比良山に特化した書籍や文献は、鈴鹿や京都北山のそれに比べて非常に少ない。(ガイドブックや地図を除く)
山域が狭いこともあると思うが、もっとあってもいいのではないかとも思う。
これは1977年にサンブライト出版部より発行された「比良の詩」。
写真・文は山本武人氏。
氏の(写真)個展「比良の四季」、勤務先でもあった滋賀日日新聞に133回にわたってロンクラン連載されたコラム「比良の詩」を1冊の本にまとめたもの。
「岳」「滝」「沼と原」「峠」「花」「雪・氷」の章に分けて、モノクロながら貴重な写真と解説が書かれており、比良の美しさとすばらしさを再認識できる内容。
「滝」の項では八ッ淵や楊梅、神爾、夫婦と言った有名な滝はもちろん、口の深谷滝群、十九の滝、貫井谷滝群、八幡谷滝群、横谷滝群までも取り上げられており、滝好きの私にはこれだけでも充分楽しめる。
現在は絶版だが、古書店に行けばあるかもしれません。
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