滋賀県・京都府とその周辺の山と滝

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2020.07.18/竜王町鏡山

2020-07-18 22:37:52 | 滋賀湖東の山(鈴鹿以外)
2020.07.18[竜王町観光駐車場13:01〜13:11滝不動明王13:16〜13:37小さな池13:44〜13:48モトクロ山〜13:51小さな池〜14:14友情の橋〜14:19野外活動センター〜14:59涼み岩15:03〜15:03鏡山15:08〜15:17雲冠寺跡〜15:32鳴谷池東屋〜15:53竜王町観光駐車場](距離8.2km 累積標高294m)

・滝不動明王から希望ヶ丘間はちょっとした岩場やブッシュあり。また足元はシルい、特の雨の後は濡れること覚悟。分岐も多く、最初の小峠を越えた箇所では北の谷に入り込みやすい。

友人の個展を近江八幡の「かわらミュージアム」まで見に行く予定で、車で行くルートを検索すると竜王インターチェンジで下りるのが一番速いらしい。
竜王インターチェンジと言えば、すぐそばに鏡山がある。その鏡山をヤマレコでチェックしてみると、10日前の7月8日にuriuri4211さんがちょうど行ってこられたところだった。
そういえばそのレコを拝見していたが、わたしはこのあたりの地理に疎いので、それがたまたま、わたしが行きたいと思っていたルートあることには、なかなか気づかなかった。
uriuri4211さんが参考にされたnakato932さんのレコもチェック。ここは面白そうではないか。uriuri4211さんのルートをそのままなぞる形で計画する。これなら午後からでも十分に楽しめそうだ。

9時半に家を出る。名神高速を車を走らせていると、菩提寺パーキングを過ぎたあたりから結構な雨が降ってきた。
きょうは久しぶりに雨の確率が低かったので雨具持参などの雨対策はしていない。大丈夫だろうかとまずは近江八幡へ。
ムギワラを丹念につなぎ合わせたフィンランドの伝統芸術「ヒンメリ」の作家である友人の個展を見る。久しぶりの再会で話が弾む。
正午を回ったので、近くの八幡堀などを散策して駐車場に戻り、竜王町の鏡山登山口へ。

ちょうど午後1時から登り始める。雨を心配したが、道は濡れているものの晴れ間が覗いてきている。
まずは滝不動明王へ。滝自体の名前はないのかな。日記の滋賀県の滝連載に載せようかどうか微妙な感じの滝だ。さすがに平常時より水量は多いようで、右の打たせの滝左側にも自然の流れの滝が2本、合計三筋になって清々しく流れ落ちている。
ただ残念なのは、左の滝に日が当たり、右の打たせの滝や下段の小滝との明暗差が大きく、写真を撮るには向いていない。

滝不動明王の上にもしばらく小滝が続くが明るい開放的な谷となっており、歩くにはとても気持ちのよいところだ。振り返ると久しぶりの青空が眩しい。
ただ岩場を歩くので、午前中の雨で岩が濡れており滑りやすい。きょうは普通のランニングシューズなので余計に滑りやすい。また、流れの中を歩くところもあるので、この靴は失敗だった。
さらにこの後、池や湿原を歩く箇所も多く、雨の後でなくても、このコースではランニングシューズは不向きであることを思い知らされる。

徐々に傾斜が緩やかになる谷道を歩いて行くと、足元にはモウセンゴケなどの小さい草花がたくさん現れる。
一番目立つのはノギランで、ショウジョウバカマのような地を這う長い葉から花茎がすくっと延び、白い花をたくさん咲かせるので目立つ。モウセンゴケは白い花を付けるが時折ピンク色のものもある。ラン科の花を探して歩くも、見つけられなかったのは残念。ちなみにノギランはラン科ではなくユリ科。

小さな峠を越えると分岐で、左をとるとすぐに小さな池が見える。ここはトンボの楽園でシオカラトンボ、ハッチョウトンボ、キイトトンボが乱舞している。
ハッチョウトンボは近づいてもなかなか逃げずに近くで写真に収められたが、美しい黄色と緑のキイトトンボは近づくとすぐ逃げる。このキイトトンボはオスとメスが合体しながら飛んでおり、時々池に尾をつけて産卵している。

この池の手前の分岐を右手に行くものだと思って、池から戻りそちらを辿る。
すぐ先の広い河原付近にはイシモチソウがたくさん生息しているが、花の時期は終わり草自体が茶色く変色してきている。
さらに小さな池を見て一段上がると、そこは一面はげ山。モトクロス場のよう。(後で知ったことだがここはモトクロス山と言って実際にモトクロスのゲレンデとなっているようだ。)
ここにもこうなる前には湿原が広がっていたのではないかと思うと残念で、この土砂が下流に運ばれ、先ほどのトンボが乱舞していた池にまで流れ込まないかと心配になる。

