２０１１今年の〆として

今年の〆はやっちゃん話でござる(照)


本当に今年程早く過ぎ去った年はなかったなー、日本国中が驚愕した東日本大震災、これが日本なのっ！とくいいるように映像を見ていた３・１１、それから一月。。。私の４・１２　癌宣告

４／１２うちに帰って　やっちゃんに「　癌て言われた。。　」て話たらとても驚いた顔して私の手を握りながら黙って聞いていました。
以前から私が腰痛い痛いって言ったら　「　内臓が悪い事もあるから病院行って診てもらった方がいい　」て言われ、土曜日に病院へ行こうと思っていても　当日になったらそれ程痛くもなくなっていたので　ずっと先送りしていた私。　やっちゃんにきっと　だから言ったのに。。。とか言われるんだろーなとか思っていたので予想外の反応でした。

その頃、くま君が東京に進学したので部屋がひとつ空いたのを機会に　やっちゃんとは別々の部屋で寝ていました。

子供達も巣立ったし、これからは自分の時間を楽しまなきゃ、独身の頃のように自分の部屋を持ってすきな音楽かけたり、遅くまで本読んだり、アロマの香りを楽しんだりしたかったから。やっちゃんの鼾もうるさかったし、夫婦別々に寝るのはどっかな？とも思ったけど、もういいっかって感じで別々した。

でもその４／１２から　やっちゃんは自分の部屋から布団運んできて私のベッドの下にひいてずっと傍にいてくれました。
お姫様とけらいみたい感じで。。。でも　とてもありがたかった、そのおかげで　私は孤独にならなくて済んだと思ってます。

人間いつかは死ぬって当然誰しもわかっているけど、癌宣告後　そのいつかは死ぬって事がまるで違った色合いになってしまう。そして　今までとは、みんなとは違う場所、ひとつ壁を越えた所にいる自分にはっとして孤独感にひたってしまいがちになってしまうんだと思う。。。
でも　やっちゃんはまさに伴走者として一緒にスタート切ってくれました、だから私は孤独にはならなかった。。。
警察でいう初動捜査が良かったみたい感じかな。。ちがうか

結婚して２３年、もう百回以上　離婚してやる～とか思ったけど、本当にやっちゃんには救われたと思ってます。

毎晩　浮腫にならないようにマッサージしてくれたり　色々外に連れ出してくれたり　家事も手伝ってくれたり　本当にありがたいと思っているし、私があそこ痛いここ痛い、疲れた、病院行きたくないとか言えるのは　やっぱやっちゃんだけ。。。
逆だったら。。私はやっちゃんのようにはとてもできません。

私が感謝して変わったからか、やっちゃんが変わったからか　鶏と卵と同じで　どっちが先かわからないけど　この事を機会に随分とちゃんとお互いの弱音なんかも話し合える夫婦になってきたと思えます、今はベクトルの向きが同じになった気がする。。。だから　病気はまんざら悪い事ばかりでもなかったのでした。

しかも　私の事を「　がんちゃん、がん太郎、ガンジー　」とか呼んで腫れものにさわるように接しなかったので　子供達も明るく普通に溶け込んで？いく事ができたと思います。
がんネタＯＫで笑えます
そう　みんないい感じでやってくれてます。本当に大人になったな。


そしてこのブログ。。。途中何回か　こんな事書いて人に読まれて一体私は何をしたいんだろ、わからなくなった時もあったけど、柳田邦男さんの本の中に　「　人は死を意識したりすると　自分のポケットに入っている　ビー玉やボタンを取り出して自分だけの色や形を確認してみたくなる。。そして確認できた時　人生に納得して受容できる　」という主旨の文章に出会った時、宝物をみつけた感じで、やっと気持ちがしっくりとストンと落ちていく事ができました。

だから　これでいいんだって思えました。


来年もやっちゃんにお世話になりながら　毎日毎日大切に楽しくやっていこうと思ってます

なんだか　すご～い仲よしな夫婦みたいだけど　もちろんケンカもしてます、やっちゃん時々うざいし。。荒いんだもん。。


年越し蕎麦の代りに。。。ん～よくわからん

　今年とても感謝しているやっちゃん話で２０１１〆てみました