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8時45分歩いて10分位の所から、迎えに来てくれた。道で迎え様としたが、其れもいけないという。兎に角今日は 型に完全に嵌って見様と思う。何か小学校の遠足前の様な心境である。当日の朝「○○さ~ん準備はどうですか」と8時45分に病院から来られた。「は~い!!」と迎え入れた。自分は何も分からないが、私の条件は要支援2という事らしい。もう家を出る準備は出来ましたかと言う。私はあとはガス・ストーブの火を切るだけですと言うと、マネージャーさんが確認して切ってくれた。
そして部屋では杖はつかれて、ないんですねという。役所の調査の時杖使用と言ったのを、思い出した。家の中では杖はついておりませんとあっさり白状した。スムーズな足の動きはなく、パーキンソンの特徴的な歩き方に足は勝手になりたがる。外に出ると見慣れない車が、車庫にあった。先ず先生と(療養師?)挨拶を交わしケアー場に到着。先ず私の要求を求めた。お手洗いをお願いした。「は~い!」分かりましたと答えてくれた。それが最初の会話であった。デイ・ケア場は端から端まで往復すると、ふ
っ!!と言う。このデイ・ケアにはおばあちゃん方が断然多い。吾々男族は10名前後だけ。その中で一人のおばあちゃんが当日の誕生日を迎えられた人として紹介されていた。私は感動した。その感動もあの大木に出会った時の感動である。私の小ささを感じながら初めの拍手から最後まで、名前は紹介時に言われたが忘れた。周りにおられる方々は不治の病を持たれてない事にジェラシイーを感じたのは、その日が初めてである。然し、私の目標ができた。あの方の様に102歳は生きられなくとも、燃えてみたい!
私の運転免許証は来年まであるが、歩く免許証はない。強いて言えば杖かも知れない。