ここでGPSで確認をとるとルートを間違っていたことに気づく。大きく北に逸れている。
トンボ乱舞池まで戻り、ジュクジュク足元の池の縁を通って西に進む。
この先は小さなアップダウンの道で、いくつかの小谷を渡っていくが、道に水が流れているところも多く、その上ブッシュで足元が見えないところもあって、やはり今日の靴では滑りやすく、再びきょうの靴の選択を間違ったことを思い知らされる。

谷を渡り少し登って林道に出る。この林道をしばらく歩いて行くが、どうもルートが違うのではないかと思い、GPSチェックすると、やっぱり林道を歩かずに谷筋にある道を行くのが通常ルートらしい。
谷に下りやすいところを探して下る。途中巨大なアカヤマドリが突然目の前に現れビックリさせられる。20㎝近い傘の大きさでどっしりと重量感もあり、それが数本はえている様はまさに圧巻と言える。
よく見るとあたりはキノコだらけ、赤いキノコ、黄色いキノコ、地味な茶色いキノコ、いよいよキノコのシーズンになってきたようだ。

谷筋をしばらく歩くと舗装路に飛び出す。ここは希望ヶ丘の敷地内。橋を渡り野外活動センターを過ぎると、駐車場の横から再び山道となる。よく整備された尾根道であまり面白くないが、キノコだけは相変わらずいたるところに見られ、退屈さは感じない。

アップダウンをくり返し、最後に急登となるとすぐ鏡山山頂に到着。南側に視界が広がる。ここでようやく水分とエネルギー補給。
ここは三角点のある山頂で、東に少し歩くと最高点の山頂がある。三角点山頂より20センチ高いだけだが。この山頂より少し北に下ると、展望台があるが老朽化が進み傷んで危険なのだろうか、立入禁止となっている。
最高点山頂に戻り東へ下る。分岐点近くには東に視界が開ける箇所がある。分岐を右にとり雲冠山寺跡を通り過ぎると水の音が近づいてきて沢に下り立つ。

谷筋の歩きやすい道を進むと鳴谷池。きっちり刈り込まれた池畔の道を進み、途中何度か鳴谷渓流の写真を撮るために谷に下りながら駐車場に戻る。

低山ながら、なかなか変化があって見所も多く面白いコースでした。uriuri4211さん、nakato932さん、レコを参考に楽しませていただきました。ありがとうございます。



友人の個展を見に近江八幡かわらミュージアムへ


ステキな作品です


ミュージアム裏の八幡堀を散策


さて、午後からは鏡山へ
ノギランが多く目立ちます


滝不動明王
今日も午前中雨が降っていたので水量も多い


日が射し明暗のコントラストが強くて写真にならない


滝の上の道
きょうは普通のランニングシューズなので濡れた岩は滑ります


小滝が続きます


2条の小滝を横から


明るい谷です
道なのか谷なのかわからないところが多いので、すぐに靴が濡れてしまう
[拍手あり]


ピンク色のモウセンゴケの花(つぼみ状態)


さらに小滝が続く


シオカラトンボ


明るい谷です
道なのか谷なのかわからないところが多いので、すぐに靴が濡れてしまう


モウセンゴケがいたるところに


モウセンゴケの花


ノギラン


なんだ?ヒメジオンじゃないし、ノジギクでもないし……


小さな池にハッチョウトンボがいました


なかなか逃げずに相手をしてくれました


こちらはすぐに逃げるキイトトンボ
雄雌合体で産卵中


広い河原に出ました


イシモチソウがありますが、もう時期は終わり


モトクロス山に出ました
ルートを逸れていたようです
引き返します


これは結構大きくて水色が鮮やか
オオシオカラトンボでしょうか


キノコがたくさん現れてます
これはアカイボカサタケでしょうか


雨上がりのブッシュはビショビショ


ピンぼけのネジバナ


巨大なアカヤマドリが


傘の直径は20㎝近くはありそう


キイボカサタケだと思う


この仲間のキノコはさっぱりわかりません


シロオニタケかな?


ヒイロベニヒダタケかな?


ベニヒガサだと思う


ヘビキノコモドキだろうか


コテングタケモドキっぽいなぁ


テングタケ
ツバは落ちたのかな?


三角点山頂からは南方に視界が開けます


384.6m


384.8m こちらの方が20センチ高い


展望台は老朽化のため?封鎖


ドクツルタケか


今度は東に視界が開ける


雲冠寺跡を通る


テングタケ


カキラン?もう終わってます


鳴谷池


キイボカサタケでしょうね


鳴谷渓流は水量多く迫力あります






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