今昔物語集 巻第二十五 第三
《源充(宛)と平良文の合戦せる語》⑤
互の郎等共、各主共の馳組て射合けるを見ては、「今や被射落る、今や被射落る」と肝を砕て心を迷して中々我等が射合て生も死もせむよりは難堪く怖しく思けるに、此く射さして返れば、怪しみ思けるに、此の事を聞てぞ皆喜び合へりける。
昔の兵此く有ける。
其後よりは、充も良文も互に仲良くて、露隔つる心無く思ひ通はしてぞ過けるとなむ伝へ語りたるとや。
『今昔物語集 本朝部(中)』岩波文庫より
《源充(宛)と平良文の合戦せる語》⑤
互の郎等共、各主共の馳組て射合けるを見ては、「今や被射落る、今や被射落る」と肝を砕て心を迷して中々我等が射合て生も死もせむよりは難堪く怖しく思けるに、此く射さして返れば、怪しみ思けるに、此の事を聞てぞ皆喜び合へりける。
昔の兵此く有ける。
其後よりは、充も良文も互に仲良くて、露隔つる心無く思ひ通はしてぞ過けるとなむ伝へ語りたるとや。
『今昔物語集 本朝部(中)』岩波文庫より
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