2017.07.22[楊梅の滝口駐車場〜雌滝〜薬研滝〜雄滝〜落ち口〜獅子ヶ谷〜オトシ右俣〜滝山南尾根〜滝山〜655出合〜鳶岩分岐〜げんき村裏口〜楊梅の滝口駐車場]
※薬研滝左岸・獅子ヶ谷沿い・滝山南尾根コースは一般登山道ではありません!
暑いので獅子ヶ谷のナメ滝で遊んで、ツチアケビの花を探しに行こうと出発。以前(2005年7月)雄滝の上部でツチアケビの花を見つけたことがあった。ツチアケビとはラン科の腐生植物で肉厚の褐色系オレンジ色の大きな花をつける。葉緑素を持たないため葉もなく、褐色の茎だけが地面から1mの高さまで伸びる大きさなので異様な感じがするが美しい花。今回それをまた見たくてこのコースを選んだ。
滝入口駐車場には3台の車。階段を上って遊歩道に入るとすぐにキノコを発見。さっそくカメラを出す。そのまた上にもキノコ。きょうはひとつひとつキノコを観察していればなかなか前に進めないぞと、ある程度キノコは無視することに。
雌滝は2条で右水流がやや水が少ない。この滝の水流がその日の水量の目安となる。きょうは普通。左右の水量が同じだとやや多め、1条にまとまっていれば多く、反対に右が枯れているか濡れている程度なら少なめ。
雌滝上から浮いた鉄製の橋を渡り薬研滝コースに入る。このコースは明瞭だが濡れた岩場を登るので注意が必要。でも薬研滝群を近くから眺められる。
雄滝は美しいと言うよりも荒々しい滝。いろいろな水流が見られて飽きることはない。ただ今日はどの滝にも日が差し込み日陰とのコントラストが激しいため滝の撮影日和ではない。後で確認するとほとんどの滝写真は光の当たる水流が白飛びしてしまっていた。
雄滝から滝見道を一旦涼峠に向かう登山道分岐(第2展望所)まで出る。ここから獅子岩に行く道が分かれている。これをたどると獅子岩の基部から雄滝の落ち口に行ける。落ち口からは琵琶湖も眺められ、休憩にはもってこいの場所。
雄滝落ち口から3段のナメ滝横を登り獅子岩の裏に回り込む。チョックストーン滝を右岸から越すところまでは踏み跡明瞭。右に大岩を乗せた末広がりの美瀑は右岸から。この上は連続するナメ滝で濡れること覚悟ならどこからでも越せて楽しい。
右から細い支流が入るところで以前ツチアケビの花を見かけた。今回それをもう一度見たくて辺りを探したが見つからず。12年も前のことだからねぇ。秋にみのる実は赤い小さなバナナのようなので目立つため、もう一度秋に探しに来ることにするか。その代わりに上部のナメ横でこちらも腐生植物の初めて見るシャクジョウソウ(錫杖草)を見つけた。この花は時々見かける白銀色のギンリョウソウに似るが、少し黄味を帯びていて一つの茎に複数の花を咲かすのがその違い。ギンリョウソウに比べて個体数は非常に少ない。その他の花は見かけないがキノコは多い。その大抵がテングタケ科もしくはイグチ科のキノコ。
上部に行くと再び道が左岸沿いに不明瞭ながら現れる。数箇所「北小松区有林」のプレートがかかっている。道は少し谷から離れるので忠実に谷をいく。
涼峠からの登山道との出合の小広場で昼食。ここには昔小屋があった。小屋は跡形もないが瓶などのゴミだけが残っている。その後谷沿いの登山道を少しだけ歩き、オトシ分岐からオトシ右俣ともいえる谷沿いの踏み跡をたどる。以前はよく使われていたようでまだ十分使える道だ。いくつもの分流脇に美しい緑のミズゴケが帯状に生えているのが面白い。やがて道は尾根に取りつくと次第に不明瞭となってくる。急斜面になるとやや大きなモミの木があり、この先はほぼ道は消えている。でも滝山は目と鼻の先。
滝山からは明瞭な尾根道を東へ。アップダウンが少なく快適な道。その道を進むと大量発生したセミや蛾が地面から一斉に飛び立つ。小さなセミで鳴いてないのでわからないがヒグラシなのだろうか、蛾は黄色いものだが種類はわからない。飛び立ったセミが時々体にぶつかる。655分岐から谷に下りていくと少し道はわかりづらく迷いやすい。テープを探しながら下り、谷から離れトラバースルートとなると再び道は明瞭に。
最後にトビ岩にでも寄って琵琶湖を眺めながら風に当たろうと思っていたのだが高度を下げると風もなくなり蒸し暑くなってきた。汗でビショビショの顔にクモの巣が多くまとわりつくので鬱陶しく、トビ岩からの眺望は今回は諦めて、げんき村に下りるコースに入る。ここにもキノコは多いがやはりテングタケ科もしくはイグチ科のキノコばかり。この道のクモの巣の多さには辟易した。下り立った頃にはクモの巣でベトベトになってしまった。げんき村キャンプサイトの水道で裸になり水浴びをして滝入口の駐車場に戻る。
