現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない第63回:(フィクション)

2016-11-22 05:35:15 | 日記

「小池都知事も本当にしんどいよね。豊洲問題なんて前の人達の仕出かした事だもんなあ」

 Nはいまいましそうにこう呟いた。

「ホントだよなあ。都知事就任後いきなり難しい問題が立ちふさがるんだもん」

 みんなため息をつく。

「これらの前任者の問題が片がついたら小池都知事には『東京都民のための食料対策』これを示して欲しいな」

「どういう意味」

「東京都民の通常の食料調達、災害時、緊急時の食料調達方法を示して欲しい」

 みんな真剣である。

「東京が有事の際、食料供給システムが出来ていないと、右往左往してとんでもない事になる」

 Nは仲間を見渡した。

「東京、横浜、名古屋、京都、大阪の都市が全部一斉に災害に見舞われる事もある」

 Nはもう一度仲間を見合わした。

「小池都知事も大変だ」

「みんなで応援しよう」

 Nとその仲間はお互いの顔を見て頷いた。

 


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