平良文は東国に移住し武蔵国村岡(熊谷市)に館を構えて村岡五郎と名乗っていました。村岡は源宛が館を構える箕田と荒川をへだてて近いところにあり、その家来達はよく小競合いをくり返していました。
ある日、平良文から源宛あてに一通の書状が舞い込んできました。その書状には次の様に記されていました。
「お互いに武勇すぐれた武人を自認しているが、部下同士で争い合っても意味がない。
ひとつ二人だけで一騎打ちをしようではないか」と……
源宛は平良文の挑戦に応じ互いに部下を引きつれて決闘場である佐谷田(熊谷市)の荒川河原に乗り込みました。やがて二人は部下に手出しはするなと命じて前に進みいでました。
平良文も満月のように弓を引きしぼり、源宛にむけ矢を放ちました。
源宛は平良文の放った第一の矢を軽くかわし、第二、第三と矢継ぎ早やに射られる矢を次々に刀で打ち落します。このすばらしい早業に敵味方とも我を忘れて喝采を送りました。
今度はかわって源宛が弓を引きました。平良文も負けじと第一の矢を軽くかわし、第二、第三の矢を刀で打ち落します。うわさの通り両者は一歩もゆずらず武術の限りをつくして戦いました。
戦い終わった二人は互いにかけ寄ってその健闘をたたえ合い、今後は助けあって地方の開発に尽くそうと誓い合ったといいます。
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源宛は平良文の放った第一の矢を軽くかわし、第二、第三と矢継ぎ早やに射られる矢を次々に刀で打ち落します。このすばらしい早業に敵味方とも我を忘れて喝采を送りました。
今度はかわって源宛が弓を引きました。平良文も負けじと第一の矢を軽くかわし、第二、第三の矢を刀で打ち落します。うわさの通り両者は一歩もゆずらず武術の限りをつくして戦いました。
戦い終わった二人は互いにかけ寄ってその健闘をたたえ合い、今後は助けあって地方の開発に尽くそうと誓い合ったといいます。
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