重たい三脚を持って行ったが、結局楊梅の滝雌滝で使用しただけ、あとは枝に引っかかるわ倒木をくぐる際に邪魔になるわ、持ってかへんかったらよかった。
滝入口の駐車場から遊歩道を登り始めて2つめの小滝
その上流に、岩の上を滑る小滝がある
雌滝下にある段瀑 2条に分かれた右流の方
雌滝 水流に日が当たり白飛びしてしまう
雌滝を左から
雌滝上に続く滝群の最下流 薬研の滝とはどこからどこまでを指して言うのかよくわからない
もう少し上から同じ滝を
続いてすぐに7mほどのやや斜めになった直瀑が落ちる この滝が薬研滝群で一番美しい
7m直瀑の上は間髪入れずに3段の斜瀑がある
斜瀑下部と7m滝を上から
この斜瀑の上はすぐ雄滝
雄滝 今日は平均的な水量
どの滝も日が当たり、コントラストが強く撮影日和ではない
雄滝の落差は40m 比良山中最大の滝
雄滝の落ち口
雄滝の落ち口2 遠くに琵琶湖が見える
雄滝すぐ上の3段滝下段
雄滝すぐ上の3段滝中段
雄滝すぐ上の3段滝上段
谷が左に回り込んで獅子岩の裏に入るとこの滝がある
ナメ滝が多い獅子ヶ谷では珍しい直瀑
少し間があって右手に大岩を従えた末広の美しい滝がかかる
末広滝と大岩
末広滝のすぐ上からはナメ滝群が始まる まずは3段に見えるこの滝
左岸に渡ってナメ滝を見る
3段に見える最上段は独立した滝
2mナメ滝
2条3mナメ滝
すぐ上の3mナメ滝
3mナメ滝別角度
2mナメ滝
ツルタケと思われる
腐生植物のシャクジョウソウ ギンリョウソウより黄色っぽく花を複数付けるのが特徴
イグチ科の何か
最上流10mナメの途中に2mの落差の滝がある
10mナメの上
またイグチ科のキノコ
これもイグチ科
オトシ右俣にある沼
オトシ右俣の風景
またまたツルタケ?ツルタケはテングタケ科
尾根に乗るとやや大きめのモミの木がある
げんき村に下りる道と鳶岩へ向かう道の分岐にある巨木
この巨木はホオノキかな?
本来の意味でヤバイ奴です(テングタケ科)
これまたイグチの仲間
どこまでもイグチ科
下山途中には数箇所琵琶湖を見渡せるところがある
※薬研滝左岸・獅子ヶ谷沿い・滝山南尾根コースは一般登山道ではありません!
暑いので獅子ヶ谷のナメ滝で遊んで、ツチアケビの花を探しに行こうと出発。以前(2005年7月)雄滝の上部でツチアケビの花を見つけたことがあった。ツチアケビとはラン科の腐生植物で肉厚の褐色系オレンジ色の大きな花をつける。葉緑素を持たないため葉もなく、褐色の茎だけが地面から1mの高さまで伸びる大きさなので異様な感じがするが美しい花。今回それをまた見たくてこのコースを選んだ。
滝入口駐車場には3台の車。階段を上って遊歩道に入るとすぐにキノコを発見。さっそくカメラを出す。そのまた上にもキノコ。きょうはひとつひとつキノコを観察していればなかなか前に進めないぞと、ある程度キノコは無視することに。
雌滝は2条で右水流がやや水が少ない。この滝の水流がその日の水量の目安となる。きょうは普通。左右の水量が同じだとやや多め、1条にまとまっていれば多く、反対に右が枯れているか濡れている程度なら少なめ。
雌滝上から浮いた鉄製の橋を渡り薬研滝コースに入る。このコースは明瞭だが濡れた岩場を登るので注意が必要。でも薬研滝群を近くから眺められる。
雄滝は美しいと言うよりも荒々しい滝。いろいろな水流が見られて飽きることはない。ただ今日はどの滝にも日が差し込み日陰とのコントラストが激しいため滝の撮影日和ではない。後で確認するとほとんどの滝写真は光の当たる水流が白飛びしてしまっていた。
雄滝から滝見道を一旦涼峠に向かう登山道分岐(第2展望所)まで出る。ここから獅子岩に行く道が分かれている。これをたどると獅子岩の基部から雄滝の落ち口に行ける。落ち口からは琵琶湖も眺められ、休憩にはもってこいの場所。
雄滝落ち口から3段のナメ滝横を登り獅子岩の裏に回り込む。チョックストーン滝を右岸から越すところまでは踏み跡明瞭。右に大岩を乗せた末広がりの美瀑は右岸から。この上は連続するナメ滝で濡れること覚悟ならどこからでも越せて楽しい。
