障害者とともに...

障害児(者)福祉についての私的な考えをつづります。

平凡な日々・・・

2004年10月23日 13時03分11秒 | 実践日報
 昨日の出来事・・・よくあることなのですが・・・
 午前中はみんなで作業活動、今日の仕事は「紙袋のひも通し」下請けの仕事でした。
 午後からは、天気もいいので散歩に近くの公園にいきました。

 人一倍、寂しがりで誰かにいつも見られていないと不安になったりパニックになったり・・・家庭の中でも同じようで・・・
 散歩に行く途中、すこし不安になったのか飛び出してしまったその仲間は、約1時間一人で古本屋に立ち寄ったりブランコに乗りにみんなとは別の公園に行ったりしていました。

 「一人で行ったらあぶないやろ!」

 「ごめんなさい」

 こんな言葉のやり取りが続く・・・

 「誰もしゃべってくれへんから・・・」
 「車椅子の子(仲間)やったらおしてあげられるねん」

 車椅子の仲間に、気をとられて相手にしてもらえない寂しさ、でも車椅子の仲間の事を誰よりも気遣ってくれる優しさの持ち主でもあるのです。自分の寂しさを上手く言葉で表現できなくてパニックになったり飛び出したり・・・

 平凡な毎日の中で起こる出来事・・・今の作業所でよかった。他人のことを思いやれる仲間たちがいてよかった。・・・パニックは大変だけど・・・そう思える平凡な日々でした。