

信長に対抗すべきというUGMの隊長とメトロン星人に
「私は承服できません!」と、
予言者のように忠告する浅井長政(三姉妹の父)。
正直、作者のひいきみたいなのを感じるなあ。その2

で、市はこの情勢を実家の織田に知らせないといけないのだが、
乳母に渡された袋に入った白と黒の碁石小豆(袋のネズミという謎かけ)をぶちまける・・・碁石は「玉精公記」ね

このシーンは良いと思いましたね。
史実ともいえないエピソードを否定して、この作品における市の考え・性格を明らかにする・・・(史実を否定してしまうとそれは問題に)

で、まあこのあと暗い元亀の合戦が始まるわけですが・・・
さりげなく信長の旗に「(南無妙法蓮)華経」の文字がありますね。
全部は見えませんが・・・
本能寺は日蓮宗のお寺ですし、本因坊算砂も日蓮宗の坊さんだったはず。

その合戦シーンですが、
秀吉(未来の茶々の夫) 鉄砲バババン! どうだっ!
柴田勝家(未来の市の夫) 刀で単身チャンバラ
徳川家康(未来の江の夫の父) UPで決め!
と、昼間の華々しいところは主人公の関係者で占められ、

夜の比叡山の なで斬りは、
明智光秀(江とは無関係)オンリーです。
正直、作者のひいきを感じる。その3 三大天下人の内、光秀が一番好きな自分だから思うのかもしれませんが・・・ええかげんにせえや

・・・んでね。
僧兵はともかく、女(娘っ子も居るけどさすがにそれを斬る描写は省略されている)を斬る光秀の心境が今ひとつ分からない。一瞬映像にエコーがかかるので、なにかアブノーマルなことが内面で起きているのは分かるのですが、それが、このようなことを命じた信長への叛意なのか(ちくしょう、オレにばかり汚れ役を押し付けやがって!!)、それともどこぞのBASARAのような狂気への入り口なのか(ケケケSATUGAI楽しいれす)、それが分からない。
これが伏線として、それは回収されるのか??

で、再びお城。
ぁゃしぃお医者が出てくるわけですが、坊主頭なのが時代考証正しいなあと感心しましたよ。

で、子役二人が出てきて、妹に刃物突きつけて産めという例のシーンですが・・・ここで感動するべきなんでしょうか。むしろ子供がこんなことしゃべるかよとか、こんな演技させて子役のお子さんは今後健全に成長できるんだろうかとか・・・

で、次のシーン。
出産を立って行うというのは正しい考証ですね。
しかし、あの産声って、そんなに聞こえるものなのか?
たしかに人間の耳は人間の声が聞こえるようになっている。
人間の声でないものも人間の声に聞こえるほどだしね。
しかし、不自然に感じた。・・・いや、不自然だろ。

そして「江は希望」・・・この前提が今ひとつ分からん。
そう思い込みたかったということか??

あと・・・浅井長政と市の間には、男の子が居なかったか??
たしか処刑されてしまったはずだが、それを無いことにして良いのだろうか。史実ともいえないエピソードを否定するのは良い。だが史実を変えてしまう場合、何らかの強い理由が必要だ。これは、「北条時宗」の時宗の弟二人が合成されて一人になっているとか、そういうレベルの問題ではない気がする。
つまりだ、処刑させたのは信長(今後いろいろ教わる予定のおじさま)であり、実行したのは秀吉(未来の茶々の夫)だ。
この二人をそういう意味で悪者にしたくなかったんでしょうな。
これは・・・強い理由になりうるか・・・?
あと、あんまり むごい話にすると、視聴者に悪影響があるかもしれない。

結論から言うと、浅井長政と市の間に、処刑された男の子は居ないと考えても良い(処刑されたとされる浅井万福丸の生母は不明。秀吉を悪者にした処刑描写が載っている『翁草』の記述は信用できるか? 浅井万寿丸は出家したとされている・・・万寿丸は実在するのか?)


○今後の「江~姫たちの戦国~」

で、年齢のことは・・・どうすればいいのだ。

実年齢の半分から倍までが、演じられる限度である

という「2倍の法則」というのを、勝手に考えましたが、
24歳の上野さんが演じられる限度は
12歳から48歳まで、ということに。

6歳とか7歳とかって・・・・

この後、市が冷酷な復讐をしそうな気がするのは、
元禄繚乱の鈴木保奈美さんを思い出しているからなのか・・・
吉田栄作さん出ないですか。


あと・・・ドラマ本編見ていないのにいうのは恐縮ですが、
これだけは言わせてください。

「女には、生きることが戦にございます」

・・・・男もだよ。

あかね空(「受信料・花の乱」より移殖)

2007-04-08 02:56:41 | 時代劇
早速みました! みましたよ~
といっても時代劇専門チャンネルのテレビドラマ版ですが~

京の豆腐職人というよりは、浪速の豆腐やさんという感じの赤井英和さんが主人公・・・
だと思ってたんですが、その妻の真野あずささんの方が、キャストロール上なんですよね。

内容は最初の5分間ほのぼのしていて、この調子のまま最後までいくのかな~と、思い、すこし目を離したのですが、流血シーンで画面に意識が行き、あとは集中して見れました。

真野さんが長男ばかりかわいがるのはなぜか? という謎解きが一つの軸になって進みます。
隠された出生の秘密・・・

それはごらんになってからのお楽しみに。
映画もこの話とあんまし変わらない脚本なら、少なくとも物語は面白いはずです。
2007-04-08 02:56:40


○追記 2007/07/10
今日の食肉組合 - あかね空
http://star.ap.teacup.com/shokuniku/427.html
(by 事務局長様)

経由で、

隆庵日記:「あかね空」という映画
http://blog.so-net.ne.jp/ryuan12/2007-04-04
(by 隆庵様)

を読ませてもらいました。

テレビ版はよかった(と思った)んですが、なにか釈然としないものが残ってて、それをうまく言葉に出来なかったのですが、おかげさまで、なんとか言えそうな気がします。つまり・・・

あの馬鹿息子は店を取られて一からやり直したほうがよかった、山本周五郎作品ならそうしただろう。

・・・ということです。

あの終わり方じゃあ、
「赤ひげ」で、青年医師が小石川療養所に残らず、ご典医になってしまうようなもんじゃないかと・・・