右から細い支流が入るところで以前ツチアケビの花を見かけた。今回それをもう一度見たくて辺りを探したが見つからず。12年も前のことだからねぇ。秋にみのる実は赤い小さなバナナのようなので目立つため、もう一度秋に探しに来ることにするか。その代わりに上部のナメ横でこちらも腐生植物の初めて見るシャクジョウソウ(錫杖草)を見つけた。この花は時々見かける白銀色のギンリョウソウに似るが、少し黄味を帯びていて一つの茎に複数の花を咲かすのがその違い。ギンリョウソウに比べて個体数は非常に少ない。その他の花は見かけないがキノコは多い。その大抵がテングタケ科もしくはイグチ科のキノコ。
上部に行くと再び道が左岸沿いに不明瞭ながら現れる。数箇所「北小松区有林」のプレートがかかっている。道は少し谷から離れるので忠実に谷をいく。
涼峠からの登山道との出合の小広場で昼食。ここには昔小屋があった。小屋は跡形もないが瓶などのゴミだけが残っている。その後谷沿いの登山道を少しだけ歩き、オトシ分岐からオトシ右俣ともいえる谷沿いの踏み跡をたどる。以前はよく使われていたようでまだ十分使える道だ。いくつもの分流脇に美しい緑のミズゴケが帯状に生えているのが面白い。やがて道は尾根に取りつくと次第に不明瞭となってくる。急斜面になるとやや大きなモミの木があり、この先はほぼ道は消えている。でも滝山は目と鼻の先。
滝山からは明瞭な尾根道を東へ。アップダウンが少なく快適な道。その道を進むと大量発生したセミや蛾が地面から一斉に飛び立つ。小さなセミで鳴いてないのでわからないがヒグラシなのだろうか、蛾は黄色いものだが種類はわからない。飛び立ったセミが時々体にぶつかる。655分岐から谷に下りていくと少し道はわかりづらく迷いやすい。テープを探しながら下り、谷から離れトラバースルートとなると再び道は明瞭に。
最後にトビ岩にでも寄って琵琶湖を眺めながら風に当たろうと思っていたのだが高度を下げると風もなくなり蒸し暑くなってきた。汗でビショビショの顔にクモの巣が多くまとわりつくので鬱陶しく、トビ岩からの眺望は今回は諦めて、げんき村に下りるコースに入る。ここにもキノコは多いがやはりテングタケ科もしくはイグチ科のキノコばかり。この道のクモの巣の多さには辟易した。下り立った頃にはクモの巣でベトベトになってしまった。げんき村キャンプサイトの水道で裸になり水浴びをして滝入口の駐車場に戻る。
重たい三脚を持って行ったが、結局楊梅の滝雌滝で使用しただけ、あとは枝に引っかかるわ倒木をくぐる際に邪魔になるわ、持ってかへんかったらよかった。
滝入口の駐車場から遊歩道を登り始めて2つめの小滝
その上流に、岩の上を滑る小滝がある
雌滝下にある段瀑 2条に分かれた右流の方
雌滝 水流に日が当たり白飛びしてしまう
雌滝を左から
雌滝上に続く滝群の最下流 薬研の滝とはどこからどこまでを指して言うのかよくわからない
もう少し上から同じ滝を
続いてすぐに7mほどのやや斜めになった直瀑が落ちる この滝が薬研滝群で一番美しい
7m直瀑の上は間髪入れずに3段の斜瀑がある
斜瀑下部と7m滝を上から
この斜瀑の上はすぐ雄滝
雄滝 今日は平均的な水量
どの滝も日が当たり、コントラストが強く撮影日和ではない
雄滝の落差は40m 比良山中最大の滝
雄滝の落ち口
雄滝の落ち口2 遠くに琵琶湖が見える
雄滝すぐ上の3段滝下段
雄滝すぐ上の3段滝中段
雄滝すぐ上の3段滝上段
谷が左に回り込んで獅子岩の裏に入るとこの滝がある
ナメ滝が多い獅子ヶ谷では珍しい直瀑
少し間があって右手に大岩を従えた末広の美しい滝がかかる
末広滝と大岩
末広滝のすぐ上からはナメ滝群が始まる まずは3段に見えるこの滝
左岸に渡ってナメ滝を見る
3段に見える最上段は独立した滝
2mナメ滝
2条3mナメ滝
すぐ上の3mナメ滝
3mナメ滝別角度
2mナメ滝
ツルタケと思われる
腐生植物のシャクジョウソウ ギンリョウソウより黄色っぽく花を複数付けるのが特徴
イグチ科の何か
最上流10mナメの途中に2mの落差の滝がある
10mナメの上
またイグチ科のキノコ
これもイグチ科
オトシ右俣にある沼
オトシ右俣の風景
またまたツルタケ?ツルタケはテングタケ科
尾根に乗るとやや大きめのモミの木がある
げんき村に下りる道と鳶岩へ向かう道の分岐にある巨木
この巨木はホオノキかな?
本来の意味でヤバイ奴です(テングタケ科)
これまたイグチの仲間
どこまでもイグチ科
下山途中には数箇所琵琶湖を見渡せるところがある
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